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2015年8月27日木曜日

小字花輪と長作の分布

小字花輪と長作は狩猟民が最初に命名した地名であると考えています。

小字花輪と長作の概略分布

小字花輪と長作が狩猟民命名の小字であるという仮説の確からしさを高める活動(調査)を継続的におこない、少しづつ情報を集めて行くつもりです。

恐らく、地形それも氷期の地形との関係や狩猟方法との関係が焦点になると考えます。

現代人あるいは過去の住民(農民)が「花輪」や「長作」に抱いたイメージ・意味、あるいはそれに投影したイメージ・意味は、これらの地名の語源検討と全くといっていいほど関係がないことが明らかになると思います。

この仮説の確からしさが高まれば面白いことですし、逆にこの仮説を否定できる根拠となる情報を得ることができれば、それもまた面白いことです。

花輪はクラスター状になっているところもありますが、大局的には特定地域に偏在することなく、満遍なく分布します。地形との関係をみると台地縁に多く分布します。

長作は下総台地が狭まる野田市域付近には出現しません。それ以外の土地では分布がクラスター状になっているところもありますが、大局的には特定地域に偏在することなく、満遍なく分布します。地形との関係をみると内陸谷津との関わりがあるように感じます。

花輪と長作が同一大字に出現するのは1箇所だけです。

2015年8月18日火曜日

小字花輪と旧石器時代遺跡のヒートマップ作成

ブログ花見川流域を歩く本編の2015.08.18記事「小字DB活用効果の展望 3(例 花輪)」で小字花輪の起原が旧石器時代の狩と関わるのではないかという仮説を書きました。

そのような予感がするので、今後詳しく検討してみたいという趣旨の記事です。

旧石器時代の狩の場所(鹿の追落し猟がしやすい崖のある場所)が縄文時代になっても引き継がれ、その猟場のうちある一定の割合のものが小字花輪として現代にまで伝わってきていると考えます。

旧石器時代の狩の場所が全部小字花輪になって伝わってきているわけではありませんが、小字花輪と旧石器時代遺跡の分布は全く異なることはなく、大局的には似てくると考えます。

そこで、自分の思考を刺激するための予察行為として小字花輪と旧石器時代遺跡の二つのプロット図をそれぞれヒートマップに変換して、比べてみました。

小字花輪のヒートマップ
カーネル密度推定 半径5000m

旧石器時代遺跡のヒートマップ
カーネル密度推定 半径5000m

ドットプロット図で「似ている」と感じた程度を、別表現でより直感的に感じることができるように表現したことになります。

二つのヒートマップがどことなく似ている感じはどなたでも首肯できると思います。

私は「二つのヒートマップが似ているありさまをきっかけにして、いつか、意味のある情報にたどりつけるに違いない」と感じ、千葉県小字データベースが完成した後の本格検討が楽しみになりました。