2022年1月31日月曜日

写真と干渉色画像の融合

 Fusion of photo and interference color image


Converting a photo into an interference color image with the "Interference Color Conversion Tool" (Map Art Research) will make the picture very attractive. But sometimes the impression is too strong. Therefore, I searched for a method to properly fuse the original photo and the interference color conversion image.


写真をやまだこーじさん(地図アート研究所所長)が作成公開している「干渉色変換ツール」で干渉色画像に変換すると、とても魅力的な絵になります。しかし、時としてその印象が強烈すぎます。元写真と干渉色変換画像を程よく融合させる方法を模索してきました。2022.01.29記事「干渉色変換ツールを楽しむ」では元写真の描画モードを「ピンライト」にして干渉色変換画像とミックスすると元写真に干渉色を刷り込むような効果を得ることができることに気が付きました。その後、この「ピンライト」活用にトーンカーブ調整を付加することによって、自分の好みに合うミックスが自由にできることに気が付きましたのでメモします。

1 元写真と干渉色変換画像のミックス


風景写真と干渉色変換画像のミックス例

Photoshopレイヤーで、上には元写真で描画モード「ピンライト」、下には干渉色変換画像を置くと、二つの写真がミックスした画像になります。その時、上レイヤーの元写真をトーンカーブ調整すると、その調整の仕方によってミックスの様子を連続的に変化させることができ、自分の好みに近い絵をつくることができます。

この方法により、元写真の風合いを残したまま、干渉色を元写真に刷り込んだ画像を得ることが期待できます。

2 ミックス例


弁天橋


室内風景


切手

3 感想

干渉色を活用する場合、生の干渉色変換画像は強烈すぎるので、場面によっては元写真と干渉色変換画像をミックスして使うことも効果的であると考えます。

さらに、干渉色という「目立つ」特性を失うことなく、全体の印象を柔らかくする方法についても検討してみることにします。


2022年1月29日土曜日

干渉色変換ツールを楽しむ

 Enjoy the interference color conversion tool


I enjoyed applying the interference color conversion tool developed and released by Facebook Yamada Koji (Director of Map Art Research) to Hanami River landscape photography.


Facebookやまだこーじさん(地図アート研究所所長)が開発し公開している干渉色変換ツールを花見川風景写真に適用して楽しみました。

1 風景写真へ干渉色要素を刷り込む試み

花見川風景写真7枚を干渉色変換し、元の風景写真と干渉色画像をPhotoshopでミックスして、風景写真に干渉色要素を刷り込むことを試みました。元写真と干渉色画像のミックス方法は「ピンライト」で行いました。

干渉色変換ツールの適用は全て次の条件で行いました。

干渉色適用条件:繰返し回数1.0、位相0°

1-1 弁天橋の日の出


弁天橋の日の出

・干渉色画像

日の出と雲を含む空全体が橋桁ゆったりとした干渉色にそまり、また、斜面の暗い樹木部分が紺-茶-白のグラデーションになっています。さらに橋桁やワイヤーが直線的要素となり干渉色アートとして効果的です。干渉色ですから印象が強烈です。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

空の虹色は保持されていますが、強烈な印象は和らぎマイルドになっています。

1-2 花見川風景


花見川風景 夏の写真 花見川蛇行部

・干渉色画像

空がグリーンになり面白い雰囲気です。しかし、草や樹木などの明るさ変化単位が「細かい」(面としてその粗密をみると「粗い」)ので、干渉色変化も細かくなり、干渉色特有のグラデーション的色変化を感じることができません。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

干渉色の雰囲気はほとんど表現出来ていません。

1-3 暗い弁天橋


暗い弁天橋

・干渉色画像

黒い部分が白く、暗い空がピンクとグリーンに染まっています。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

暗い空がピンクとグリーンに替わっています。

1-4 畑の日の出


畑の日の出

・干渉色画像

金色に輝く地平から天頂の紺までの空空間がまるで3重の虹のような干渉色配置となりました。また地平から手前の畑は逆光と植物が「緻密」なためゆったりとした干渉色になりました。典型的な干渉色風景が出来上がってと考えます。ただ、色から受ける印象は強烈です。このままアートとして使う度量は自分にはありません。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

空の虹と畑の緑が風景の中で輝いているようにも見えます。

1-5 弁天橋から上流


弁天橋から上流

・干渉色画像

天気が曇りの写真ですが、雲分布に対応する干渉色は強烈なイメージです。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

全体に干渉色画像を退色させたような色あいとなりました。

1-6 明るい弁天橋


明るい弁天橋

・干渉色画像

空の色合いのグラデーションが特徴的です。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

元写真とくらべると地物に干渉色が刷り込まれたような印象を受けます。

1-7 架替工事中の柏井橋


架替工事中の柏井橋

・干渉色画像

空がピンクとグリーンに、主桁の錆が水色になって印象的です。

・ミックス画像(干渉色刷り込み画像)

空にピンクが残り、主桁にグリーンの模様がついています。コンクリート橋脚に虹色模様が浮かんでいます。

2 メモ

2-1 ピンライトの効果

風景写真の干渉色変換画像は楽しい色合いで、塗り絵としては大変面白いものです。しかしその印象が強烈すぎるので、そのままアートとして使う場面は限られるように感じます。そこで、元写真と干渉色変換画像をミックスして、元写真に干渉色が刷り込まれたような画像づくりを試みました。Photoshopの描画モード「ピンライト」という機能をつかって2枚の写真をミックスするとある程度自分がイメージするものに近いものができました。

2-2 元写真の良し悪し

元写真は「美しい写真」「印象的な写真」など出来ばえの良い写真ほど、干渉色刷り込みがうまくできるような感想を持ちます。

2-3 干渉色と相性の悪い「風景の中の植物」

雲の少ない空とか、構造物とか、街並みなど、写真に撮ると「緻密な面」が多い空間ほど干渉色はきれいに造形されるような印象を持ちます。風景の中の植物は「粗い」ため、干渉色に不向きです。

2-4 干渉色画像の強烈印象の緩和策

干渉色画像の魅力を残しつつ、強烈すぎる印象を緩和する方法を今後模索してみることにします。

一つの試みとして干渉色画像を「水彩画風」に変換することが考えられます。


2022年1月27日木曜日

Windows11のあっけないアップグレード

 Easy upgrade of Windows 11


The upgrade of my computer to Windows 11 has been completed. It was only the last 7 minutes that I was associated with the screen that repeatedly restarted. I am very lucky because there are no difficult situations.


1 パソコンのWindows11対応検査

2021年6月にMicrosoftからパソコンがWindows11に対応しているかどうかの検査アプリが送られてきました。検査したところ、対応しているとの結果がでました。その後自分で能動的にWindows11にバージョンアップすることは考えていませんでしたから、Windows11の存在自体も全く忘れていました。


Windows11のお誘い画面


パソコンがWindows11に対応している結果画面

2 突然のWindows11アップグレード画面とその対応

2022年1月27日午前7時頃パソコンの電源をいれると、突然Windows11アップグレード画面となりました。アップグレードしない選択もできますが、どうするかしばらく思案しました。

Windows7→10へアップグレードした時はハラハラドキドキしたものです。3時間から4時間近くパソコンの前に座って、真っ黒な画面とか、小円がクルクル回る画面とかに意識を集中しました。アップグレードによりパソコンが不調になった話も多くありました。そのような過去の体験がありますから、Windows11アップグレードは躊躇します。訳の分からないカタカナ用語でyesかnoで答えさせられる画面になり、どうしたら良いのか不安になる状況が眼前に浮かびます。しかし、今日は時間があることと、いつかはWindows11にアップグレードをせざるを得ないのですから、思い切ってアップグレードすることにしました。午前中全部つぶれても仕方がないと腹をくくりました。

アップグレードをクリックすると、「再起動が必要になったらお知らせしますから、どうぞ仕事をしてください」というような表示がでて、通常の立ち上げ画面になります。アップグレードには2時間くらいかかるようなので、とりあえず自分の趣味活動を始めました。タスクマネージャーをみると、確かにアップグレードソフトが仕事をしています。最初は再起動のお知らせがいつ画面にでるか気にしていましたが、そのうち趣味活動に熱中してしまい、いつの間にかWindows11アップグレードをしていることを忘れてしまいました。アップグレード中であることに気が付いたのはなんと午後2時過ぎです。スタート画面の電源をみると、アップグレードして再起動という所に印がついています。早速再起動しました。数回再起動するとの表示があり、何回かの再起動の後、7分後になりますが、Windows11アップグレードが終了しました。自分のアップグレード恐怖感は杞憂に終わりました。自分にとってはラッキーな出来事です。

3 Windows11の使い勝手

ごくごく軽微な不都合がいくつかありましたが、すぐに改善することができました。大きな不都合は今のところありません。エクスプローラーの操作が少し変わっていますが、使い勝手が良くなったころも多く、全体にパソコン操作がより効率的にできるような感覚を持っています。アンドロイドのアプリも使えるようになるとのことで、パソコンの使い勝手はWindows10より11の方が良くなるという直観的予想が生まれています。

今日は半日得をしました。




2022年1月22日土曜日

干渉色カメラに驚く

 Surprised by the interference color camera


I tried the interference color camera app created by Mr. Koji Yamada, the director of the Map Art Reserch. When I try it on a chromebook, I find myself and my study interfering with each other. It's just amazing. I was so surprised that my eyes and tongue came out.


地図アート研究所所長やまだこーじさんから干渉色カメラアプリが試用できるページを教えていただきました。以前USBwebカメラのパソコンではダメだったのですが、今回もだめでした。念のため、chromebookで試すと、なんとカメラ映像が干渉色になっています。まさに驚愕です。その驚愕の自分の顔が次のスクリーンショットです。


干渉色カメラで自分と書斎が干渉色化して、驚愕のあまり目と舌が飛び出て、マオリ族のハカ状態になった私

この干渉色カメラで縄文考古遺物展示物を動画映像で観察するとどうなるか。特にこの干渉色カメラで、干渉色に照り輝く大膳野南貝塚屋外漆喰炉出土マダカアワビ製品を視点移動観察するとどうなるか、実験を遊びまくってみたくなります。

比類なき干渉色変換技術者であり、かつ世界を干渉色に染める野望を抱くやまだこーじさんに感謝です。

干渉色カメラ

やまだこーじさん



2022年1月3日月曜日

2021年12月ブログ活動のふりかえり

 December 2021 Review of blogging activities


Looking back on my hobby activities in December 2021. I enjoyed observing and considering the special exhibition relics of the 3 neighboring museums, which were photographed and made into a 3D model.


ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2021年12月活動をふりかえりました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・12月の記事数は24です。

・次の3館特別展で展示された遺物のうち興味深いものを3Dモデル観察して、メモを記事にしました。

1 八千代市立郷土博物館特別展「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」

2 加曽利貝塚博物館特別展「-市原市史跡指定-祇園原貝塚 千年続いた縄文のムラ」

3 千葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」

・考古学切手(スペイン旧石器時代)の図案となっている洞窟壁画について考察しました。

・2021年の活動をふりかえりました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」

・3Dモデル技術など4記事を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事7編を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」

・ポストイナに関する1記事を書きました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」

・松木武彦「はじめての考古学」に関する1記事を書きました。

6 2021年12月活動の特徴

・近隣博物館特別展で展示された縄文時代遺物の多くは自分にとって特別に興味が深まるものであり、その3Dモデル作成と思索(解釈・想像)を大いに楽しみました。撮影はしたけれど3Dモデル作成や思索に至っていないものも多くあります。優先度の高いモノしか記事に出来ないことは、有限時間世界で生活しているので、仕方がないことです。

7 2022年1月趣味活動の展望

・2022年の活動計画をじっくり練りその内容を1月15日記事にする予定です。

人生残時間の希少性が身に染みて感じるようになってきたので、趣味活動で「すること(優先度高)」「しないこと(優先度低)」の分別はきわめて大切になってきています。

・展示館訪問と展示物3Dモデル作成考察を活動の軸にします。

・講演会や読書などにより新たな情報獲得を貪欲に進めることにします。

・懸案事項(有吉北貝塚学習など)に取り組みます。

参考

ブログ「花見川流域を歩く」2021年12月記事

〇は閲覧の多いもの

ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2021年12月記事

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2021年12月記事

ブログ「世界の風景を楽しむ」2021年12月記事

ブログ「芋づる式読書のメモ」2021年12月記事


2021年12月ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事のサムネイル