フリーGISソフト「地理情報分析支援システムMANDARA10」が素晴らしいので、どこが素晴らしいと感じたのか、最初の感想をメモしておきます。
1 外部地理情報を利用しない作図機能を使って簡便に統計情報地図を作成できる
一般のGISは背景地図等に外部地理情報の利用が必須ですが、MANDARA10は外部地理情報を利用しない豊富な作図機能を備えています。統計情報を簡便に地図にすることができます。
外部地理情報を利用しない日本の統計情報地図例
島しょ部が別枠で表示されています。この地図には緯度・経度情報はありません。
アメリカ合衆国の統計情報地図例
アラスカ、ハワイが別枠で表示されています。MANDARA10には等値線モードという機能があり、この地図は州別値を州都に位置させて等値線を描いて色分けしたものです。等値線モードとは点情報を分布図に変換する機能ということになります。
2 外部地理情報を利用した一般GISとしても高機能を有している
外部地理情報を利用した高機能GISとしても利用できる。
マップエディター画面 一般GISとして高機能を有します。
世界地図
世界地図
世界地図
3 統計情報の表現力が多彩で美しい
記号や模様、色さらに(疑似)3D化など多彩で美しい統計情報地図を作成できます。表現力に優れたGISです。
統計情報地図の(疑似)3D表現操作画面
統計情報地図の設定画面
4 関連するホームページや参考図書が充実している
MANDARA10をダウンロードできるホームページ
MANDARA10の参考図書
5 無料である
このソフトは個人(谷兼二氏)が作成し無料で公開しているものです。谷兼二氏に感謝します。
6 感想
統計情報地図を作成するときはQGISよりもMANDARA10の方が時間短縮できる場合がほとんどであると考えます。特に自分が情報の意味を考える際に使う作業上・思考上の統計情報地図は即分布図にして眺めて消費してしまうという活用をするので、MANDARA10の操作簡便性が大いにその有効性を発揮すると思います。
自分の使うGISはつぎのような使い分けになりそうです。
一般GIS作業(ほとんどの作業)…QGIS
統計情報地図作成…MANDARA10
地形断面図作成等…地図太郎PLUS
情報の3D表現…Google earth pro & GE-Graph
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