展示縄文土器の観察記録3Dモデルを系統的に作成していますが、きれいな3Dモデルが出来る場合と不良3Dモデルになる場合があります。
そのため、不良3Dモデルになる場合の要因を1つの例について分析してみました。
展示縄文土器の不良3Dモデルの例
展示縄文土器の不良3Dモデルの例
3モデル作成に利用した写真
不良1 土器上下の欠落
写真画面一杯に土器を撮影したために生まれた不良です。土器を周辺空間と一緒に撮影すれば回避できる不良です。ソフト(3DF Zephyr Lite)は奥行のある空間のなかで対象物を認識するような機構を持っているのだと思います。
不良2 画面が不鮮明
写真のほとんどが手振れしているために生まれた不良です。空間が暗くシャッタースピードが遅くなり(1/5秒)、それに対応したカメラ固定がなされていないために生じました。撮影現場におけるカメラモニターによるピント確認はモニターの小ささや暗さのために意外と困難です。器材を使わない手振れ防止は体験的に体得するしかありません。シャッタースピードを上げるカメラ操作も必要です。
参考 不良でない3Dモデル例
安行1式深鉢 内野第1遺跡出土 観察記録3Dモデル
撮影場所:加曽利貝塚博物館
撮影月日:2019.05.16
安行1式深鉢 内野第1遺跡出土 観察記録3Dモデル作成に使った写真
ガラス越し撮影
参考 シャッタースピード
不良3Dモデルのシャッタースピードの確認 1/5秒
不良でない3Dモデルのシャッタースピードの確認 1/60
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