2019年10月19日土曜日

Sketchfabの不都合回避

10月になってしばらくぶりに3DF Zephyr Liteから3DモデルをSketchfabに投稿したところ、作成3Dモデルの「上から」画面がSketchfabの正面にくるように変更されていました。そのままでは3Dモデルの正常な回転ができないため、突然の仕様変更に数日間とまどいました。しばらくするとその不都合の回避方法を見つけることができましたのでメモしておきます。

1 3DF Zephyr LiteからSketchfabに3Dモデルを投稿した時の不都合

3DF Zephyr LiteからSketchfabに3Dモデルを投稿した時の不都合

2 不都合の回避方法

不都合の回避方法
不都合の回避方法を知る過程で、Sketchfab本来の基礎的設定方法について知ることができましたので良かったと思います。
Sketchfabでは詳細で多様な表現設定が可能ですが、それは3Dモデルそのもの(ファイルそのもの)を改変するものではありません。

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上記不都合と同時に次の不都合もSketchfabで生じました。

「Sketchfabのプロパティ編集画面の一部で編集入力ができない」

この不都合はchromeの翻訳機能を停止することで回避できました。
パソコンを更新した過程で、chromeの設定が外国語サイトを閲覧すると自動的に翻訳されるようになっていました。それは便利でしたが、それが起因してSketchfabのプロパティ編集画面の一部で編集入力ができないという不都合が生まれたのでした。

2019年10月18日金曜日

入れ子構造3Dモデル  Thomas Flynn氏作品引用

縄文土器の私設3D展示場開設を夢見ています。
2019.05.02記事「縄文土器の私設3D展示場構想」参照

縄文土器の私設3D展示場イメージ
目的は観察記録3Dモデルを立体的に整理して一覧的に観察できるようにすることにより、(専門家による、あるい自分による)縄文土器分類の意義を検討する新たな仕組みをつくることです。
縄文土器をくるくる回しながら詳細に観察することが、一定の法則で空間的に配置された多数土器で一度にできれば、土器間の比較が容易になります。そうすれば多数視点で新たな気づき、発見や疑問等が生まれることは確実です。

つまり、私設3D展示場構想とは自分の縄文土器学習を促進させるための、3Dモデル整理分析技法の開発ということになります。

純技術的に言えば、3Dモデルが配置されている3Dモデルということになりますから、入れ子構造3Dモデルをつくりたいということになります。

これが実現すれば、縄文土器を型式-器種という空間に配置するだけでなく、別の視点からの空間配置、たとえば地理的空間に特定器種を配置すれば、地理的空間によるデザイン差異がよりビジュアルに露呈します。

webをみていると Thomas Flynn氏の作品に入れ子構造3Dモデルを見つけましたので、引用させていただき、今後の技法開発の参考にさせていただくことにします。(Thomas Flynn氏は考古歴史遺物3Dモデル作成の専門家で作品を600点以上公表されています。)

Thomas Flynn氏の入れ子構造3Dモデル「#SquareScanChallenge」

この入れ子構造3Dモデルを巨大にして、対象物を縄文土器に置き換えることができたとします。そうすれば、平面空間に多数縄文土器3Dモデルを配置することができます。自分が考える型式別(≒年代別)でかつ器種別分類という2次元空間に縄文土器3Dモデルを配置して、全体を3Dモデルとして眺めることができるようになります。同時に個別3Dモデルもそれだけ抜き出して詳細観察できるようになります。
入れ子構造3Dモデル作成にチャレンジすることにします。

2019年10月6日日曜日

ハラハラドキドキの連続 パソコンハード更新作業

1 パソコン更新の決断
趣味活動のメインツールであるデスクトップパソコンは8年前にWindowsXP機からWindows7機にパソコンハードを更新し、途中でWindows10にアップグレードしてこれまで使ってきました。8年前はメモリが16Gであることでもあり、またモニターを4画面にしたこともあり、その高速操作性、作業効率性等に大いに満足できていました。
しかし3Dモデル作成等により一度に扱う情報量(主に画像)が飛躍的に増え、かつ、ソフト最新版も高度化・高機能化して、さらに複数の複雑多岐作業を同時に機器で走らせることが常態化しました。その結果過去の最新鋭パソコンもいつの間にか望む作業に思いのほか時間がかかるようになり、時たま不調現象が起こるようになりました。
そこで2年ほど前からパソコンハード更新を考えていたのですが、更新作業にかかる1週間程度の活動空白期間を生み出す決断をすることができないで、ズルズルと時間だけが過ぎてきました。
そんな時、消費税増税となり、増税直前商戦にも巻き込まれて、「今しかパソコン更新をする時期はない」と決断して思い切って機械を更新した次第です。

2 新パソコンの概要
・raytrekZQ4-i9
・Core i9-9900k
・NVIDIA Quadro P4000 8GB(DisplayPort×4)
・32GB DDR4 SDRAM
・Crucial 1TB SSD
・3TB HDD

新パソコンにつないだモニター4枚の様子

3 パソコン更新の主な作業
ア パソコン設置書斎空間の整理・清掃・ほこり除去
イ 新旧機器併設設置
・(安全性を考慮した)電源接続
・インターネット回線接続
・モニター4画面接続
・各種付属機器接続
ウ 新パソコン ソフトダウンロードと設定
・webブラウザ、メール設定
・セキュリティソフト設定
・ソフトダウンロードと設定
Microsoft Office、Adobe Creative Cloud、WZEditor、QGIS、3DF Zephyr Lite、その他多数
エ ドライブ利用方法の決定
・使い勝手の良さと効率的バックアップシステムを備えたドライブ利用方法の決定

4 パソコン更新作業で体験したハラハラドキドキ
ア、イ、エ作業は時間がかかるものはありましたが、比較的順調に推移しました。
ウで大いにハラハラドキドキしました。その例を2つに絞って記録しておきます。
4-1 メール設定ができない
プロバイダーから書類でもらっている情報を入力してもアウトルックで自分のメール設定ができません。過去には他のパソコンやタブレットで設定できましたから焦ります。
仕方がないのでプロバイダーに電話でサポートしてもらいました。
なんと書類でもらっているpopサーバーとsmtpサーバーとそれぞれのポート番号が全く異なるものに変更になっていたのでした。
心理的余裕のあるときならば、「何故?」とその変更理由を聞きたいところですが、とりあえずメール設定実施を優先して、メールを使えるようにしました。

4-2 MicrosoftOfficeがパソコンから完全に消える
MicrosoftOfficeがプリインストールされているパソコンを購入しました。Word、Excel、Outlook、PowerPointが使えるようになり安心しました。それもつかの間、以前単体で購入したAccessをインストールしたところMicrosoftOfficeがパソコンから完全に消えてしまいました。訳が分からず、下手な修復が事態をさらに悪化させる可能性もあり、一晩苦しみました。翌朝9時にMicrosoftに電話でサポートしてもらいました。
一筋縄では治らず、いろいろ試行錯誤して最後にMicrosoftOfficeをwebからダウンロードしてインストールして使えるようになりました。説明ではプリインストールされているOfficeは「アプリ」であり、Accessは「ソフト」であり、同時に使えるようにすると「ソフト」が生き残り「アプリ」が死ぬとのことでした。

メール設定にしろ、Office消失にしろ提供会社サイドの条件で生じる問題に直面すると、それが自分の知識とか努力とかで解決できるのかできないのかわかりませんからハラハラドキドキしてしまい、寿命が縮まる思いを体験しました。

5 新パソコンの使い勝手
5-1 とにかく速い
とにかくパソコンが速くなりました。起動時間や終了時間もすぐで驚きをもって使っています。ファイルコピーも超迅速になりました。ソフトが動く時間も大幅に短縮されました。web回線スピードは新旧パソコンとも同じですが、ファイルをCloudにアップするとき条件設定によっては新パソコンのスピードが大幅に改善しました。パソコン内部事前処理時間の改善があったものと推察します。
旧パソコンではパソコン起動に時間がかかるので、作業中断の際にはスリープを使いましたが、新パソコンではスリープを使う必要性がほとんどなくなりました。

5-2 縦型モニター導入が功を奏する
旧型パソコンから27インチモニター(横型固定)3台を引き継ぎ、27インチ縦横自在モニター1台を新規購入しました。
旧パソコンでは書類や地図を拡大すると上下方向に切れてしまうことがあり不便でしたが、今回その不便が解消し、逆に大変便利になりました。

QGIS画面(縦型モニター)

QGIS画面(横型モニター)

6 感想
1週間趣味活動そのものを棒に振り、パソコン更新作業に集中するという決断をして(消費増税にさせられて)、本当に良かったと思います。
パソコン作業の効率化・短時間化によって、趣味活動に新しい境地が開けるに違いないと直感します。
新パソコンをこれから8年使うとすれば自分の年齢も〇〇歳になりますので、おそらくこの新パソコンが人生最後の高機能パソコンになる可能性大です。


2019年10月5日土曜日

2019年9月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2019年9月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
9月の記事数は17でした。鎌ヶ谷市根郷貝塚の学習及び縄文土器展示館訪問記を記事にしました。長野県茅野市尖石縄文考古館訪問では特別に大きな刺激を受けました。学習実活動は充実したのですが、その記事作成が間に合いませんでした。学習活動が目的であり、ブログ記事作成はその様子の実況中継ですから、ブログ記事作成が間に合わないときは、お許ししていただきたくお願いします。

2 ブログ「花見川流域を歩く番外編」
記事数はたったの2編ですが、地形3Dモデル作成ができるようになり、技術向上という点では大変充実した月となりました。
地物の周回多視点撮影写真を使った3Dモデル作成だけでなく、地形DEMからも3Dモデル作成ができるようになったことになります。
ブログ記事にしたい技術上のコラム的話題はたくさんあるのです、今後記事にしたいと思います。

3 ブログ「花見川流域を歩く自然・風景編」
記事数は3編で過去最低レベルです。早朝散歩はほぼ欠かさず、写真撮影も必ずしています。しかし趣味活動時間管理上の選択と集中によりこのような結果となりました。素晴らしい日の出写真もいくつかあったのですが、記事掲載にいたりませんでした。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
9月は休載となりました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
9月も休載となりました。

6 9月活動の特徴
縄文土器展示施設訪問と地形3Dモデル作成に集中した学習活動となりました。
9月下旬から消費増税に触発されて懸案のパソコンハード更新に着手し、10月初めにかけて学習活動が一時途切れました。

7 10月活動のイメージ
3Dモデル作成が終わっていない撮影土器がかなり多数になりましたので、そのストック写真の処理を優先し、そのあと新たな展示施設訪問を行うことにします。
多数の縄文土器3Dモデルの整理分類方法の検討、活用方法の検討を始めることにします。
縄文土器3Dモデルを複数配列して、それぞれの土器をくるくる回したり拡大したりできる「3Dモデル展示型3Dモデル」の作成がどのような技術によるものか、自分にも作成できるものであるのか、技術的検討をすることにします。(「3Dモデル展示型3Dモデル」現物をSketchfabで見つけたことによる発想です。)

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2019年9月記事
〇は閲覧の多いもの

ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2019年9月記事

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2019年9月記事

弁天橋から上流

2019年9月21日土曜日

5mDEMを使った地形精細3Dモデル作成手順

考古遺跡サイトの地形とか、遺跡群が分布する地域の地形とかを精細な3Dモデルで観察したくなることが増えました。
そのような目的で作成する精細地形3Dモデルの基礎となる地形情報で全国入手可能なものは5mDEMになります。
この記事では5mDEMをつかった地形精細3Dモデル作成手順をメモします。

1 3次メッシュ(1㎞メッシュ)の境界情報の入手
5mDEM情報は3次メッシュ毎にファイルとなっています。そのため5mDEMを使うためには3次メッシュの境界図柄とそのコードをGISで表示出来るようにすることが必須です。
e-Stat統計で見る日本サイトの境界データのページから3次メッシュ(1㎞メッシュ)の境界データをダウンロードできます。
3次メッシュ境界データは1次メッシュ毎のファイルになっています。

1次メッシュ(3次メッシュ境界データは1次メッシュ毎のファイルになっている)

3次メッシュ境界データは5種類の型式で提供されています。3Dモデルは平面直角座標系でないと作成できないので、「世界測地系平面直角座標系・shapefile」選択します。

5種類の提供形式

ダウンロードファイルを解凍してQGISに取り込みプロパティのシンボロジーで塗りつぶしを透明にすると次のようになります。

3次メッシュ境界データ 塗りつぶし透明

さらにプロパティのラベルで「単一のラベル」→「ラベル」で「KEY_CODE」を選択するとメッシュコードが表示されます。

3次メッシュコードの表示
この画面を使って3Dモデル作成が必要な範囲の3次メッシュコードを知ります。

2 5mDEMの入手
国土地理院基盤地図情報ダウンロードサービス画面の「基盤地図情報数値標高モデル」から入りファイル選択して5mDEMをダウンロートします。このダウンロードは簡単な登録が必要です。

国土地理院基盤地図情報ダウンロードサービス画面

「地図上で選択」の画面
5mDEMファイルは2次メッシュ(1/25000図郭)単位に一括ダウンロードとなります。
そのため地図上で選択する場合の単位も2次メッシュ毎になります。

3 必要な5mDEMファイルの抽出
一つの2次メッシュには100の3次メッシュDEMファイルが含まれています。その中から必要な3次メッシュを抽出します。
ここでは例としてコード53402212の3次メッシュ1コだけを抽出します。

2次メッシュ(534022)に含まれる3次メッシュファイル(部分)

4 5mDEMの変換(XMLからGeoTIFFへの変換)
国土地理院サイトからダウンロードした標高データ(XMLファイル)をGeoTIFFファイルへ変換することが必要です。
そのために私はエコリス社の基盤地図情報標高DEM変換ツールを使っています。

5 QGISにおける3Dモデル表示
QGISでプラグインQgis2threejsを使えるようにしてその画面を表示した後、5mDEM(GeoTIFF)をレイヤとして追加すると、QGIS画面のうち5mDEMがある部分だけ立体化します。

3次メッシュ(53402212)1コだけの立体表示

6 参考 3次メッシュファイル(XMLファイル)における5m標高データの配列順序

3次メッシュファイル(XMLファイル)における5m標高データの配列順序
通常ではこの配列順序(空間配置)を意識する必要はありません。しかし標高データに異常値があると感じた場合などでは、この配列順序を意識せざるを得ません。





2019年9月2日月曜日

2019年8月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2019年8月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
8月の記事数は35でした。8月1日記事「2巡目縄文土器学習の算段」から2巡目土器学習をスタートして順調に推移しました。
近隣の縄文土器展示室を訪問して観覧し、ショーケース内の縄文土器の撮影を行い、後日3Dモデルとしてより詳細に観察しました。ブログ記事はその経緯等を書きました。
8月に訪問した縄文土器展示施設は12館であり、整理が済んで作成した3Dモデルは82となりました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
このブログでは縄文土器学習を進める中で行った技術開発や技術的興味を主に記事に書いています。8月は7編の記事を書きました。
8月30日記事「3Dモデルで暗い(黒い)土器表面を明るくする方法」は特筆すべきものです。これまでの暗い(黒い)縄文土器3Dモデルを明るい3Dモデルに抜本的に生まれ変わらせる方法を自分レベルで「発見」したからです。
明るい縄文土器3Dモデルを掲載したとたんに有名な海外考古博物館から「LIKE(いいね)」をいただいたほどです。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩記事を16編書きました。
各記事には散歩や自然風景とは必ずしもかかわりのない【グッド&ニュー】(散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)を必ずかいています。自分としてはそれを書くのが楽しみでもあります。グッド&ニューはページにまとめたものもあります。
このグッド&ニューはろ過されるまえの原初的つぶやき、ツイートです。元祖つぶやきです。
TwitterのツイートやFacebookの投稿は洗練されたつぶやきです。その背後にはそれなりの思考と作業を経て情報を具備したブログ記事が控えています。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
1編の記事を書きました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
7月に続き休載しました。

6 8月活動の特徴
縄文土器展示施設観覧と写真撮影を足で稼いだ活動は認知症進行防止に効果があったと思います。
●8月の展示施設訪問
20190804 松戸市立博物館
20190805 四街道市第二庁舎ロビー
20190807 柏市郷土資料展示室
20190809 印西市立印旛歴史民俗資料館
20190809 印西市立木下交流の杜歴史資料センター
20190814 我孫子市湖北郷土資料室
20190814 流山市立博物館企画展「流山のお宝発見」
20190820 白井市郷土資料館
20190820 習志野市教育委員会
20190820 我孫子市教育委員会1階ロビー
20190823 鎌ヶ谷市郷土資料館
20190826 千葉市あすみが丘プラザ展示室

遺跡分布図の地形3Dモデル、遺跡ヒートマップ図の3Dモデルの技術開発が進んだことも8月の大きな出来事です。多数写真を使った3Dモデル作成ではなく、地形情報(あるいは地形に見立てた別情報)を3Dモデル化できたのですから自分にとっては一種の夢実現です。しかし、展示施設訪問を最優先させたため、強い興味があるにもかかわらず活動の継続は後日の楽しみとしました。

7 9月活動のイメージ
8月に引き続き縄文土器展示施設訪問を優先させることにします。
新たに作る縄文土器3Dモデルは明るいものにするとともに、過去に作成した3Dモデルもできるだけリメイクすることにします。
特定縄文土器をキッカケにする寄り道遺跡学習を幾つか行い、縄文土器学習と縄文社会変遷学習との関連を忘れないようにします。(縄文学習の本丸は縄文社会変遷学習であり、その基礎学習として土器学習を行っています。)
特定遺跡や遺構に関わるミクロな地形3Dモデル作成にチャレンジすることにします。

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2019年8月記事
〇は閲覧の多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2019年8月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2019年8月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2019年8月記事
中峠式深鉢形土器(根郷貝塚)3Dモデル 正面オルソ投影図
鎌ヶ谷市郷土資料館展示

2019年8月30日金曜日

3Dモデルで暗い(黒い)土器表面を明るくする方法

展示縄文土器の3Dモデルを作成する場合、多くの場合は多少見づらいことはあっても土器表面の模様や凹凸を認識することができます。
照明が暗くても人の目で認識できる程度の最低限の明るさが確保されているので、原理として撮影写真で模様や凹凸はわかります。従って3Dモデルも作成できます。

ところが鎌ヶ谷市郷土資料館展示中峠式深鉢形土器は把手が広がり、胴部が影になり、3Dモデルをつくっても胴部の模様や凹凸が殆どわからないものになってしまいました。

中峠式深鉢形土器の3Dモデル

中峠式深鉢形土器の3Dモデル 胴部拡大

これでは困りますのでどのようにしたら暗い(黒い)土器表面を明るくできるか検討してみました。

1 別フィルターの写真を使う
当初作成3Dモデルはポップアートという色が鮮やかに発色しているフィルター写真をつかったものです。別フィルター写真としてビビッド(普通写真に近い)、ドラマチックトーン(コントラストが強く暗い部分が明るくなる)で3Dモデルを作成してみました。
いずれもポップアートより土器表面の模様や凹凸が見やすくなりますが、満足できるものではありません。

2 写真の露出を変える
利用写真64枚の露出を同じ割合で明るくなるようにLightroom Classic CCを利用して変更してみました。
この方法で作成した3Dモデルは見違えるような明るい画面となり胴部の模様や凹凸がよくわかるようになりました。

中峠式土器深鉢形土器の3Dモデル(露出変更バージョン) 胴部拡大

暗い(黒い)土器表面の模様・造形を見やすくする決め手としての露出変更

3 感想
暗い(黒い)縄文土器の3Dモデルを作成して、その表面の観察がその暗さ(黒さ)に起因している場合、今後は写真の露出を変えて見やすくすることにします。また過去に作成した見づらい3Dモデルもこの方法で作り直すことにします。

2019年8月28日水曜日

便利なChrome画面複製機能

ブラウザにChromeを使っています。またモニターは複数枚(4枚)使っています。
ブラウザの画面を同じもの二つをつくり両方を見比べたいときが時々あります。
英語画面を自動翻訳したとき、その翻訳の原語を知りたいときとか、何かの入力画面でその入力位置はそのままにして画面の上の方とか下の方を見たいときなどです。
これまではいちいち新規タブから新しい画面をつくり、そこから目的とする画面までリンク等をたどって移動していました。かなり面倒くさい作業でした。
ところがChrome画面の現在のタブを右クリックすると「タブを複製」というメニューがあり、それをクリックすると現在画面複製ができました。

英語画面と複製画面(機械翻訳した画面)
私にとっては少なくとも10年前には知っておくべき機能です。無手勝流パソコン利用者の悲しいところです。
エクスプローラー画面のワンタッチ複製も出来るようになり、遅ればせながらパソコン操作が徐々に効率化しています。
2019.05.14記事「今開いているエクスプローラー画面の複製

2019年8月24日土曜日

ファイルの自動命名に多様な文学表現を使う楽しいソフト

パソコンソフトが行うファイルの自動命名はほとんどが連番であったり、秒単位までの時刻を利用したものがほとんどです。
ところが3DF Zephyr Liteは次のように多様な文学表現を使います。

3DF Zephyr Liteのファイル自動命名による文学表現
・私の偉大3Dリコンストラクション
・私の美しい3Dリコンストラクション
・私のあごを落とす3Dリコンストラクション
・私の壮大な写真からの3Dモデル
・私の印象的3Dシーン
10種類以上は使っているようです。

3DF Zephyr LiteがSketchfabにファイルをアップする時、このような文学的表現で命名します。命名は自分には操作できません。
アップ前に命名を考えるよりもアップ後命名を自分好みに変更しますから、ソフトがかってに命名していただいて大いに結構です。
そしてそれが時刻や連番ではなく、文学表現であり、3Dモデルの内容を扱う思考・感情と一時的とは言えとても相応しものになっています。
3DF Zephyr Liteはどうもイタリア原産のようですが、その文化の優美さに感心します。
なお、「私のあごを落とす」という用法は古い用法であり私は「おいしいものを食べるとほっぺたが落ちる」と使いますから、イタリアで日本語化するときに使った辞書が古かったのかもしれません。

3Dモデル化ソフトである3DF Zephyr Liteに愛着を覚えます。

2019年8月9日金曜日

展示縄文土器の3Dモデルの質にかかわる条件

展示縄文土器の3Dモデルを作成する場合、その出来栄え(質)に影響する会場の施設条件を体験的にまとめてみました。

縄文土器3Dモデル作成の出来栄えに影響する条件

縄文土器3Dモデル作成の出来栄えに影響する条件
1 照明 明るいほどよい
2 ガラス面の存在 ガラス面反射が悪影響する
3 対象物までの距離 距離が近い方がよい
4 撮影場所移動可能性 多様な角度からの撮影が必須
5 近くの壁や物の存在 壁や物が近くに無いほうがよい

1 照明
最も重要な条件は照明であるように体験しています。
会場の明るさ・暗さではなく、土器に当たる光の強弱が問題です。土器に当たる光が弱いとシャッタースピードが遅くなり、微妙な手振れ写真が多くなり、3Dモデルの質が落ちます。一方光が強いとシャッタースピードが速くなり同じ操作でも手振れはなくなり、3Dモデルの質が高まります。このシャッタースピードの違いによる微妙な手振れ感覚は写真観賞ではあまり感じないレベルですが、3Dモデル作成では大いに関係してきます。

2 ガラス面
ガラス面が無いことが良いに決まっていますが、ガラス面があっても反射光が弱ければ大きな影響がない場合もあります。

3 距離
土器と撮影場所の距離が大きくなると3Dモデルにおける精細さが減じます。

4 撮影場所移動可能性
土器の回りをどれだけ移動してどれだけ多様な視点から撮影できるかという条件が照明の次に重要なものであると体験しています。ショーケースの端奥に置かれた土器は多様な視点からの撮影ができませんから難の多い3Dモデルになってしまいます。

5 近くの壁や物の存在
土器の近くに壁や他の土器あるいはプレートなどがあると円満な3Dモデル作成が困難になります。