2016年9月17日土曜日

ブログ記事作成の効率化

ブログ記事作成の効率化の一環として、掲載写真の「WEBデバイス用保存」「画像サイズの変更」をPhotoshopで自動処理するようにしました。

思っていた以上の効率化(時間の短縮、煩雑作業の回避)が実現しました。

自分のブログでは写真を多用していて、多い記事では7-8点の写真を掲載します。

これまではこの写真について、1枚1枚Photoshopに取り込み必要な処理をして、1枚1枚保存していました。

これを次のように改めました。

ブログ掲載用写真は特定ホルダーに入れる。(OneDrive内ホルダー)

Photoshopの自動処理はその特定ホルダー内写真について行い、別の特定ホルダー(OneDrive内ホルダー)に保存する。

この方法にすることによって、1枚1枚処理する手間がワンタッチになりましたのでその時間短縮は大きなものがあります。

同時に、保存先を毎回設定しなおすという煩雑な操作がなくなりました。これはパソコン操作心理上大変うれしい出来事です。神経がすり減らなくて済みます。

Photoshopのバッチ画面とアクション(一部)

パソコン作業のルーチンワークはできるだけ自動処理方式に転換していきたいと思います。

2016年9月15日木曜日

図書館帯出発掘調査報告書の全部電子化

1 発掘調査報告書電子化の切実さ

現在上谷遺跡の検討を行っています。

遺構、遺物情報をGISに取り込み検討する方法をできるだけ徹底させて、それによって他の手作業ではなかなか得られない情報を得ようとしています。

全ての遺構位置、主な遺物数は全て出土遺構位置にプロットしました。

墨書土器情報も公表データベースを全て出土遺構位置にプロットしました。

遺構、遺物、墨書土器の分布状況を自由に地図化して、各項目間の関係の分析も可能となりました。

自分としては画期的であると自負しています。

同時に、当初予期しなかったのですが発掘調査報告書6冊を手元から離せなくなりました。

主な情報をGIS化すれば、発掘調査報告書は手元に置いておく必要はないと考えていたのですが、その見立ては完全に覆りました。

例えば、馬具の検討で、赤彩土器が関係するかもしれないと考えれば、赤彩土器の出土状況を知りたくなります。

遺構別出土土器数や詳しい墨書土器情報はありますが、「赤彩土器」という項目での情報はありませんから、新たにつくる(発掘調査報告書から読み取る)しかありません。

また、その検討のなかで、付着物のある土器が気になりました。「付着物のある土器」も発掘調査報告書の全ページをめくってデータをつくりました。(その結果漆工房群の存在を推定できるという幸運に到達できました。)

つまり、どのような切り口でデータを作るか事前に決まっているのではなく、その遺跡の特性で切り口が変わってくることに気がつきました。

発掘調査報告書に掲載されている情報はいわば無限であり、ある程度の代表項目をGIS化すればそれで検討は進むと考えた当初の考えは少し甘かったようです。

上谷遺跡の発掘調査報告書は全部で6冊あり、そのうち4冊は図書館から帯出して手元にあり、2冊は帯出できる図書館が存在しないので、必要部分をコピーして利用しています。

上谷遺跡の発掘調査報告書 2冊の必要部分コピーと図書館帯出4冊
全部で1500ページになる

そして、図書館帯出4冊は既にほぼ2ヵ月間手元にあります。(貸出期間2週間+更新2週間、返却1日後予約が無ければ同じことを繰り返すことができる)

これからまた数か月のあいだ繰り返し4冊の発掘調査報告書を帯出することはあるいは可能かもしれません。

しかし、紙の本をこれからも何回も何回もページをめくることはあまりに非効率で、机の上を本が占拠するで、できるだけ避けたい作業です。

その結果、発掘調査報告書6冊を電子化して、パソコン内部で閲覧利用することが自分のGIS検討にとって必須に近いほど重要であることに気が付いた次第です。

2 発掘調査報告書電子化の方法

●書斎にあるA3スキャナーは遅いので多量スキャンはあきらめざるをえません。

●スピードの速いA3スキャナーを外部で合理的な経費で利用できるかどうか検討することにします。

コンビニに置いてあるような通常複合機スピードより速い、書籍スキャン可能のA3スキャナーを探してみることにします。

図書館から借りた本なので、作業は自分で行う場合だけとします。

●高速A3スキャナーの外部利用が実現するまでの暫定措置として、カメラ撮影画像を利用してみます。

カメラ撮影なら1500ページ(シャッター数・ファイル数750)のスキャンを書斎で実行可能だと考えます。

スキャナーでの画像

スキャナー画像の拡大図

カメラ撮影の画像

カメラ画像の拡大図

目で読んで理解する、情報を得るというだけならカメラ撮影画像でも可能です。

しかし、図版は歪んでしまい引用等には使えません。

また、文字をOCRに読み込むこともカメラ画像は歪みがあるので困難です。

スキャナー画像の場合、傾きを補正すれば、歪みが少ないのでOCRが可能です。

3 著作権

個人利用なので、発掘調査報告書を全部撮影やスキャンしても著作権上の問題なしと判断します。




2016年9月11日日曜日

2016年8月のブログ活動ふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2016年8月の活動についてふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く

8月は上谷遺跡検討に終始しました。

遺構・遺物の基本情報を全てGISにプロットして検討し始め、過去の近隣遺跡より精度の高いGIS検討をスタートさせることができました。

GISデータから遺構・遺物の分布図を画面上で作成して、次々に閲覧して、問題意識を深めることが出来るようなりました。

記事を書くたびに新たな興味、疑問が浮上し、それを入れ子状に検討してさらに記事を作成するといういつもの寄り道の寄り道スタイルになってしまっています。

私のブログはまとまった検討成果を提示するといものではなく、「あーでもない、こーでもない」という興味を深める状況を実況中継していものですから、寄り道の寄り道スタイルをご容赦ください。

上谷遺跡での検討で、発掘調査報告書の詳細情報をGISにプロットして検討する(学習する)スタイルを何とか確立したいと考えています。


2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」

パソコンソフトの使用上メモや気が付いたことを記事にしました。

3 ブログ「学習 幸福否定

趣味活動の生産性向上を目指して、自分のグズ退治を目指して笠原敏雄著「幸せを拒む病」(フォレスト出版)の学習を行っています。

感情の演技という心理実験にとりくみつつあります。

4 2016年9月の活動イメージ

●上谷遺跡の検討を深めます。

恐らく9月では検討は完結しないと考えます。

発掘調査報告書の遺構・遺物を本格的にGISプロットしてみると、検討すべき項目が予想した以上に増大しました。

期限や制限を設けないで、どこまでGISプロット法が効果があるか検討してみるつもりです。

●上谷遺跡検討以外の項目について、頃合いみて検討に着手できるように準備します。

7月のふりかえりで8月には次の項目について検討する予定を書きました。

・私家版千葉県歴史・地名GISデータベースの完成度向上に取り組みます。

・GISデータベース操作分析力向上のためのパソコンソフトスキル習得策を検討し取り組みます。

・房総古代社会における俘囚の意義について学習を深めます。

これらの項目について検討着手準備を9月中に行います。

参考 ブログ「花見川流域を歩く」の2016年8月記事
○印は閲覧の多いもの 
参考 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」の2016年8月記事
○印は閲覧の多いもの
参考 ブログ「学習 幸福否定」の2016年8月記事
○印は閲覧の多いもの

2016年9月8日木曜日

Amazon driveを使ったバックアップ速度

2016.09.07記事「Amazon drive転送速度の極端な差」で、転送速度からAmazon driveアメリカ国内版は使い物にならないことが判ったことを書きました。

年間使用料は13800円と倍額になりますが、Amazon drive日本版を専用アプリを活用してバックアップすることが視野に入ってきました。

そこで、現在のハードディスク2台体制のバックアップとAmazon driveを使った場合の速度を比較してみました。

1GBホルダー転送時間

1GBホルダーを外付けHDD→外付けHDDで転送する時間を1とすると、外付けHDD→Amazon drive(日本版)専用アプリ利用の時間は1.57になります。

自分が考えていた以上にAmazon driveへの転送時間が短縮しましたので、このシステムでハードディスク内情報を実際にバックアップしてみることにします。

現在のハードディスク内情報量は1.25TBですから外付けHDD→外付けHDDの時間は機械的に計算すると28.125時間、Amazon driveバックアップは44.10時間になります。

実際のバックアップは昨年行った外付けHDD→外付けHDDではそれだけに作業をほぼ集中して、夜間も利用して3日間程度かかりました。

ですから、Amazon driveでは他の作業を全部中断して5日間程度かかりそうです。

現実的には、就寝中パソコン作業をメインとして、1.25TBのバックアップを2週間程度かけて行うつもりです。

expandriveを導入したおかげでExplorerでAmazon drive(Y:ドライブ)のフォルダーやファイルを自由に見たり操作できる環境が整いました。

当初感じた専用アプリ使用違和感はかなり低減しました。

2016年9月7日水曜日

Amazon drive転送速度の極端な差

Amazon driveを外付けHDDのようにドライブとして認識させることに成功して、本格的にバックアップ装置として利用すべく、検討しています。

実際に容量の大きなフォルダーをアップロードしてみて、その転送速度の差に驚いています。

アメリカ国内版、日本版とアップロード方法の違いによる転送速度を次にまとめてみました。

Amazon driveのアップロード時間


Amazon driveのアメリカ国内版(年間使用量59.99$)と日本版(年間使用量13800円)について、expandriveというソフト(有料)で、Explorerでドライブとして認識できるようにしてあります。

双方のAmazon driveについて、同じフォルダー(3.5ギガ、写真491枚収納)をExplorerでコピペでアップロードしてみました。

転送速度の差は歴然としています。

アメリカ国内版のスピードは日本版の44%にすぎません。

さらに、日本版について専用アプリでアップロードすると、Explorerでコピペでアップロードするより2.2倍に向上します。

専用アプリAmazon Driveの画面をよく見ると、4ファイルが同時にアップローされているので、専用アプリに転送時間短縮の工夫がされているようです。

専用アプリAmazon Driveのアップロード画面

アメリカ国内版をExplorerコピペでアップロードした時より、なんと5倍のスピードになります。

アメリカ国内版と日本版の料金が倍半分の関係にあり、性能が同じようなものなら、アメリカ国内版を使うつもりでした。

しかし、この転送テストでアメリカ国内版利用の選択肢は無くなりました。






2016年9月4日日曜日

Amazon driveを外付けHDDのようにドライブとして認識させる

2016.09.02記事「Microsoft OneDriveを活用したパソコン作業効率化」の末尾でAmazon driveが使い物にならないかもしれないと書きました。

しかし、急転直下、Amazon driveを外付けハードディスクのようにドライブとしてOSに認識させ、使えるようになりました。

Amazon driveの容量無制限(年間利用料アメリカ国内版59.99$)に再び自分の目が輝きます。

WEBで知った有料ソフトExpanDriveを使いました。(1週間無料トライアル期間があり、料金は49.95$)

ExpanDriveをインストールして、アメリカ国内版Amazon driveをZ:ドライブとしてOSに認識させてました。

Explorer画面

WEBの評判ではExpanDriveは日本語が文字化けするという記事もありましたが、既に改良されているようです。

実際に試用してみて外付けハードディスクを操作するのと感覚(スピード等)が同じで、思った以上に期待が持てます。

現在までのところではExplorerの諸機能が問題なく使えます。

109.94$で容量無制限、事故心配無し、使い勝手特段問題なしのクラウドドライブを手に入れることができるのかどうか、実際にハードディスクのファイルを順次Amazon driveに保存してその使い勝手を検証します。

2016年9月2日金曜日

Microsoft OneDriveを活用したパソコン作業効率化

2016.08.04記事「便利なMicrosoft OneDrive」でMicrosoft OneDriveの使い勝手の良さを書きましたが、Microsoft OneDriveを使って業務効率化が進んでいますのでメモしておきます。

Windows10のおまけで使える無料5GBのストレージMicrosoft OneDriveをパソコンソフトの別名保存先、書き出し先として活用しています。

ブログ記事作成作業の中で次のソフトをほぼ毎日使って多量の画像等を別名保存、書き出ししています。

●主な利用ソフト
Photoshop
Illustrator
地図太郎PLUS
Excel
File Maker
Google earth pro
QGIS
EPSON Scan

これまでは別名保存、書き出しする際に該当するフォルダーをその都度指定していました。

記事を書いているブログが3種あり、記事毎にフォルダーを新設しているので、画像の別名保存、書き出しの際にいちいち該当フォルダーを指定するのはかなり煩雑な作業となります。

しかし、思い切って、別名保存、書き出しの際のフォルダーは全てMicrosoft OneDriveに統一しました。

この結果該当ホルダーをその都度指定する手間がなくなり、作業の煩雑さが一挙に低減しました。

Microsoft OneDriveから該当ホルダーに別名保存等をしたファイルは移動するのですが、それはExplorerを2画面立ち上げておけばストレスなくできます。

Microsoft OneDriveを保存用に活用するのではなく、一時保存場所として活用することによって、煩雑な作業が急減しました。

Microsoft OneDriveに一時保存したファイルは全て該当フォルダーに移動してしまい、Microsoft OneDriveに一時保存ファイルを蓄積しないようにしています。

Photoshopで別名保存するときの保存先
その都度保存先を指定しないで済む

なお、Microsoft OneDriveを使わないで、自分のハードディスク内でも同じことはできますが、Microsoft OneDriveはExplorerの中で直ぐに探せるので、他の保存先設定よりも有用です。

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2016.08.09記事「Amazon driveを試用してみる」で書いたとおりAmazonの容量無制限ストレージを試用していますが、Explorerから操作できるソフトが日本版には無いようで、使い勝手がわるいです。

アメリカ国内版も試したのですが、Explorerから操作できるようにはできませんでした。

このままの状態では、Amazon driveではファイルをしょっちゅう出し入れしたり、書き換えしたりすることが困難です。

容量無制限に目がくらんだのですが、現在の使い勝手では本格利用はできないようです。