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2015年8月16日日曜日

参考 千葉県北西部における小字「香取」分布説明動画

ブログ花見川流域を歩く本編の2015.08.16記事「小字DB活用効果の展望 1(例 香取)」の説明動画を参考までにGoogle earth proで作成しました。

千葉県北西部における小字「香取」の分布説明動画
Google earth proにより作成
小字香取の位置情報はアドレスマッチングにより作成しているので数百メートル程度の誤差がある可能性があります。

静止画で示すより動画で示した方が発想を確実に刺激できますから、動画による分布図説明手法を説明ツールとして開発して、自分の道具箱に備えられるようにしたいと思います。

Google earth proが無料になったので、空撮動画撮影ができるようになりました。

今後文字等の書き込みをして、説明音声を入れる工夫を追加できるようにしたいと思います。

千葉県北西部における小字「香取」の分布説明動画(地理院地図色別標高図オーバーレイ)
Google earth proにより作成
小字香取の位置情報はアドレスマッチングにより作成しているので数百メートル程度の誤差がある可能性があります。

地理院地図色別標高図は地形や水系が良くわかるので、空撮動画に対する期待感が大きいのですが、情報取得に時間がかかることと、ピントが合わなくなってしまうことが多く、動画には不向きのようです。

小字「香取」の分布は香取神宮の河関(徴税所)の分布に対応している可能性が濃厚です。

それが現代でいうと利根川筋と江戸川筋に分布しているのです。

このことから、利根川東遷以前の中世において、水系としてつながっていなかった香取の海水系と東京湾水系の間に、関宿付近において船越があったことが想定できると考えます。

2015年6月19日金曜日

小字データベースのGIS地図構築までのイメージ

現在小字データベースの作成に取り組んでいます。

具体的には角川千葉県地名大辞典の付録小字一覧を電子化して、ExcelやFile Makerで使えるデータベースを作成しています。

分布図の電子化を一緒にしようとするととんでもない作業になりますので、それはとりあえず望まず、とにかく紙の小字リストを電子化して、パソコンで自由に検索できるようにしようとしています。

現在の進捗状況は次の通りです。

千葉県小字地名データベース作成作業の進捗状況
作業の効率化が加速していますので、1年位先には完成させるつもりです。

この情報を使って検討した結果は、アドレスマッチングの技術を使えば、小字を大字の位置にプロットできますから、おおよその位置をGISで知ることはできます。

また大判地図や冊子形式での小字分布図はこれまで作業した市では概ねの地域で存在しています。

これまでに作業した市の小字分布地図情報

ですから、当面は小字データベースで検討した結果(何らかの小字リスト)の地図表現はアドレスマッチングや紙の情報を見て手作業で原始的に行うことになります。

さて、この原始的手作業を少しでも効率化するための工夫を考えておきたいと思います。

現在、データベース作成作業(電子化作業)で手一杯ですから、小字リストの地図表現技術開発作業を行うことはできませんが、技術開発のイメージを考えておくことは大いに意義があると思います。

考えているうちに、超効率的な地図表現技術に気が付かないとも限りません。

夢のような超効率的な地図表現技術が生れないにしても、日常的に地図表現技術の開発について思考していれば、良いアイディアは必ず生まれると思います。

この記事では、現在考えている小字リストの地図表現に関する小技をメモしておきます。

1 小字分布図(大判地図・冊子)の収集と電子化(スキャン)
小字データベース化(電子化)が終了した市の範囲の小字分布図を収集し、電子化するつもりです。

下総国の範囲については、この作業を完結したいと希望しています。

2 スキャンした小字分布地図をGISに貼り付け、小字位置を点情報として得ることができる基盤をつくる
スキャンした小字分布図をGIS上で「画像位置合わせ」をしてGISに貼り付けると、小字リストの電子的地図表現の基盤ができます。

「画像位置合わせ」をした画像を下敷きにして、GIS上で小字位置を「点情報」でプロットできます。この作業は容易です。

小字位置の点は目検討で小字の中心にプロットすることになります。飛び地情報は捨象します。

点情報でプロットすることを前提とするならば、「画像合わせ」の精度はほどほどでよいことになり、作業がはかどります。

この作業は自分に必要が生じた領域について、随時行うことになります。

スキャンした小字分布図をGISで画像位置合わせした例(最も難易度の高い例)
小字分布図は「絵にみる図でよむ千葉市図誌 下巻」からスキャンしたもの
画像位置合わせに際しては、旧版地形図など各種地図を総動員して行います。

小字リストを点情報としてGIS上にプロットした例
GISにプロットした点情報は緯度・経度情報を持っていますから、その情報を他のGISやGoogle earthなどに使い廻しすることができます。

3 全ての小字位置を点情報として得る
これができれば事実上千葉県小字電子地図が完成したことになります。
将来の夢です。

4 スキャンした小字分布地図から小字位置を面情報として得る
スキャンした小字分布地図の小字界線をなぞって、GIS上で小字分布図(面情報)をつくることができます。

しかし、この場合スキャンした小字分布図を精確に「画像位置合わせ」するために、時間がかかります。また完全に一致することはないので、機械的に小字界線をトレースするということにはならず、相当レベルの高い職人技が必要になると思います。
複雑な飛び地処理をどうするかという問題もあります。

面情報としての千葉県小字電子地図は今のところ、夢のまた夢です。

2015年5月30日土曜日

小字データベースの分布図展開実験

千葉県小字地名データベースの基本様式に住所欄を追加しました。

住所欄を追加した小字データベース

小字、大字、市町村情報があるのですから住所情報はエクセルの関数で即座にできます。

この住所欄を含むデータベースをCSVファイルにしてアドレスマッチングにより位置情報を付加して、GISにプロットしてみました。

佐倉市を事例にこの操作を行ってみると、小字情報1576件が大字76件の位置に重なって表示されます。

佐倉市を例とした小字情報のプロット
76ドットに重なり集約されて小字1576件が表示されている。
大字情報を表示するように設定してプロットしている。

この実験から、小字データを大字中心地にプロットできることがわかりました。

小字のおおよその地理的位置がわかるということは、作業上とても有用なツールを開発したということになります。

ある問題意識から検索した小字リストを即座に分布図化できます。

プレゼンを考慮しない、真の自分自身の検討が大いに効率化することは間違いありません。発想力の加速が期待できます。

また、広域の検討(千葉県全体など)ではこの情報をもって正式な分布図に代替することもある程度可能です。

素晴らしい実験結果を得ることができました。

2015年5月29日金曜日

千葉県小字地名データベースの様式

全国墨書土器・刻書土器データベースでFile Makerを使っていることを知り、File Makerが検索をする上でExcelと比べて格段に優れ、さらに検索結果をファイル出力できることを体験しました。

この体験でデータベースというもののイメージを得ることができました。

早速、現在作成している千葉県小字地名データベースのうち佐倉市分を例にして、File Makerで使えるようにExcelで作成し、File Makerで試用してみました。

次の画像は角川の千葉県地名大辞典付録小字リストです。

角川の千葉県地名大辞典付録小字リスト

このリストをスキャンして、DocuWorksでOCR処理し、エディタに読み込み、調整すると次のような電子化成果物が生れます。

エディタで作成した小字電子化成果物

これまでこの電子化成果物をエディタのキーワード俯瞰機能を利用して検索していました。検索結果をファイル出力することもできます。

ここでは、この電子化成果物をExcelに読み込み、幾つかの作業マクロを活用して、次のような表形式に変換してみました。

Excel上で作成した一覧表

データベースらしくなりました。

このExcel一覧表をFile Makerで読み込み検索すると次のような画面になります。

File Makerで小字データベースを検索した結果 (小字名に「部」を含む結果表示)

検索が容易です。複雑な検索を行うこともできます。

とてもわかりやすい結果を得ることができました。この結果をExcel出力することもできます。

当面は、千葉県小字地名データベースの様式基本はこのようなものにして作成して、使い勝手を試していくつもりです。