2022年4月26日火曜日

便利なillustrator「パスのオフセット」機能

 Convenient illustrator "offset of path" function


The capacity is measured from the Jomon pottery 3D model. The measurement method is calculated based on Pappus Guldan's theorem. At that time, the illustrator "offset of path" function is very convenient and useful in half-cut section drawing.


縄文土器3Dモデルから容量を計測しています。計測方法は次図の水色半裁断面が中心軸で回転してできる立体の容積をパップスギュルダンの定理で計算しています。


容量計測作業中のillustrator画面


容量計測の原理

半裁断面を作図するためには土器の厚さを計測しなければなりません。そのためには3Dモデルをソフト(3DF Zephyr Lite)画面内部で切断して計測します。


切断した土器の厚さを計測している様子(3DF Zephyr Lite画面)

土器厚さを一定と仮定して、その分だけ土器外周線から離した場所に新たな線を作図する必要があります。この作図ではillustrator「パスのオフセット」機能が便利です。元線から離す距離を指定してあらたな線を引くことができます。


便利なillustrator「パスのオフセット」機能

半裁断面の重心位置は半裁断面の押出3DモデルをBlenderに投入して求めます。

面積測定や距離計測は主にPhotoshopで行います。

縄文土器容量計測は3DF Zephyr Lite、illustrator、Photoshop、Blenderを総動員して実施しています。作業の記録が残り、後から計測の再現・確認ができるので、また作業精度も高いので、質の高い情報を得ることができると考えます。


2022年4月1日金曜日

2022年3月ブログ活動のふりかえり

 March 2022 Review of blogging activities


I looked back on the activities of the blog "Walking in the Hanami River basin" and its family blog in March 2022. This year's Kasori E-type pottery learning is carried out on a tightrope walk because of the corona. I'm really fortunate to have an activity that wasn't realized.


ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2022年3月活動をふりかえりました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・3月の記事数は20です。

・加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」の観覧を2月末から3月始めにかけて集中的に3回行いました。企画展終了間際になんとか企画展展示土器の多くについて3Dモデル用撮影を行うことができました。2021年11月から開催していた企画展ですが、コロナの影響で行けなかった(外出できなかった)のです。しかし、2月末頃にコロナ感染状況がゆるみ、諦めかけていた企画展訪問が実現しました。それも集中して実現した次第です。

・企画展「あれもE…」展示加曽利E式土器の学習記事を9編書き、関連講座聴講や加曽利E式土器学習メモなども掲載しました。

・会場を千葉市立郷土博物館から千葉市埋蔵文化財調査センターに移した千葉市内出土考古資料優品展について4回目の観覧を行い、埴輪の3Dモデルを作成し記事にしました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」

・3Dモデル技術関連記事など3編を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事6編を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」

・3月は休載となりました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」

・3月は休載となりました。

6 2022年3月活動の特徴

・過去3年間行ってきた加曽利貝塚博物館企画展「あれもE…」関連学習を、今年は綱渡り的に実行できました。コロナ感染状況好転の影響で、あやぶまれた活動ができたことはまことに幸運であると言わざるを得ません。

・そうした厳しい環境に置かれたせいかもしれませんが、加曽利E式土器学習の意義や興味が深まり、より意識的学習が始まったことはうれしいことです。「なんとか学習をモノにしたい」というような雰囲気が自分の気持ちに芽生えてきています。

・3Dモデルに線分を書き込む技術、3Dモデルのテクスチャを改変する技術を初歩的ではありますが獲得できました。2つのソフト(3DF Zephyr Lite、Blender)を連携させる技術です。

7 2022年4月趣味活動の展望

・コロナ禍に結果としてめげなかった加曽利E式土器学習を、「モノにしたい」という意識の芽生えを大切にして、加曽利E式土器学習を再編成する活動を行いたいと思います。4月中に昨年度(令和3年度)企画展展示土器で撮影したものは全て3Dモデルを作成し、考察することにします。4月と5月にまたがって過去4年間に収集した加曽利E式土器データを整理して、問題意識を体系化し深めたいと思います。今年度(令和4年度、11月~)の企画展観覧学習も視野に、今後の学習予定も立案することにします。

・3Dモデル作成技術向上により一層注力することにします。

・趣味活動の軸となるようなホームページ作成について検討することにします。

参考

ブログ「花見川流域を歩く」2022年3月記事

ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2022年3月記事

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2022年3月記事


2022年3月ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した全画像


2022年3月YouTubeに投稿した全動画


2022年3月Sketchfabに投稿した全3Dモデル