ところが、印刷物では一般に図の表題は画像の下、表の表題は表の上と決まっています。
この印刷物取り決めと私の図の作成の仕方がどのような関係にあるのか、次の3例を作って考察してみました。
1 図の表題を画像の上に書き込んだ例 例1
千葉県陥し穴分布図
データはふさの国文化財ナビゲーションによる
2 図の表題を画像の下に書き込んだ例 例2
千葉県陥し穴分布図
データはふさの国文化財ナビゲーションによる
●例3について
私のブログでは図の下に図中表題とは別にテキストで表題を必ず書いています。従って印刷物と同じ形式を踏襲するとしたら、例3になります。
しかしブログ画面では一目で情報を判断してもらうという意味で例1、例2と比べて迫力不足です。
また類似のドット分布図を同じ記事で掲載した時、図中に表題がないと判りずらくなります。
自分自身が多数枚の同様な分布図を作成していると、ファイル名称に詳しい表題を書き込んで、そのファイル名称で図を識別することはとても煩わしいことにもなります。
しかし、図中に表題を書き込んでしまえば、類似図を間違うようなこともありません。
さらに、WEBにおける画像検索で図中に表題がないと不利になります。
このような理由から印刷物取り決め通りの例3より、WEBでは例1、例2の方が利用者に親切であると考えます。
●例2について
ブログ閲覧では必ずは画面の上から下に向かってスクロールします。その場合、図中表題が画面下にあると、一目で情報を判断してもらうという趣旨から外れてしまいます。
さらにそのすぐ下にはテキストで表題が出ているので、効果半減です。
●例1について
「印刷物の取り決め」から離れて、図だけを考えると、そのキャプションを入れる場所は一般に図の上になります。
人の視線が上から下に向かう構造になっているのだと思います。
例えば雑誌や新聞の表題(紙誌名)や地図の表題は洋の東西を問わず上になります。
図の中に表題を入れる場合は図の上の部分に入れることが自然ですから、その意味で例1は合理的です。
それにより忙しいWEB閲覧者が画面をスクロールする時に情報を素早く提供でき、画像検索などでも他の画像より優位に立てます。
●結論
これまで半ば無意識的に例1で掲載図を作成してきましたが、その形がWEBでは合理的であることを確認しました。。
この考察で、印刷物の取り決めをそのままWEBに持ち込んでもあまり意味がないし、効果的情報発信にならないことを知りました。
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