2022年2月16日水曜日

動物意匠文付土器平面形状展開モデルの干渉色塗り絵動画

 Interference color coloring video of a plane development model of pottery with animal design


I enjoyed making a video by coloring a plane development model of pottery with an animal design in an interference color.


動物意匠文付土器平面形状展開モデルに干渉色で塗り絵をして動画をつくり楽しみました。

1 動物意匠文付土器平面形状展開モデル


動物意匠文付土器平面形状展開モデル テクスチャ


動物意匠文付土器平面形状展開モデル 高さグレー濃淡図

2 干渉色塗り絵

高さグレー濃淡図をやまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」で干渉色に変換しました。「繰返し回数」は3回、「位相」は1%刻みで0%→99%の100回変換し100画像を得ました。


やまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」の様子

3 干渉色塗り絵動画の作成

干渉色画像とモノトーンテクスチャ画像を合成した100枚の画像を連続表示させる動画を作成しました。


動物意匠文付土器平面形状展開モデル 干渉色塗り絵の1例


動物意匠文付土器平面形状展開モデルの干渉色塗り絵動画

4 動物文について

手前の動物は「カエル」説が有力で「ヒト」説もあるそうです。奥の動物は「サンショウウオ」説(尾が上で頭は下)があります。(いずれもらくがく縄文館展示解説会における情報。)

5 関連記事

ブログ「花見川流域を歩く」2022.02.15記事「縄文土器3Dモデルを平面展開してつくる赤色立体画像

ブログ「花見川流域を歩く」2021.11.04記事「動物意匠文付土器の3Dモデル観察


2022年2月14日月曜日

ミミズク土偶干渉色塗り絵動画

 Video of Owl-faced clay figurine painted in interference colors


I enjoyed playing by making a video of Owl-faced clay figurine painted in interference colors from a 3D model of Owl-faced clay figurine.


ミミズク土偶3Dモデルからミミズク土偶を干渉色で塗り絵した土偶を作って遊び楽しみました。

1 元となるミミズク土偶観察記録3Dモデル

安行系ミミズク土偶 下ヶ戸貝塚 観察記録3Dモデル

撮影場所:我孫子市教育委員会1階ロビー

撮影月日:2019.08.20

ガラスショーケース越し撮影


展示の様子

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.506 processing 30 images

2 ミミズク土偶干渉色塗り絵動画作成のステップ


ミミズク土偶干渉色塗り絵動画作成のステップ
干渉色変換はやまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」を利用しました。画像合成はPhotoshopを利用しました。

3 ミミズク土偶干渉色塗り絵動画


ミミズク土偶干渉色塗り絵動画

4 メモ

干渉色変換ツールによる干渉色の作成およびPhotoshopによる合成画像作成操作を楽しみ、最後に動画を作成しました。

干渉色合成画像は当初「派手」バージョンを動画にする予定でしたが、視点を「干渉色」から「土偶」に移動すると、心変わりして「地味」バージョンの方を無性に作りたくなりましたので変更しました。土偶を利用した縄文人の心性をおもんばかると「派手」バージョンはマッチしないと感じました。


2022年2月13日日曜日

やまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」(合成機能追加ver.)の試用

 Trial of "interference color conversion tool" (composite function added ver.) developed and released by Mr. Koji Yamada


"Interference color conversion tool" developed and released by Mr. Koji Yamada is a tool that converts the original image into an interference color image. Although it is epoch-making, the function to synthesize the original image and the interference color has been added this time. After trying it out, I found that this tool can create various interference color images according to the purpose and scene.


やまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」はこれまで原画を投入するとその干渉色変換画像をアウトプットするツールでしたが、今回画期的な出来事になりますが、原画と干渉色を合成する機能が追加されました。早速試用してみました。

1 「干渉色変換ツール」(合成機能追加ver.)の画面と機能


干渉色変換ツール」(合成機能追加ver.)の画面

これまで繰返し回数、位相(%)、表示サイズ、位置などの機能が備わってきていましたが、今回次の機能が実装されました。

・画像の反転機能

・繰返し回数の微調整機能

・位相(%)の微調整機能

・合成機能(乗算、pin1(ピンライト 原画が合成色)、pin2(ピンライト 干渉色が合成色)、暗優先(暗いピクセル優先)、明優先(明るいピクセル優先)、α合成(アルファブレンド %設定)

2 干渉色変換ツールの試用


干渉色変換ツールの試用

この動画は地図アート研究所(所長やまだこーじ)開発公開「干渉色変換ツール」の試用の様子です。

ミミズク土偶のモノクロ画像を変換したい画像として選択し、次の7条件の変換結果を各約5秒間ずつの動画としました。

・共通条件

繰返し回数1

位相(0%→1%→・・・→14%→15%)

1 合成無し

2 合成 乗算

3 合成 pin1(ピンライト 原画が合成色)

4 合成 pin2(ピンライト 干渉色が合成色)

5 合成 暗優先(暗いピクセル優先)

6 合成 明優先(明るいピクセル優先)

7 合成 α合成(アルファブレンド)例として50%設定

3 感想・メモ

やまだこーじさん開発公開「干渉色変換ツール」はpngやjpgなどの画像を自分の好みの干渉色に変換できるツールです。虹色に輝くアート素材をつくるなど、とても楽しいツールです。同時に画像分析などにも使える実用性も備えたツールです。今回原画と干渉色の合成機能が追加されたことによりその使い勝手がますます向上しました。

自分が興味を持っているミミズク土偶のモノクロ画像を投入して、合成機能の様子をみてみると、多様な干渉色画像をつくることができました。これにより、目的や場面に合わせて干渉色画像を使う際の選択肢が増えて、楽しさと有益性が格段に増大すると直観しました。


2022年2月8日火曜日

山形土偶の塗り絵

 Coloring Yamagata clay figurine


I enjoyed coloring by applying various color tables to the image created from the Yamagata clay figurine 3D model, which expresses the height in gray shades.

The purpose of this work (= play) is to confirm what kind of color table is generated from one photo and what kind of pattern will be drawn when the color table is applied to Yamagata clay figurine.


山形土偶3Dモデルから作成した、高さをグレー濃淡で表現した画像に色々なカラーテーブルを適用して、塗り絵を楽しみました。

1枚の写真からどのようなカラーテーブルが生成するのか、そのカラーテーブルを山形土偶に適用するとどのような模様を描くのか、確かめることが目的の作業(=遊び)です。

山形土偶グレー画像をインデックスモードにして、カラーテーブルを適用しました。

1 Photoshopデフォルトのカラーテーブルの適用


システム(Macintosh)


システム(Windows)

2 カラー画像から生成したカラーテーブルの適用


カラー画像

3 風景写真から生成したカラーテーブルの適用


風景写真

4 植物写真から生成したカラーテーブルの適用


植物写真 1


植物写真 2

5 干渉色地形段彩図画像から生成したカラーテーブルの適用


干渉色地形段彩図画像

6 元データ


山形土偶(3Dモデルテクスチャ画像)


山形土偶(高さをグレー濃淡で表現した画像)

7 感想

高さをグレー濃淡で表現した画像をインデックスモード写真にすれば、任意のカラーテーブルを適用して、自由な色塗りが可能であることを知りました。Photoshopにデフォルトで備わっている「システム(Windows)」などの他に、ある程度汎用的に使える手作りカラーテーブルを用意しておくことが考えられます。

またカラーテーブル内の色は変更差し替えが可能ですから、いざという時は手作業で自分好みのカラーテーブルを創作できます。

土偶や石器などの3Dモデルから作成した高さ表現グレー濃淡図だけでなく、地形データにもカラーマップの適用は可能です。

干渉色変換ツールの干渉色セットはノウハウの詰まった1つのカラーテーブルであると捉えることができます。

…………………

インデックスモード画像に任意のカラーテーブル適用が可能であることは千葉達朗先生から教えていただきました。感謝します。


2022年2月6日日曜日

山形土偶画像を干渉色に変換し位相をずらした動画

 Video of interference color image of Yamagata clay figurine


The 3D data of Yamagata clay figurine (Uchino Daiiti Site,  Chiba City) was put into the "Interference Color Conversion Tool" (Map Art Research, Director Koji Yamada). I got 100 images with the phase shifted by 1% from 0% to 100%. I made a video that continuously displayed it and enjoyed it.


山形土偶(千葉市内野第1遺跡)の3Dデータを地図アート研究所(所長やまだこーじ)「干渉色変換ツール」に投入して位相を1%ずつ0%から100%までずらした画像100枚を取得して、連続表示した動画を作り楽しみました。

1 山形土偶


山形土偶(千葉市内野第1遺跡)の3Dモデルテクスチャ

3Dモデル観察は次の記事で書いています。

ブログ「花見川流域を歩く」2020.08.23記事「全面赤彩された山形土偶頭部の3Dモデル

2 干渉色変換の様子


干渉色変換の様子

山形土偶3Dモデルを「上から」「オルソ投影」して、高さをグレー濃淡で表現した画像をつくり、それを「干渉色変換ツール」に投入しました。

今回は干渉色繰返し回数0.8、位相ずれ1%ずつで変換しました。


干渉色変換画像の例

3 山形土偶画像を干渉色に変換し位相をずらした動画


山形土偶画像を干渉色に変換し位相をずらした動画

4 感想

干渉色の位相をずらすとどのような効果が生まれるのか、確認することができました。

干渉色原色は視覚的な刺激が強くて、生で直視するには不向きです。例えば次の画像のようにモデルに貼り付けてモデル表面干渉色を見せるようにすれば、見やすい資料になるかもしれません。


モデル表面に干渉色を貼り付けた画面

追ってこの動画づくりも遊んでみることにします。


2022年2月1日火曜日

2022年1月ブログ活動のふりかえり

Looking back on January 2022 hobby activities


Looking back on my hobby activities in January 2022. I made 3D models of many relics excavated from Chiba City and enjoyed their observation and consideration. I also enjoyed learning about interference colors.


ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2022年1月活動をふりかえりました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・1月の記事数は27です。

・千葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」で観覧した縄文遺物のうちイモガイ製腰飾、箆状腰飾、早期土偶、石棒、ナイフ形石器、神子柴型石斧などについて観察記録3Dモデルをつくり、観察結果や感想を記事に書きました。

同時にこの優品展関連講座をzoomで聴講し、展示物に対する興味がますます深まりました。

・Facebookやまだこーじさん提供「干渉色変換ツール」と出会い、干渉色に関する興味が急激に深まり、様々な干渉色技術検討を楽しみ記事にしました。

・毎年恒例のブログ開設11周年通過記事を書きました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」

・干渉色技術など5記事を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事6編を書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」

・休載となりました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」

・「シルクロード1万5000キロを往く」に関する1記事を書きました。

6 2022年1月活動の特徴

・「千葉市出土考古資料優品展」で展示された縄文時代遺物の多くはもともと自分にとって特別に興味があるものが多かったのですが、関連講座で西野雅人先生(千葉市埋蔵文化財調査センター所長)からさらに興味を刺激される大胆な仮説を聞き、ますます学習活動に熱が入り、楽しみました。

・やまだこーじさん提供「干渉色変換ツール」は地形分析や遺物分析で等高線的段彩図的表現ができる分析ツールにもなりますし、風景や一般写真を訴求力ある資料に変換できるツールでもあります。この変換ツール開発は日進月歩の急展開をしていて、そのプロセスを見せていただき、かつ利用させていただいていて、自分の興味の深まり方を「干渉色依存症」と表現するまでになっています。やまだこーじさんに感謝です。

7 2022年2月趣味活動の展望

・2月前半はコロナウィルス蔓延の状況をかんがみ、デスクワークをメインとします。昨年1年と今年1月までの活動で残存している技術課題に順次取り組み、記事化して消化し、せいせいした状態に持っていくこととします。

・2月後半は加曽利貝塚博物館特別展「あれもE・・・」の観覧を集中的におこない、久しぶりに縄文土器学習をすることにします。

参考

ブログ「花見川流域を歩く」2022年1月記事

〇は閲覧の多い記事

ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2022年1月記事

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2022年1月記事

ブログ「芋づる式読書のメモ」2022年1月記事


2022年1月ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した全画像


2022年1月ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した全動画


2022年1月ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した全3Dモデル


水彩画風画像づくりを楽しむ

 Enjoy making watercolor-style images


While enjoying the "interference color conversion tool" provided by Mr. Koji Yamada, I was wondering what it would look like if the interference color was made into a watercolor style, so I tried it and enjoyed it.


Facebookやまだこーじさん提供「干渉色変換ツール」を楽しむ中で、干渉色を水彩画風にするとどんな感じになるのか気になりましたので、試して楽しんでみました。

水彩画風にするテクニックは次のブログ記事を参考にしました。

【フォトショ】イラスト背景に使える!水彩画風エフェクトの作り方

1 一般風景写真の水彩画風画像


風景写真1


風景写真2

1、2ともに参考ブログ記事通りに作業しました。作業前半では画像を各種フィルターで調整して水彩画風の効果を与えます。後半は水彩ブラシセットでその画像を水彩画風に切り抜く(実際は消去した画像をブラシで戻す)作業になります。

作業した感覚では前半作業の水彩画風効果を与える作業は高級アート作品を作るとしたらその質に関わるような作業です。単に水彩画風に見せればよい程度の感覚ならば、後半水彩ブラシセット作業だけでもよいと感じました。

2 干渉色画像の水彩画風画像


室内風景干渉色画像(元写真とのミックス画像)3


野外風景干渉色画像4


野外風景干渉色画像(元写真とのミックス画像)5


野外風景干渉色画像(元写真とのミックス画像)6


干渉色地形段彩図7

3~7は画像に水彩ブラシセット効果を与えただけの画像です。

3~6は干渉色の強い刺激的美しさを残しつつ、全体の印象が柔らかくなっていて、このような干渉色表現も場面・場合によってはアリという感じがします。

7は「風景」ではなく「地図」として見る画像ですから、水彩画風にする意味を感じることが出来ません。むしろ逆効果かもしれません。

3 感想

干渉色変換ツールによる画像学習のなかで、技術的興味が派生して、水彩画風効果技術を楽しむことができました。