2018年11月29日木曜日

Google earth pro ポリゴンへの標高追加方法

QGISからポリゴンをkmlファイルでエクスポートして、それをGoogle earth proにインポートしたとき、ポリゴンは標高情報を持っていません。そのポリゴンに標高情報を追加する方法を図解でメモしておきます。

QGISからエクスポートしたkmlファイル(ポリゴン)に標高を書き込む方法 1
QGISからエクスポートしたkmlファイルは一般に標高を備えていないので、それをGoogle earth proに取り込みプロパティを見ると「標高」タブがありません。
私はこの場面からなかなか次の場面に進めませんでした。

QGISからエクスポートしたkmlファイル(ポリゴン)に標高を書き込む方法 2
プロパティ-「スタイル、色」をクリックすると次に示すように「スタイルを共有」が現れます。この「スタイルを共有」をクリックすると、次の示すように「標高」タブが現れます。
「スタイルを共有」クリックに気が付くまで時間がかかりました。

QGISからエクスポートしたkmlファイル(ポリゴン)に標高を書き込む方法 3
「スタイルを共有」をクリックすると標高タブがあらわれるだけでなく、画面のポリゴンが自動で白に塗られます。直線の色、範囲の色や透過度等は自由に変更できます。

QGISからエクスポートしたkmlファイル(ポリゴン)に標高を書き込む方法 4
標高タブで海抜(m)、地面に固定、海底に固定、地面に相対(m)、海底に相対(m)で標高を設定できます。今回の作業ではポリゴン全てを海抜0mに設定する必要があり、そのようにできました。標高0mを設定したkmlファイルをエディターでみると全ての座標が「経度、緯度、0」として記述されています。(QGISからエクスポートしたkmlファイルの座標は全て「経度、緯度」として記述されています。)

2018年11月19日月曜日

Excel ある文字以降(以前)削除

Excelの操作で「ある文字以降(以前)の削除」を行いました。たまにしか使わない関数なのでメモしておきます。

Excel ある文字以降(以前)を削除する関数
この例はURLの中に含まれる経度、緯度情報を前後の文字列を削除した後で、関数により切り出したものです。

2018年11月14日水曜日

素晴らしいフリーGISソフトMANDARA10

フリーGISソフト「地理情報分析支援システムMANDARA10」が素晴らしいので、どこが素晴らしいと感じたのか、最初の感想をメモしておきます。

1 外部地理情報を利用しない作図機能を使って簡便に統計情報地図を作成できる
一般のGISは背景地図等に外部地理情報の利用が必須ですが、MANDARA10は外部地理情報を利用しない豊富な作図機能を備えています。統計情報を簡便に地図にすることができます。

外部地理情報を利用しない日本の統計情報地図例
島しょ部が別枠で表示されています。この地図には緯度・経度情報はありません。

アメリカ合衆国の統計情報地図例
アラスカ、ハワイが別枠で表示されています。MANDARA10には等値線モードという機能があり、この地図は州別値を州都に位置させて等値線を描いて色分けしたものです。等値線モードとは点情報を分布図に変換する機能ということになります。

2 外部地理情報を利用した一般GISとしても高機能を有している
外部地理情報を利用した高機能GISとしても利用できる。

マップエディター画面 一般GISとして高機能を有します。

世界地図

世界地図

世界地図

3 統計情報の表現力が多彩で美しい
記号や模様、色さらに(疑似)3D化など多彩で美しい統計情報地図を作成できます。表現力に優れたGISです。

統計情報地図の(疑似)3D表現操作画面

統計情報地図の設定画面

4 関連するホームページや参考図書が充実している

MANDARA10をダウンロードできるホームページ

MANDARA10の参考図書

5 無料である
このソフトは個人(谷兼二氏)が作成し無料で公開しているものです。谷兼二氏に感謝します。

6 感想
統計情報地図を作成するときはQGISよりもMANDARA10の方が時間短縮できる場合がほとんどであると考えます。特に自分が情報の意味を考える際に使う作業上・思考上の統計情報地図は即分布図にして眺めて消費してしまうという活用をするので、MANDARA10の操作簡便性が大いにその有効性を発揮すると思います。
自分の使うGISはつぎのような使い分けになりそうです。
一般GIS作業(ほとんどの作業)…QGIS
統計情報地図作成…MANDARA10
地形断面図作成等…地図太郎PLUS
情報の3D表現…Google earth pro & GE-Graph

2018年11月8日木曜日

ブログの常時SSL化

自分のブログのアドレス欄に「保護されていない通信」と書いてあることに今日気が付きました。ブログアドレスがhttp://になっていて通信が暗号化されていない状態を示しています。Chromeでは通信が暗号化されていないブログサイトは2018年7月から全て「保護されていない通信」と表示するようになったとのことです。
早速保護された通信であるhttps://になるように全てのブログを設定しなおしました。

ブログの常時SSL化
以前、Bloggerブログからの通知でhttps://に設定することに同意していたのですが、HTTPSリダイレクトを「はい」に設定するのを忘れていたようです。
遅くなったとはいえ、気が付いたことは良かったと思います。
にほんブログ村」のブログを見ると6割程度のブログがまだ「保護されていない通信」になっているようです。

なお、「保護されていない通信」はクリッカブルになっていて、クリックすると次の画面が現れて、そのブログ・サイトのCookieの状況、サイトの設定の状況を詳しくみることができます。


「保護されていない通信」をクリックすると現れる画面

常時SSL化していないブログ・サイトの利用者・管理者にchromeが警告を発するようになったということです。

2018年11月5日月曜日

2018年10月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2018年10月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
10月は次の地名「千葉」縄文語起源記事の通覧サイト解説記事及び遺跡DB感想記事など12編の記事を書きました。記事数では過去最低レベルの活動です。趣味活動エネルギーの大半を遺跡DB作成作業に注入したためです。
新設サイト「地名「千葉」は縄文語起源 梅原猛仮説」はこのテーマの過去記事を集成してpdfにして閲覧できるようにしたサイトです。このテーマは近い将来に本格的学習に取り組みたいと考えています。
遺跡DB作成作業は11月も継続しています。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
10月は6編の記事を書きました。1と同じ理由で記事数は低調です。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩記事17編を書きました。秋のうろこ雲、帯雲の魅力的な写真を掲載した記事をいくつもアップできて満足できました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」及び「ブログ 芋づる式読書のメモ」
双方のブログともに10月記事は2編であり、休業開店に近い状況になってしまいました。

5 11月活動のイメージ
ブログ記事作成にはほとんど結びつきませんでしたが、10月の千葉県遺跡DB作成作業で自分が望む作業の進捗が図られ、同時に私の頭脳内配線がDB仕様に変化しました。こうした状況を踏まえて、なんとか最終成果(自分が望む成果)にまで持っていくのが11月の課題であると考えています。
遺跡DBが出来れば長い眼でみると、それがない状況と比べて、考古・歴史学習が大幅に加速できると期待しています。
10月DB作業は首から下の作業でしたが、11月作業は首から上の作業比重が高まりますので、恐らく派生する感想も増え、また心理的余裕も生れそうなので記事数を少しは増やしたいと考えています。
村田川河口低地付近遺跡の学習や地名「千葉」検討についても、そのテーマを温めてそこから派生する感想を記事に書き、いつでも本格学習に突入できるような準備をしておきたいと思います。

参考
○は閲覧の多いもの
ブログ「花見川流域を歩く」2018年10月記事
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2018年10月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2018年10月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2018年10月記事
ブログ「芋づる式読書のメモ」2018年10月記事
花見川風景


2018年11月1日木曜日

Excelのセル内にtabがある文字列の数値化

データベースをExcelで扱っている中で、数を表現する文字列を数値に変換する必要が生れました。通常はvalue関数で可能です。しかしそれが可能でなかったので、エディターで調べたところ、Excelセル内にtabが含まれていることが判りました。なぜこのような複雑なファイルを作成するのか意味は分かりませんでしたが、clean関数でtabを除去し、その後value関数を使って文字列を数値に変換しました。

Excelのセル内タブ除去による文字の数値化

なお、セル内タブの除去はExcelファイルをFile Makerにインポートして、それをExcelファイルとしてエクスポートしても可能です。