地図や写真の空間座標の順番が2通りあることを始めて意識しました。
これまで、緯度・経度の順番でデータを扱うこともあり、反対に経度・緯度の順番のデータも扱ってきています。緯度・経度の扱いに2通りあることはなんとなく体験していましたが、その場その場で実務が進めばよいのですから言われるがままの順番でデータを操作してきました。
ところが土坑断面図画像(jpgファイル)をQGISレイヤに貼り付けようとしたとき、その2つの違いを否が応でも意識せざるを得なくなり、経度・緯度の順番を左手系と呼び、緯度・経度の順番を右手系と呼ぶことはじめて知りましたのでメモしておきます。
(右手系・左手系の説明はウィキペディア「緯度経度」で説明があります。)
ブログ花見川流域を歩く2018.04.16記事「土坑断面図画像を貼り付けたQGISレイヤの完成」に書いた作業方法と空間座標系の順番は次の通りです。
・土坑の位置情報をQGISからとりだす。(経度・緯度 左手系)
・平面断面図(jpgファイル)のexif情報の中に位置情報を埋め込む。(Lightroom Classic CCを利用)(緯度・経度 右手系)
・QGISプラグインphoto2kmzを使って平面断面図の分布図作成(csvファイル)(緯度・経度 右手系)
・QGISに平面断面図csvファイル読み込み(経度・緯度 右手系)
・QGISプラグインeVisを起動して平面断面図ファイルを表示ウィンドウ(イベントブラウザ)で表示できるように設定する。
これを作業画面でみると次のようになります。
QGIS 左手系
jpgファイルexif情報の位置情報 右手系
Google earth pro、Google Mapも右手系なので参考までに紹介します。
Google earth pro 右手系
Google Map 右手系
上記の土坑断面図画像のQGIS貼り付け作業における左手系→右手系→左手系の変換は次のように行いました。
QGIS(左手系)→jpgファイルexif情報(右手系)の変換
QGISから書き出した土坑位置情報(csvファイル)をExcelで読み込み、列を交換して(経度・緯度順番→緯度・経度順番)csvファイルで書き出して利用しました。
平面断面図csvファイル(右手系)→QGIS(左手系)の変換
QGISでcsvファイル(デミリテッドテキストデータ)を開くとき、どのカラム(列)が経度で、どのカラム(列)が緯度であるか聞いてくるので、そこで設定します。データ自体の変換は必要ありません。
QGISでデミリティッドテキストファイルを開くときの設定画面
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