2019年3月28日木曜日

緯度経度csvをドラッグ&ドロップして地図表示 地理院地図新機能

WEBニュースで地理院地図新機能が追加されたことを知りました。その中に緯度経度csvファイルを地理院地図画面にドラッグ&ドロップすると好みのアイコンで表示できる機能があり、興味がありましたので試しました。

千葉県遺跡データから遺跡名と緯度・経度情報のcsvファイル(20130レコード)をつくり、ドラッグ&ドロップしてみました。

20130レコードを地理院地図画面にドラッグ&ドロップした様子

20130レコードを地理院地図画面にドラッグ&ドロップした様子

20130レコードを地理院地図画面にドラッグ&ドロップした様子
動作は超緩慢となりこのような膨大データでは実用的ではありませんが、2万超レコードをドラッグ&ドロップでプロットできたこと自体に感動しました。
地理院地図の急速な改良発展を心からお祝いします。
同時に2万程度のレコードではびくともしないQGISの威力をあらためて感得できました。

地理院地図追加機能説明1/2
地理院サイトから引用

地理院地図追加機能説明2/2
地理院サイトから引用


3Dモデル化のお見事な失敗

3DF Zephyr Liteの扱いに慣れてきて、土器などの小物については四周から写真撮影可能ならば、それなりの3Dモデルを作成できる自信がついてきました。
しかし、その習熟前に実施した撮影で決定的な失敗、お見事な失敗をしていたことに今になって気が付きました。二度と同じ失敗を繰り返さないためにメモします。

3Dモデル化のために使った土器片撮影写真28枚
一鍬田甚兵衛山南遺跡出土隆起線文土器(千葉県教育委員会撮影許可)

3DF Zephyr Liteは28枚の写真のうち4枚のみを採用し出来上がったのは厚みの無いペラ写真のようなものです。立体的な形状にはなりませんでした。

失敗の原因は明白です。
カメラを同じ場所において、対象物(土器片)の乗るシートをくるくる回して写真を撮ったのです。これでは3Dモデル作成ができないことを思い知らされました。

3Dモデルを作成するためには、対象物を固定して、カメラを対象物の回りをくるくる回って写真を撮らなければならないのです。

縄文草創期遺物の3Dモデル作成には失敗しましたが、異なる角度から撮った多数写真は観察精度の向上に資すると考えます。

2019年3月27日水曜日

ガラス越し撮影による不満足3Dモデルの例

ガラス越しに展示土器を撮影した場合、僥倖の偶然を除いて満足感の得られる3Dモデルを作成することができません。ガラス面反射情報をソフトが解釈できないためであると考えます。
次の3Dモデルはガラス面撮影土器3Dモデルの内でも比較的状態の良いものです。この程度の3Dモデルでも公開しなければ、自分の参考資料として役立つ可能性はあります。
例えば、縄文部分と磨消部分のミクロな高さの比較を3Dモデルをいじることで観察できます。縄文部分の高さの方が磨消部分より高くなっています。写真でもある程度は直観できますが、3Dで直接確かめることができることは観察の精度が高まります。

ガラス越し撮影による土器の不満足3Dモデル
加曽利貝塚博物館企画展展示土器(加曽利EⅡ式連結渦巻文対向土器)
2019.02.18記事「加曽利EⅡ式連結渦巻文対向土器の観察」参照

展示土器撮影写真
ガラス面反射がほとんどないもの。

2019年3月25日月曜日

野外構造物3Dモデルの限界

鉄骨で構成されるクレーンの3Dモデルを作成してみました。

クレーン

撮影した写真は次の33点ですが、ソフト(3DF Zephyr Lite)が採用した写真は13点だけです。

用意した写真

使われた写真

面のない構造物は3Dモデル化に不向きであることがわかりました。
よく見ると鉄骨は正確に表現されていません。
また空が布のように構造物を覆ってしまいます。
写真も連続して少しづつ位置がずれる写真が必要になるようです。離れた場所から撮った写真(角度が大きく異なる写真)を繋ぐ能力はソフトにないようです。

このソフト(3DF Zephyr Lite)を使ってみて、ザラザラした表面から構成される地物をぐるぐるまわりながら連続して撮った写真があればそれなりの3Dモデルが作成できることを実感できました。
土器は表面がザラザラしていて、かつぐるぐる廻って写真を撮りやすいので、3Dモデル化するには最適のようです。

2019年3月24日日曜日

13枚写真による橋脚3Dモデル

縄文土器3Dモデル作成の基礎的技術のメドがつきましたので、その基礎技術を野外構造物に応用することにチャレンジしたいと思います。風景地物についてある程度の満足感をともなった3Dモデル作成を目指します。
この記事ではいつもの早朝散歩コースにある柏井橋架替工事現場の新橋用橋脚の3Dモデルを作成してみました。撮影写真は仮設橋から数mおきに撮った13枚です。

13枚写真による橋脚3Dモデル

13枚写真

3DF Zephyr Liteの画面

たった13枚の写真でこれだけの3Dモデルが作成できるので、写真撮影視点場さえ確保できれば形状明白な構造物の3Dモデルは、自分が必要とする程度の記録用には十分使えそうです。
視線入射角が小さい面(例 橋脚上面)は一部欠けが生れています。構造物の全ての面について視線入射角がある程度大きい写真があればより完全な3Dモデルができるようです。

さらに早朝散歩コースにあるいろいろな地物風景について3Dモデルづくりを楽しんでみたいと思います。

2019年3月3日日曜日

2019年2月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2019年2月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
2月は1月から始めた縄文土器学習に明け暮れました。主な学習項目は次の通りです。
ア 加曽利貝塚博物館企画展「あれもE これもE -加曽利E式土器(千葉市内編)-」展示土器の個別観察
イ 縄文土器3Dモデル化
ウ 器台用途に関する検討
エ 隆起線文土器閲覧
オ 講演聴講のまとめ記事
カ 加曽利E式土器の暦年較正年代
土器現物を閲覧・観覧し、同時に撮影写真を分析する機会が増えましたので、目が土器に慣れてきました。
35記事を書きました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
環境依存文字(Ⅰ、Ⅱなど)をQGISに表示させ、結果としてGoogle earth proにも表示させる裏技をFacebookQGISグループで教えていただき、記事にしました。加曽利E式土器(EⅠ、EⅡなど)を扱う場合の必須テクニックを得ることができました。
縄文土器3Dモデル化に使うソフト3DF Zephyr Freeの操作メモを記事に書きました。
以上を含めてパソコン操作テクニック記事等11記事を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩風景記事など15記事を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
NASA写真集記事1編を書きました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
2月は休載となりました。

6 2月活動の特徴
趣味活動エネルギーのほとんどを縄文土器学習に注ぎ込み、学習を大いに進めることができました。
その結果、加曽利E式土器の観察体験が増え、目が土器に慣れました。
また、器台(とそれに関連すると推定している異形土器)について覚醒作用物質の蒸発気化装置という作業仮説を持つことがでました。
同時に縄文土器3Dモデル化に成功したことは学習技術面で想定外幸運ともいえる出来事でした。
Twitter、Facebookにも写真を掲載するようにし、コミュニケーションを深める取り組みを始めました。

7 3月の活動
次の項目等に取り組むことにします。
ア 加曽利貝塚博物館企画展学習のとりまとめ
イ 隆起線文土器閲覧結果の分析
ウ 器台閲覧とその分析
エ 森宮分室閲覧室や飛ノ台史跡公園博物館等の観覧とりまとめ
オ 柏井橋工事現場写真分析

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2019年2月記事
○は閲覧が多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2019年2月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2019年2月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2019年2月記事
船橋市海老ケ作貝塚出土獣面把手土器の3Dモデル


2019年3月2日土曜日

離散ファイルの同一フォルダー内コピー方法

同一フォルダー内で離散して配置している多数ファイルを、そのフォルダー内にコピーする方法を見つけました。

離散ファイルの同一フォルダー内コピー方法
Ctrl+マウスクリックで離散ファイルを指定する。
マウスを微小移動する。

実はCtrl+マウスクリックで離散ファイルを指定して、右クリック→コピーして、別フォルダーにコピーしている最中に、元フォルダーにコピーファイルが出来てしまい、驚いた(困った)結果わかったことです。

Ctrl+マウスクリックで離散ファイルを指定する時、マウスを微小移動してしまうと不都合としてのコピーファイル作成になってしまいます。
一方、同一フォルダー内にコピーファイル作成方法を知らなかったので、自分にとっては素晴らしいエクスプローラー操作技術獲得にもなりました。