2017年12月25日月曜日

社会崩壊を招く5つの要因

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 2

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)のプロローグで社会崩壊を招く5つの要因をまとめていますので、抜粋してメモしておきます。

●崩壊を招く五つの要因
想定されうるすべての崩壊について理解を深めるため、潜在的な要因を5つの枠組みにまとめてみた。そのうち4つ――環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手――は、個々の社会によって重要性が高かったり低かったりする。5つ目――環境問題への社会の対応――は、どの社会においても重大な要素となる。

1 環境被害
特定の社会だけが環境の崩壊に見舞われる理由のなかには、原則的に、住民の並はずれた無思慮か、環境のある側面の並はずれた脆弱性か、あるいはその両方が含まれるものと思われる。

2 気候変動
今日ですら、人間は、好適な気候が数十年も続くと、それが恒常的な状態ではないことを忘れて――あるいは、過去の時代なら、そういうことにまったく頓着せず――作物の生産高や人口を増やそうとする傾向がある。やがてその好適な数十年が終わり、社会は、支えきれる以上の人口をかかえていることに、あるいは、新しい気候条件にはふさわしくない生活習慣が定着してしまっていることに気づかされるのだ。

3 近隣の敵対集団
社会に力があるあいだは、敵を退けることができるが、なんらかの理由でその力が弱まれば、敵に屈することになる。なんらかの理由のなかには、環境被害も含まれる。だとすると、崩壊の近因は軍事的制圧になるとしても、究極の原因――崩壊に至る変化の源――は弱体化を招いた要素に求めるべきだろう。つまり、生態学的な、もしくは他の理由による崩壊が、しばしば軍事的敗北の体裁をとるということだ。
西ローマ帝国の滅亡、アンコールワットに中心を置くクメール王国の滅亡とタイ王朝の侵攻との関係、ハラッパーを中心とするインダス文明の衰退とアーリア人の侵攻との関係、ギリシアのミュケナイ文明や青銅時代の地中海沿岸社会の滅亡と〝海の民〟の侵攻との関係など。

4 近隣の友好集団からの支援が減少するという問題
交易相手がなんらかの理由(環境被害も含む)で弱体化して、必需物資や文化的な絆を供給できなくなると、結果的に当の社会も弱体化しかねないというリスクが生じる。

5 さまざまな問題への社会の対応という遍在的な論点に関わるもの
社会が異なれば、同じ問題への対応も異なる。例えば、過去の多くの社会で森林破壊の問題が発生し、高地ニューギニア、日本、ティコピア島、トンガは森林の管理に成功して、繁栄を続けたが、イースター島、マンガレヴァ島、ノルウェー領グリーンランドは有効な管理策を施せず、結果として崩壊した。この結末の違いを、どう理解すればいいのか? 
社会の対応は、その政治的、経済的、社会的な制度や、文化的な価値観によって異なる。社会が問題を解決できるかどうか――そもそも解決を図ろうとするかどうか――は、制度や価値観しだいだということだ。

●感想
自分の考古歴史趣味活動でこの5つの要因をいつも考えることにしています。
下総台地における奈良平安時代開発集落の消滅とか、大膳野南貝塚前期集落の終焉、後期集落の終焉など社会崩壊事象に対面したとき、この5つの要因をチェック項目として活用することにしています。
ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」の検討は地球規模で大小の社会を対象にしていて、普遍性のある有用情報であると考えます。

パワーポインスライドにおける社会崩壊5要因の紹介
ブログ「花見川流域を歩く」2017.11.28記事「古代開発集落が滅びた理由 印西船穂郷の謎(11/11)」参照

2017年12月21日木曜日

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」の学習

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習をこのブログを利用して行うことにします。
ジャレド・ダイアモンドの著作には興味を惹かれるのですが通しで読んでいないので、ブログ記事の感想を書くというある程度強制的行為を自分に課して読書を促進させることにします。

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)のカバー

この図書では世界各地の歴史上と現代社会について比較研究しているので、学習にあたりその場所をGoogle earth proで確認し、風景(現在の環境)の観察もしたいと思います。

「文明崩壊」で扱われる事例の分布図

このブログにおける「文明崩壊」の学習とブログ「世界の風景を楽しむ」で始めたGoogle earth proを道具として活用するGeomorphology from spaceの学習ともどこかで連動すると面白いと思います。ブログ「世界の風景を楽しむ」2017.12.19記事「世界の風景の楽しみ方 1」参照

さらに縄文時代学習を世界古代文明との交流や対比面で捉えて興味を深めることができればさらに面白いことになります。

……………………………………………………………………
資料 文明崩壊の目次

(上巻)
プロローグ ふたつの農場の物語
モンタナとグリーンランド--ふたつの農場
過去に消滅した数々の社会
環境問題をめぐる差別と過去賛美
崩壊を招く5つの要因
わたしの立場--環境保護とビジネス
異なる社会の比較研究法
本書の構成

第1部 現代のモンタナ
第1章 モンタナの大空の下
モンタナのマス釣り
“大空の国”で過ごした夏
大自然と環境被害--モンタナの矛盾
狩猟採取から娯楽産業へ
鉱業が生み出す有毒廃棄物
皆伐方式がもたらす森林破壊
塩類による土地被害
地球温暖化による水不足
外来生物種による被害
貧困と富裕の分極化
入植初期から続くライフスタイル
州議員が語るヴァレーの将来
土地開発業者の言い分
酪農家の「制御できないリスク」
30年前のままの美しい自然
“世界のモデル”としてのモンタナ

第2部 過去の社会
第2章 イースターに黄昏が訪れるとき
巨石像をめぐる数々の謎
イースター島の地理と歴史
岩石を使った集約農法
民族間抗争から統合へ
石像(モアイ)と台座(アフ)の謎
モアイはいかにして運ばれたか?
かつては亜熱帯性雨林の島
食料動物種の絶滅と森林破壊
倒されるモアイ--イースター社会の崩壊
ヨーロッパによる搾取と虐待
森林破壊を促す九つの要素
“孤立した地球”のメタファー

第3章 最後に生き残った人々--ピトケアン島とヘンダーソン島
バウンティ号の叛乱者たちが見たもの
条件のまったく違う三島
交易によって存続した三島
ドラマの終わり--交易を絶たれた二島

第4章 古(いにしえ)の人々--アナサジ族とその隣人たち
砂漠の農夫たち
年輪年代法が歴史を再現
農業戦略--水の確保をめぐって
モリネズミとチャコ渓谷の環境問題
地域統合--外郭集落と中心地チャコ
衰退と終焉
遺跡が語るもの--持続可能性の問題

第5章 マヤの崩壊
消えた都市の謎
マヤの環境--北部と南部の水対策
農法と食糧供給
「長期暦」で刻まれたマヤの歴史
コパンの谷-森林伐採と土地浸食
複合崩壊
戦争と旱魃
南部低地の崩壊
マヤ崩壊が語るもの

第6章 ヴァイキングの序曲(プレリュード)と遁走曲(フーガ)
大西洋上の実験
ヴァイキングの勃興
自己触媒作用--略奪・富・勢力拡大
農夫としてのヴァイキング
鉄器製造のための莫大な樹木
首長たちの提携と抗争
キリスト教への改宗と自己意識
6つの植民地の存続と滅亡
火山、氷、水、風--アイスランドの環境
土地管理--失敗の歴史
アイスランドとほかの入植地の違い
ヴィンランド--短期間で滅んだ辺境の国

第7章 ノルウェー領グリーンランドの開花
ヨーロッパの辺境
グリーンランドの現在の気候
一時的な温暖期
在来の動植物種
ノルウェー人入植地
牧畜を糧とする農業運営
魚を食べなかった狩猟民
複雑に統合された経済
暴力的な階層社会
ヨーロッパとの交易
ヨーロッパ人としての自己意識

第8章 ノルウェー領グリーンランドの終焉
終焉への序章
鉄不足が招いた森林破壊
土壌と芝生へのダメージ
イヌイットの先人「ドーセット」
極北を生き抜いたイヌイット
イヌイットに対する“悪しき態度”
終焉--入植地の消滅
終焉を招いた真の理由

(下巻)
第9章 存続への二本の道筋
環境問題解決のふたつの道
ニューギニア高地--数万年にわたる社会の維持
ティコピア島--社会と環境のコントロール
森林資源の損なわれた江戸時代の日本
徳川幕府の解決策
なぜ日本社会は崩壊しなかったのか?
成功を収めた社会の例

第3部 現代の社会
第10章 アフリカの人口危機--ルワンダの大量虐殺
人口爆発という難題
ルワンダの大虐殺
「民族間の憎悪」以外の理由
カナマ社会の土地争い
フツ族同士で起こった殺戮
殺戮はなぜ起こったのか?

第11章 ひとつの島、ふたつの国民、ふたつの歴史 ドミニカ共和国とハイチ
対照的なドミニカとハイチ
歴史--植民地時代から現代化まで
相違を生み出した要因
ドミニカ共和国の環境対策
バラゲール大統領の真意
環境問題と自然保護の現在
ドミニカ共和国とハイチの将来

第12章 揺れ動く巨人、中国
中国の重要性
中国経済と環境問題
大気、水質、土壌の汚染
在来種を脅かす外来種と巨大ダム
環境と人間への影響
他国への影響
中国の未来--環境破壊と環境保護

第13章 搾取されるオーストラリア
オーストラリアの重要性--資源の搾取
最も非生産的な大陸
予想不可能な降雨量
他国からの距離の問題
歴史--入植者と先住民
価値観の輸入
貿易と移民
土地の劣化
その他の環境問題--林業、漁業、淡水、外来種
希望と変化の兆し

第4部 将来に向けて
第14章 社会が破壊的な決断を下すのはなぜか?
正しい意思決定へのロードマップ
環境問題の予期
環境問題の感知
合理的かつ非道徳的な行動
環境被害に結びつく価値観
非合理的行動が生み出す失敗
失敗に終わる解決策
希望の兆し--失敗の原因を理解すること

第15章 大企業と環境--異なる条件、異なる結末
資源は誰のものか?
ふたつの油田地帯
石油会社による環境保護
鉱業がもたらす環境破壊と汚染
鉱業会社による環境対策
企業間で異なる環境への取り組み
林業がかかえる問題
森林管理協議会の成果
海洋漁業と環境問題
企業と公共性--一般市民はどう関わるか?

第16章 世界はひとつの干拓地(ボルダー)
とりわけ深刻な“十二の環境問題”
問題解決と社会の持続可能性
ロサンゼルス生活と環境問題
反論への反論--問題から目をそむける数々の定説の検証
過去と現在--その相違と相似
希望の根拠--慎重な楽観主義者として

追記 アンコールの興亡 
アンコールをめぐる謎
アンコールを取り巻く自然環境
クメール帝国の隆盛
広大な古代都市に関する記述
壮大な治水システム
アンコールの崩壊を招いたもの

謝辞
訳者あとがき
参考文献

フォルダーの年末大掃除

ブログ掲載画像はPhotoshopから書き出し→WEB用に保存するか、Illustratorから書き出し→WEB用に保存するかのどちらかです。そのどちらも特定のフォルダーに保存して、そのフォルダーから記事別フォルダーに移動して使っています。
そのWEB掲載用画像の一時保存フォルダーにいつの間にか諸般の事情により不用なファイルが多数溜まってしまっていて扱いづらくなっていました。
年末掃除の季節になりましたので、パソコンフォルダーの掃除も行い、不用なファイルは全て処理しました。
とたんにブログ画像の扱いが楽になり、なぜいままでこれだけ不用なファイルをため込んでいたのか、自分でも不思議です。

フォルダー清掃前

フォルダー清掃後

2017年12月13日水曜日

マウス交換

5年程前から使っているマウスがとうとう機能不全となり、最新製品と交換しました。
新旧ともに通常のタイプより親指を置けるタイプで使いやすいものです。

新旧マウス 右が新マウス
旧マウスはLogicool Performance Mouse MX
新マウスはLogicool MX MASTER 2S Wireless Mouse

旧マウスは写真にも表現されていますが人差し指を置く部分の表面が変形してしまい、クリックは出来るけれども「つまむ」動作が出来なくなってしまいました。指の位置を大幅にずらせば使えるのですが、効率や疲れを考えて買い換えました。

新マウスは旧マウスの何代か後の新製品ですが、自分が予想していた以上の使い物になる機能があるようで、今後のカスタマイズが楽しみです。

なお、はじめて知ったのですが、2つのマウスを同時にパソコンで運用できました。ただしカーソルは1つだけです。2つのマウスを同時に動かすとカーソルは2つのベクトルを合成したような動きをします。作業の様子毎に別形状のマウスを使いたければ、いくつでも用意しておき、使い分けることが普通にできることを知りました。

2017年12月12日火曜日

早朝の作業が大事

早朝散歩に出る前の2時間程の趣味活動が大変重要な意義を有しているのでメモしておきます。
早朝散歩前は12月の現在はいわば「深夜」であり外部から受け身に受ける刺激は完全にゼロとなります。
電話、訪問者、耳に届く音(近隣の音、テレビ、話し声…)がほぼ完全にありません。
また何か趣味上の「非常事態」があれば散歩を止めて時間を確保することができるという余裕もあります。
さらに睡眠の後であり、肉体精神的に最も快調の時間です。
これらの条件から早朝散歩前の趣味活動は最も効率的に趣味活動を行うことができます。
配慮とかオモンパカルという心の操作をしないで物事に集中できます。
アイディアも次々と湧き出てきます。

ところが早朝散歩後日中は外部からの邪魔が完全にゼロでも活動が空回りすることがあり、自分ながら不思議です。
おそらく日中は自分の無意識が、趣味活動単位時間あたりの一定成果産出を義務付けていて、成果産出が思うようにできないと気持ちが焦り、無駄な時間が生まれるのだと思います。
ところが、早朝散歩前は成果産出の義務感がないので、逆に生き生きと活動できるのだと思います。

これからは早朝散歩前趣味活動でその日の活動の下ごしらえをし、日中はその下ごしらえを利用して成果産出(≒ブログ記事アップ)を行うという生活パターンにしようかと思います。

風景

2017年12月8日金曜日

ブログ記事の訂正方法

ブログ記事の訂正方法について、自分自身の明確な基準が出来ていません。
ある程度明確な基準を持てるようにするため、何が問題であるか、メモしておきます。

1 誤字、単純な勘違いなど
即座に訂正すればよいことであり、訂正問題はあり得ません。

2 良かれと思っていた自分の思考(仮説)に弱点、間違いを見つけたとき
対応例1 自分の最新思考に基づいて過去記事に遡って訂正する。(上書き訂正)
・絶えず自分の最新思考と合うコンテンツばかりであり、結果は最も良い。
・思考は常時変化するので、絶えず過去記事の訂正に追われる。
・自分の思考変化の跡が消えるので、ふりかえりがうやむやになる。

対応例2 間違いに二重線を引き、正しい文章を追記する。
・自分の最新思考と齟齬の無いブログコンテンツを維持できる。
・自分の思考変化の跡を後日追跡でき、ふりかえりに役立つ。
・二重打ち消し線のある記事はみっともない。

対応例3 記事を削除し、新記事を書く
・自分の最新思考と齟齬の無いブログコンテンツを維持できる。
・過去記事の継続性がなくなり、当該テーマを追った時系列閲覧ができなくなる。

対応例4 過去記事はそのままとし、新記事として最新思考を書く
・過去記事の訂正をしないのでブログ運営の省力化になる。
・最新記事のみ有効性が高いとわりきる必要がある。
・最新思考と合わない記事が他の人によって検索され利用される弊害が発生する。

3 対応方針
3-1 誤字や単純な勘違い
気が付いた時点で即座に訂正することとします。

3-2 1つの記事内でのみ扱われる程度の小さな思考(仮説)の弱点・間違い発見
・新思考(新仮説)が生れ、過去思考(過去仮説)が陳腐化したという現象(プロセス)が面白ければそれ自体を記事にする。陳腐化した記事には二重線訂正とメモを加える。
・過去記事陳腐化が売りにならなければ、単純に記事を上書き訂正する。

3-3 10程度前後の記事に跨る程度の中程度思考(仮説)の弱点・間違い発見
・新思考(新仮説)が生れ、過去思考(過去仮説)が陳腐化したという現象(プロセス)を興味対象とし、ブログのコンテンツにする。陳腐化した記事の内容訂正は行わず、記事内に陳腐化した旨のメモを添える。

3-4 ブログの売りにするほどの大きな思考(仮説)の弱点・間違い発見
・過去記事訂正は一切行わず、新たにそのテーマで連続記事を書いて新思考(仮説)を展開する。
・過去記事は「アーカイブ」入りと位置付ける。つまり歴史的記事として居直る。

記事は自分の成長や学術発展・情報増大により必ず陳腐化すると考えます。おそらく私だけの現象ではなく、万人の情報発信者に共通する事象であると考えます。
過去記事がますます蓄積していく状況の中で、ブログ記事訂正方法のある程度の定式化に向けて、意識を配分していくことにします。

花見川風景 2017.12.08

2017年12月7日木曜日

垂直写真の地形立体認識

垂直写真の地形立体認識(立体実感)が光線と影の方向で出来ない(実感が間違う)ことがときどきあるのでその現象をメモしておきます。
私の場合、次のEarth View from Google Earthのサハラ砂漠写真(チャド)では左側の岩体は山として正確に立体認識(実感)できますが、右側の岩体は回りの砂の部分が高地、岩の部分が凹地として認識(実感)してしまいます。

Earth View from Google Earth 2259

分析的に思考すると水系や砂分布から岩体が台地であることは推察できるのですが、台地であるという実感が湧きません。

この図を上下逆さまにすると左右の岩体ともに山・台地として間違うことなく実感できます。

Earth View from Google Earth 2259 上下逆さま

この場面をGoogle earth(WEB版)で斜めからみると地形の様子が間違うことなく実感できます。

チャド サハラ砂漠 Google Earth(WEB版)による

チャド サハラ砂漠 Google Earth(WEB版)による

自分の場合、垂直写真の太陽光が自分の方向に向いていて、地物の手前に影ができる場合正確な地形立体実感が生まれ、反対に自分の背後からの太陽光で地物のあちら側に影ができるばあい、正確な地形立体実感が生れないようです。

これまでこの現象に意識を集中することはなかったのですが、今後意識的訓練をすれば正確な実感をいつでも持てるように感覚を調整できるのではないだろうかと考えています。


2017年12月4日月曜日

多数ブログ記事復習法

7月まで取り組んだ大膳野南貝塚学習を再開しましたが、再開するに当たって過去記事を復習しました。
2016年12月23日から始めた学習であり記事数も多数で話題も多岐にわたるので効率的復習を行う工夫をしました。
過去の同じような復習では過去記事データベースを作成したりすることが多かったのですが、今回は省力化・短時間・密度の濃い復習を目指し次のような方法を使い、結果として満足感のうまれた復習を行うことができました。

1 復習メディアはブログそのものとする
Chromeブラウザで最初記事(2016.12.23記事)を開き、記事最下部にある「次の投稿」をクリックして順次記事を過去→現在の方向で閲覧しました。
WEBから離れても利用できるデータベースの作成は時間の都合で断念しました。

2 重要な画像をダウンロード
問題意識(テーマ、興味)の体系をツリー構造で把握してExplorerにフォルダーを作成して重要と考えられる画像をダウンロードしました。
問題意識の体系をツリー構造で捉え、そのフォルダーを作成するという活動はブログ記事を連続して咀嚼しなければできません。従ってとても効果的な復習法になります。
フォルダーに重要画像をダウンロードするという活動も記事と画像の評価がなければできませんから効果的な復習法になります。

大膳野南貝塚ブログ復習フォルダー

ブラウザChromeではドラッグ&ドロップで画像をダウンロードできますから、操作そのものに抵抗感は生まれません。

Chromeによるブログ記事の画像ダウンロード方法

ダウンロードした画像の特段の利用方法があるわけではないのですが、全て自分が苦労して作成した画像であり、ドラッグ&ドロップの最中に「この画像から別の意味も説明できる」「もっと画像内容を改善したい」「同種別画像をつくりたい」などの感想が生まれ、大膳野南貝塚にかかわる思考が活性化し、復習そのものになりました。



2017年12月1日金曜日

2017年11月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2017年11月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
11月前半は鳴神山遺跡(奈良・平安時代)学習プロセスを記事にし、後半は講演パワーポイント資料をつかった鳴神山遺跡記事を書きました。21記事を書きました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
自分だけが興味あるようなマニアックパソコンスキル記事など6記事を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩に関する15記事を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
アラスカの記事など7記事を書きました。

5 11月活動の特徴
11月12日に印西地域史研究会で「奈良・平安期に開発した印西の船穂郷(戸神・船尾)の謎 ~大結馬牧の姿が見えてきた~」と題する話をさせていただきました。
その準備状況をブログ記事で実況中継し、講演後は話の内容を詳しく記事にしました。
人様の前で話すチャンスをいただくことにより、自分の考えをわかりやすくまとめざるを得ない状況に自分が追い込まれますから、とても素晴らしい体験となりました。印西地域史研究会の皆様に感謝します。
11月18日に加曽利貝塚国特別史跡指定記念シンポジウムを聴講し縄文時代学習に関して大いに刺激を受けました。これまで以上に効率的に活動して縄文時代学習を加速したいと思いました。
「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの総計記事数が3000を通過しました。

6 12月活動のイメージ
奈良・平安時代学習の当座の区切りがついたので、大膳野南貝塚をメイン紙上フィールドとする縄文時代学習に時間資源を集中投下したいと思います。

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2017年11月記事
〇は閲覧が多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2017年11月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2017年11月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2017年11月記事

柏井橋から下流 リーニュクレール