2018年12月28日金曜日

アイディアノートとしてのブログ アイディアデータベースとしてのブログ

自分のブログ活用法が時間とともに変化していて、恐らく今後も変化すると思いますので、現状を記録しておきます。

1 アイディアノートとしてのブログ
考古歴史学習という趣味活動で生まれるアイディアを記録し定着させる機能をブログで実現しています。
1-1 アイディアの発生とメモ
アイディア(新たな解釈・仮説、対象地物等の重要性再認識、新方法・スキルの適用・・・)には面白さ、興味、ワクワク感が伴い、いろいろな場面で突然無意識的に、あるいは粘り強い意識的思考の産物として生れます。
私の場合の主なアイディア産出現場は次のような場面です。
ア 情報との接触
さまざまなメディアを通じて、さまざまな番組、図書、WEB画面・・・を通じて情報に接する時、その刺激によりアイディア(面白さ、興味)が生れます。
イ 夢のなかで
寝ているとき見る夢の中でアイディアが生れることがあります。
ウ 意識的思考のなかで
机に向かって「このテーマについて考える」「その解決策を考える」という意識的思考のなかでアイディアが絞り出されるのはだれでもあることです。
エ 散歩の中で
散歩中に突然有用アイディアが「向こうからやってくる」ことが多々あります。そのアイディアは散歩中に深めることができます。
オ 会話のなかで
人との何気ない会話のなかで突然アイディアが浮かぶことがあります。

これらの生まれたばかりのアイディアはその場でメモしないと最悪思いだせなくなります。時間が経つとアイディア自体は思いだせるのですが、肝心要の面白さや興味が湧いてこない場合もあります。これでは意味がありませんから、すぐにメモすることが必要です。
自分の場合は書斎や寝室、鞄やウエストポーチ・上着、乗用車・・・にメモ用紙と柔らかい筆記具を常備しています。原始的ですが生れたアイディアは必ず回収できるようにしています。紙に書いたメモは多くの場合付箋アプリに書き込み、必要があれば専用のメモ溜(エバーノートを利用)に移動蓄積させます。
パソコンに向かっている時は付箋アプリに書き、必要があればメモ溜に移動蓄積させます。

アイディアメモの電子化に欠かせない付箋アプリ(Windows10標準添付アプリ)
情報はワンドライブに置かれていてファイル操作(「名前を付ける」、「保存」など)がありませんから、パソコンに向かっている時のアイディア即時メモに適しています。

1-2 アイディアメモの賞味期限
さて、他の方の事情はしりませんが私の場合の大問題は、生まれたアイディアに賞味期限があるということです。
多くのアイディアの賞味期限が3日間程度しかありません。自分ながら不思議に思います。同じ自分が同じアイディアを想起して、1週間前は面白さ、興味、ワクワク感が強く湧いていたのに、今はなんとなくつまらないと感じてしまうことが多いのです。
従って、産出したアイディアは原始メモをとるだけなく、面白さ、興味、ワクワク感を封じ込めて定着させることが必要です。その定着方法が自分の場合はブログ記事執筆です。

1-3 アイディアノートとしてのブログ
アイディアメモ(最初の原始メモ)は新たな解釈・仮説、対象地物等の重要性再認識、新方法・スキルの適用・・・の要点をかいつまんで書いたものです。そのアイディアを思考したことにより自分に生じたプラス感情、幸福感、快感そのものを書いたものではありません。
しかし、このメモを素にブログ記事を書くと、記事にはなぜ面白いのか、どこに興味をもったのか、ワクワク感がどれだけあるのかなどが強弱はあるものの必ず表現されます。ブログ記事とは自分の興味を他の人に伝えるために書くものですから当然のことになります。記事を書くという行為を通じてアイディアメモに面白さ、興味、ワクワク感を練り込めて定着させることができます。
つまり、学習活動ツールとしてのブログとは、世の中に対する情報発信機能のほかに、そのままでは消えてしまう運命にあるアイディアを孵化させて定着させる機能を有しています。つまり高度なアイディアノート機能を有していると言えます。

2 アイディアデータベースとしてのブログ
2-1 ブログ記事からの発想
ブログ記事が蓄積すれば、アイディアノートが何冊もできて繰り返し読み返すことができる状況が生まれたことになります。つまりアイディアデータベースができたということになります。
私の場合2年程前からブログ過去記事を記憶をたどって、あるいは検索して目当ての情報にたどりつき、それに基づいて新たな思考を行い、新たな仮説をたて、新たな学習展開に入ることがたびたび起こっています。ブログ記事数が増加してある閾値を超え、それによりデータベースとしての価値が一段と高まったのではないだろうかと考えています。

画面(モニター4枚)に過去記事250のサムネイルを表示した様子 ブログ花見川流域を歩く
ダイナミックビューFlipcard表示
自分が書いたものなので時間順に並んだサムネイル(記事最初の画像)により目当ての過去記事にだいたいたどりつけます。
Bloggerブログは通常の表示の他ダイナミックビュー表示が可能です。ただしモバイルではダイナミックビュー表示できません。

サムネイルをクリックして記事を表示した様子

サムネイルを表示している様子

画面に過去記事1400のサムネイルを表示した様子
ブログ花見川流域を歩くの記事数は現在全部で2411です。

2-2 発想の源泉-オリジナル画像
ブログ記事をアイディアデータベースとして使う場合、実務的にはブログ記事掲載画像を取得して再利用(あるいは調整して再作成)する行為がメインになります。私の場合、アイディアつまり面白さ、興味、ワクワク感を伴う思考結果はほとんど全てオリジナル画像で表現しているからです。
ブラウザChromeではブログ画面から画像を直接エクスプローラーのフォルダーにドラッグ&ドロップで取得できます。
Bloggerブログの場合ダイナミックビューSnapshot表示でブログ掲載全画像を表示させることができますから、目当ての画像をみつけたらクリック→記事表示→画像ドラッグ&ドロップで即座に取得できます。記事を作成した時のフォルダーをパソコン内で探して、そこから画像を取得するよりはるかに時間短縮できます。

大膳野南貝塚学習とりまとめのためにブログ記事からエクスプローラーのフォルダーに集めた画像

ブログ記事掲載全画像(の一部)を表示した画面
ダイナミックビューSnapshot表示

2-3 参考 Bloggerブログの利点
ブログがクラウドに存在していること、そしてそこからアイディア、より具体的には画像で表現されたアイディアを即座に引き出すことができるデータベース機能を有しているということ、そうしたいわば隠れた特性を最近強く意識するようになりました。
そしてこのようなクラウドサービスが画像容量無制限でかつ無料、広告なし、高機能で使えるBloggerブログはとても素晴らしいサービスであると考えます。
なお、BloggerがGoogle提供であることから検索における上位優先性や海外からのアクセス増が期待でき、実感しています。

2018年12月19日水曜日

ラ・ラ・ランド

狭苦しい飛行機座席で「そういえばそのような映画の宣伝をテレビで見たことがある」と気が付き、映画ラ・ラ・ランド(2016年)を見ました。


高校生のころ感激したミュージカルウエストサイドストーリーを真似た振り付けもあり、十分に楽しめました。


寄る年波からか、テレビや映画館でドラマや映画を見ることがほとんど皆無になった結果、エコノミークラスでの映画鑑賞が私にとって大変貴重で価値のある体験です。


ラ・ラ・ランドで特別興味を持った点はプリウスが若者に流行っていることが描かれていることです。プリウスばかりで、どれが自分のプリウスか判らないという場面が出てきます。西海岸の環境問題に鋭敏な若者の考え方を映画監督は表現しようとしたようです。
しかし2年たち、西海岸でも世界でもハイブリッド車はエコの最先端ではなくなり、エコの先頭はPHVやEVに急速に転換しつつあるようです。現在では通常プリウスはエコカー専用レーンの走行は出来ないようです。

主人公ミア(エマ・ストーン)の乗る車はプリウス

映画冒頭の高速道路場面

●機内でみた映画の過去記事
ブログ「花見川流域を歩く」2013.11.13記事「映画アバターに出てくるGIS立体投影装置
ブログ「学習 幸福否定」2016.10.02記事「キッズアニメ インサイドヘッド
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2017.09.30記事「ドリーム

●蛇足
「らららんど」と入力すると「ラ・ラ・ランド」と日本語変換されます。そのような新語登録をしたおぼえはありません。不思議です。

2018年12月18日火曜日

QGISシンボロジー

QGISの点データに対応する記号が充実しているのでメモしておきます。
1つの点データレイヤーに対して多数の記号レイヤを作成できて、それぞれ大きさ・色等や表示・非表示の設定ができます。従って縮尺の違いや背景地図の違い、地図の目的等を考慮して多様な記号を用意しておき、状況に応じて使い分けができます。
また漢字を含む文字を記号にすることもできます。日本の地図記号をファイルとして用意すれば使うこともできます。

日本の地図記号「水田」で表示

旗で表示

丸で表示

星で表示

十字で表示

漢字「水」で表示

漢字「縄」で表示


2018年12月12日水曜日

Google earth pro画面でのポイントデータ名称表示

QGISデリミティッドテキストレイヤからkmlファイルを出力してGoogle earth pro画面に表示する際、ポイントデータ名称(遺跡名称)を画面に表示させる方法をメモしておきます。

Google earth pro画面におけるポイントデータ名称表示例 (千葉県旧石器時代遺跡)

次の作業を行ってkmlファイルを作成表示する際のポイントデータ名称表示方法です。

●位置情報を含むcsvファイルの作成

●QGISにおけるデリミティッドテキストレイヤの追加

●デリミティッドテキストレイヤのkmlファイルへのエクスポート

●kmlファイルのGoogle earth pro表示

1 csvファイルにおける「name」フィールドの作成(必須)

csvファイル例 (千葉県旧石器時代遺跡)
csvファイルにnameという名称のフィールドを作成し、各レコードに個別名称を記入しておくことが必須です。
具体的にはExcelで「遺跡名」フィールドを複製してその名称を「name」にするだけです。
フィールドを複製することなく、「遺跡名」を「name」に書き換えるだけでもOKですが、その場合あとでポップアップ画面に「遺跡名」が出てきません。

2 csvファイルをQGISにデミリティッドテキストレイヤとして追加する

QGISにデリミティッドテキストレイヤーとして追加した様子

3 QGISデリミティッドテキストレイヤのkmlファイル書き出し

4 kmlファイルのGoogle earth pro表示

なお、「遺跡名」に限らず、どのフィールドでもそのフィールドネームを「name」にすれば画面に表示できます。

……………………………………………………………………
この例ではポイントをクリックすると次のようなcsvファイルの内容が全部ポップアップ画面として表示されます。

ポイントのポップアップ画面

2018年12月5日水曜日

国際宇宙ステーション(ISS)からみた千葉と日本

NASAサイトの中で千葉と日本が写った写真を見つけ、感動を覚えましたので引用します。

千葉と日本が写った国際宇宙ステーション(ISS)からの写真 NASAサイトから引用
この写真を見て、現在の学習(千葉県や全国の考古歴史)の地図上のフィールドと現実世界の同じ場所を同時に把握できて、そのような体験はこのような広域を対象にしたことが無かったのでの、感動したのだと思います。
同じ空間の様子をGoogle earth proでつくりましたが、このGoogle earth pro画面をみただけではISSからの写真と同じ感動をおぼえることはできません。

Google earth pro画面

Google earth pro画面(2018.12.04の実際の雲の様子を投影した画面)

2018年12月2日日曜日

2018年11月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2018年11月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
11月も10月から引き続き趣味活動時間の大半を遺跡データベース作成作業に費やし、そのためブログ記事執筆活動は低調なレベルとなりました。
そのかいあって遺跡データベースの本丸ともいうべき千葉県遺跡DBテーブルの最初バージョンを完成することができました。
ブログ記事は14編を書き、そのうちのメインは貝塚レコード755を事例にしてデータベース活用方策検討を行ったシリーズ記事です。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
Excel操作技術メモなど6編の記事を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩記事22編を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
3編の記事を書きました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
2編の記事を書きました。

6 11月活動の特徴
ブログ記事作成活動をある程度犠牲にして、10月から始めた千葉県遺跡DBテーブル完成にこぎつけることができました。
千葉県遺跡DBテーブルの概要は次の通りです。

千葉県遺跡DBテーブル
・基本情報源…ふさの国文化財ナビゲーション(千葉県教育委員会)ダウンロードデータ
・レコード数…20130
・フィールド(項目)…遺跡ID、遺跡コード、遺跡名、遺跡名かな、住所、時代、種別、立地、遺構概要、文献、備考、緯度、経度、水系、その他
・作業アプリ…File Maker(結果はExcel等にエクスポート)

これからの趣味活動を長期的に支える基礎資料を作成できたことになり、この千葉県遺跡DBテーブルを有効活用して学習を加速させたいと思います。

千葉県遺跡DBテーブルに関連して「千葉県の歴史」DBテーブルも作成していますが、こちらのほうも年内に完成予定です。
参考 「千葉県の歴史」DBテーブル
・基本情報源…「千葉県の歴史 資料編 考古1~4」(千葉県教育委員会)(紙資料を独自に電子化)
・ページ数…総計4318ページ
・遺跡事例(総数708)は千葉県遺跡DBテーブルとGIS空間でリレーション
・表現アプリ…File Maker(pdf表示)

7 12月活動のイメージ
遺跡DBテーブルの活用方策について検討を深めるとともに、遺跡DBテーブルの概要をとりまとめたいと思います。
同時に縄文時代学習に本格突入するための準備活動を行い、その様子をブログ記事にする予定です。
年末になったので、今年の活動及び過去8年間の活動をとりまとめることにします。

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2018年11月記事
○は閲覧が多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2018年11月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2018年11月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2018年11月記事
ブログ「芋づる式読書のメモ」2018年11月記事

花見川風景