2020年4月24日金曜日

Google earth proの動画作成

ブログ花見川流域を歩く2020.04.23記事「上黒岩岩陰遺跡の地形特性」でGoogle earth proから動画を作成しました。しかし3年ぶりくらいの時間が空いたため操作にてこずり、最後は力任せに粗雑な動画を作成してその場をしのぎました。
これから遺跡の地形をGoogle earth proを使って動画で検討することが増えると考えられますので、動画作成技術をメモして手戻りのないようにしておきます。

1 Google earth proの動画作成手順

Google earth proの動画作成手順
1 動画にする画面を設定する
幾つかの主要画面を目印をつけて保存します。
主要画面のビューのスナップショットを保存します。(カメラの方向等を設定する)
順番を整えます。

2 動画撮影する
ツアーを録画する→録画開始→(手作業で主要画面を次々にクリックします。主要画面と主要画面の間は連続した画面に自動でなります。)→録画終了

3 ツアーを保存する
ツアーを保存します。(まだ動画ファイルは書き出されていません。)

4 動画ファイルを保存する。
ツール→動画メーカーチェック→動画を保存する。
ファイル形式はMPEG(mp4)で保存します。

2 動画作成見本

動画作成見本

2020年4月18日土曜日

Sketchfab3Dモデルの動画作成

Sketchfab投稿3Dモデルの操作録画(動画)の作成方法をメモします。

1 作業の流れ

Sketchfab3Dモデル操作動画作成の流れ
録画ファイルの作成
ア 3Dモデル画面(chrome画面)をクリックしてアクティブにする
イ Windowsキー+GキーでGameDVR(Windows10オマケソフトとしてインストールされている)を立ち上げる。
ウ キャプチャ→白丸をクリックして録画をスタートさせる
エ 3Dモデル画面の操作を行う
オ 白四角をクリックして録画を終了する。
カ 動画はpc→ビデオ→キャプチャにmp4ファイルで記録されている

録画ファイルの調整
Premiere proで画面の不要部分をトリミングする。(クロップ機能利用)
Premiere proでクリップの不要な時間をトリミング(リップル削除機能利用)する

SNS別ファイルの書き出し
Premiere proで次の書き出しを行う
YouTube用(Bloggerブログで埋め込み利用)動画ファイル
Twitter用動画ファイル
Facebook用動画ファイル
2020.02.10記事「SNSにおける縄文土器3Dモデル・動画の使い分けとファイル書き出しメモ

2 Sketchfab3Dモデルの動画例

花見川柏井橋付近の地形

3 感想
Sketchfab3Dモデルの動画をつくりSNSで発信することにより、動く地物の絵がweb世界に飛び出すので、当該事項に関して特段の関心のない方々も含めて、多くの方々に3Dモデルの存在を知っていただくことができます。当該事項に関して多くの方々の興味を喚起することができます。
 

地理院地図3DモデルのSketchfab投稿

地理院地図3DモデルをSketchfabに投稿する方法をメモします。

1 作業の流れ

地理院地図3Dモデル作成とSketchfab投稿の流れ
ア 地理院地図における地図の作成 例
・地図の種類→標高・土地の凹凸→陰影起伏図を取り込む
・地図の種類→土地条件図→数値地図25000(土地条件)を取り込む
・上のレイヤを合成(乗算)にする
イ 3Dモデルを作成する
ツール→3D→小(この場合は小にしました。)
ウ 高さ方向の倍率→9.9(この場合は9.9にしました。)
エ VRMLファイルダウンロード
拡張子pgw、拡張子png、拡張子wrlの3ファイルをダウンロードします。
オ SketchfabのUPLOADをクリックします。
カ VRML3ファイルの投入
Upload a new model画面に3ファイルをdrag&dropします。
キ 3Dモデルの編集と設定
Sketchfabで3Dモデルが出来るので、モデル編集と設定を行います。
ク Sketchfab3Dモデル投稿の完了

2 地理院地図3DモデルのSketchfab投稿例

花見川柏井橋付近の地形

3 感想
地理院地図のコンテンツが超充実してきましたので、それを全て3DモデルにしてSketchfabに投稿できます。Sketchfabに投稿できるということはブラウザで3Dモデルを表示できるので情報共有の範囲が急拡大することになります。素晴らしい世の中になりました。



2020年4月7日火曜日

パソコン画面写真の加工グラフィック写真実験

野外で路傍の草花の写真を撮影してPhotoshop調整で加工グラフィック写真をつくると草花の美しさを訴求力ある画像にすることができます。
通常の1枚の写真を撮影して同じPhotoshop調整すると同じように訴求力ある画像ができるのか、できないのか実験してみました。

1枚の写真を撮影してPhotoshop調整したときの画像

野外実景撮影から作成した加工グラフィック写真

パソコン画面撮影から作成した加工グラフィック写真

実験から、パソコン画面撮影で作成した加工グラフィック写真は訴求力がほぼゼロであることがわかりました。

野外撮影でカメラが得た情報とくらべて、パソコン画面撮影でカメラが得た情報はある部分に極限されているからだと直観しました。

野外実景(現物)をブラケット撮影可能なカメラで撮影することの重要性を実感しました。

2020年4月6日月曜日

山田康弘著「縄文時代の歴史」の寄り道学習の方法

今後3ヵ年の予定で縄文社会消長分析学習を行うことにしました。最初の6ヵ月(2020年4月~9月)は山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の学習とその寄り道学習を行います。
本編2020.04.04記事「縄文社会消長分析学習のイメージ

その山田康弘著「縄文時代の歴史」学習と寄り道学習の具体的方法のイメージが固まりましたのでメモしておきます。

1 山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の学習
学習の進行は図書の記載順に行います。章や節などの区切りにこだわらずに興味がまとまった状況で記事にします。
興味が深まれば関連情報を収集して寄り道学習を行います。
寄り道学習をしている間は本書の学習は基本としてそこで止めておきます。
学習が寄り道学習で発散してしまい本書の通読学習が著しく遅れたり、本書に対する学習意欲減退を回避するために、次のようなスケジュールを強制することにします。
4月 第1章と第2章 旧石器時代、草創期に関わる事項
5月 第3章 早期に関わる事項
6月 第4章 前期・中期に関わる事項
7月 第5章 後期・晩期に関わる事項
8月 エピローグ 弥生時代に関わる事項
9月 追補学習、ふりかえり、今後の学習構想
学習の場はブログ「芋づる式読書のメモ」で行います。

2 寄り道学習
2-1 図書、資料の学習
興味のある図書や資料を積極的に入手して寄り道学習します。
図書や資料は積読を避けるために、入手時点で通読してメモを取り、そのメモを1編程度のブログ記事にして学習を完了するようにします。寄り道学習における図書や資料の学習はそれに深く分け入って思考はしたいと思いますが、きりがないので、できるだけ多数の図書・資料に接することに重点を置くことにします。
学習の場はブログ「芋づる式読書のメモ」で行います。

2-2 データ分析を伴う学習
寄り道学習の中で、興味が生まれた事項についてデータ分析を積極的に行うこととします。単に受け身の情報入手学習ではなく、能動的に自分の目と手で興味を分析して、図書や資料の情報を絶えず確かめることとします。
学習の場はブログ「花見川流域を歩く」で行います。

2-3 学習手法・技術に関する検討
学習手法や関連する分析技術に関する検討、あるいは新たに入手した技術を絶えずメモして後日にそれを即座に使えるようにメモしておきます。
メモの場はブログ「花見川流域を歩く 番外編」とします。

路傍の花

2020年4月2日木曜日

桜のグラフィック写真

桜が満開でその写真を毎日撮っていますが、インパクトのある写真にしようとしてPhotoshopでいじっていたところ予期せぬグラフィック画像ができました。
描画モード(ブレンドモード)に「差の絶対値」という普段使わないモードと「ピンライト」という不思議な効果をもつモードの組み合わせによる絶妙な効果のようです。
来年、また桜写真を楽しむために、レイヤー構成をメモしておきます。

桜グラフィック写真

A1
素写真(ポップアート)

B
素写真(ドラマチックトーン)

C
素写真(リーニュクレール)

D
A2、A1、B、Cのブレンド
ぼやけと精細な部分が対照的で白とピンクが映える桜グラフィック画像ができました。

参考
BとCのブレンド(描画モード…差の絶対値)

展示縄文土器写真の解像感向上方法

縄文土器学習で撮影した展示縄文土器写真の解像感向上をいつも模索していますが、現在使っている方法をメモしておきます。

1 カメラとソフト
カメラ…Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ
ブラケット撮影で利用するアートフィルター…ナチュラル、ポップアート、ドラマチックトーン、リーニュクレール、ブリーチバイパス、ビビッド
写真調整ソフト…Photoshop

2 解像感向上方法

解像感向上方法

A1
ブラケット撮影した6枚の素写真の内の1枚ポップアートです。
この写真は調整(レタッチ)しなくても使えるレベルです。

A2
A1をPhotoshopでトーンカーブ補正して色合いを少し濃くしました。

A4
A2を複製してハイパス補正(5ピクセル)し描画モードビビッドライトでA2の上のレイヤーに置いた時の画像です。
この操作で解像感が向上します。

C1
A3(ビビッドライト)、A2(ビビッドライト)、B2のレイヤーでできる画像です。
B2は素写真(ドラマチックトーン)の不透明度20%写真(※)です。
解像感の増したA4写真の陰影をより濃くして立体感を増した写真です。

A1→A2→A4→C1の順で写真を調整しますが、途中で満足できればC1まで行きつくことは少ないです。
最初のポップアート写真がよければ、トーンカーブ補正を省略して素写真を複製してハイパス補正しビビッドライトに設定したレイヤーでできる画像を使うことが多いです。

※Photoshopでは不透明度100%が素写真のそのものになるという設定であり、日本語としては間違っているようです。


2020年4月1日水曜日

2020年3月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2020年3月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
3月の記事数は30編であり1月以降の活動ペースを維持しました。
加曽利EⅢ式土器の観察学習に熱中できたと思います。加納実先生の加曽利EⅢ式土器関連論文がとても参考になりました。またGigaMesh Software Frameworkによる文様浮彫展開写真作成が学習意欲の促進に大きく寄与しました。加曽利E式土器の学習を締めくくることができました。
長野県埋蔵文化財情報センター展示室と尖石縄文考古館を訪問し、国宝土偶「仮面の女神」出土状況ジオラマ3Dモデルを作成し、アニメにしました。
加曽利貝塚出土異形台付土器の学習を始めました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
2月ふりかえり記事1編を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩に関する10記事を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
休載となりました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の学習を開始して、月間記事数は12となりました。この図書の学習に熱が入ってきています。

6 3月活動の特徴
丸々1年間以上、足掛け3年にわたる加曽利貝塚博物館企画展を素材とした加曽利E式土器学習をそれなりに完結できたことはわれながら喜ばしいことです。知識が限りなくゼロだったスタート地点から出発しました。沢山の寄り道学習も行ったこともよかったのですが、おかげさまで縄文土器にはどのようなものがあるのかイメージがある程度つかめるようになりました。また専門家がどのような視点から縄文土器を扱っているのかという考古社会の様子や限界も徐々にわかってきました。
3Dモデル作成技術の向上、GigaMesh Software Frameworkによる展開写真作成、3Dモデルによる計測、3Dモデルによるアニメ作成など観察・分析・表現技術を向上させることができ、それが趣味活動の励みとなりました。
山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)の学習を始めることにより、土器学習から縄文社会消長分析学習への移行がスムーズに進行しています。

7 4月活動のイメージ
異形台付土器の観察学習を完結します。その後、各地展示施設で撮影した写真でまだ3Dモデル作成していないものは3Dモデルを作成します。
同時に、これまで作成した3Dモデルの整理を行うとともに、学習活用策を検討します。
山田康弘著「縄文時代の歴史」(2019、講談社現代新書)学習を深め、当面の趣味活動の軸にし、体系的な知識獲得をめざします。
縄文社会消長分析学習の方法や計画を練りたいと思います。

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2020年3月記事
〇は閲覧の多いもの

ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2020年3月記事
2020年2月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2020年3月記事

ブログ「芋づる式読書のメモ」2020年3月記事