Illustratorを使って簡易的なKJ法を行ったところ、大変効率的で手の運動と頭脳の思考スピードが一致しましたのでメモしておきます。
本来のKJ法では語句をカードに書いて机の上にバラバラに置くのですが、それをIllustrator画面で文字で置き換えました。
Illustratorで文字をバラバラに配置した画面
なお、この画面では語句が抽出された際の区分によって色分けしていますが、本来の方法趣旨からいえば色分けはしない方がよいと思います。
このバラバラの語句を近親感で引き寄せて島を作ってみました。
近親感から語句を引き寄せて島を作っている最中の画面
この画面に島毎に枠を書き、枠と語句は「グループ」でまとめて一体の図形にしました。
本来は枠と語句のグループに小見出しを附けますが、この作業では覚えて於ける数量なので、省略しました。
グループ化の作業を階層的に行って、最後に残った状況を次に示します。
簡易的KJ法の結果
この例では4つの島が残り、色分けしました。
また語句「花見川河川争奪」と「花見川地峡」の関係が特別で、それを軸に大半の語句が関連していることを確認できました。
2016.12.07記事「過去6年間学習テーマのKJ法図解」参照
この作業を行って、KJ法はIllustratorを使うと大変効率的であり、本来の机上展開法以上の使い勝手であることを確認できました。
過去にKJ法ソフトを呼ばれるものを多数試したことがありますが、全て実用に耐えないものでした。
ところが40年経って初めて実用に耐えるソフトを発見したことになります。
今後簡易的ではない本式なKJ法をIllustratorで試みて、細部の技術開発をしたいと思います。
また、Illustratorですから画面をいくらでもきれいにデザインできます。
なお、Illustratorにある程度習熟しないとこの方法は使えないので、またIllustratorが高価であるので一般的な意義は小さいですが、自分にとっては価値ある発見です。
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