縄文土器の私設3D展示場開設を夢見ています。
2019.05.02記事「縄文土器の私設3D展示場構想」参照
縄文土器の私設3D展示場イメージ
目的は観察記録3Dモデルを立体的に整理して一覧的に観察できるようにすることにより、(専門家による、あるい自分による)縄文土器分類の意義を検討する新たな仕組みをつくることです。
縄文土器をくるくる回しながら詳細に観察することが、一定の法則で空間的に配置された多数土器で一度にできれば、土器間の比較が容易になります。そうすれば多数視点で新たな気づき、発見や疑問等が生まれることは確実です。
つまり、私設3D展示場構想とは自分の縄文土器学習を促進させるための、3Dモデル整理分析技法の開発ということになります。
純技術的に言えば、3Dモデルが配置されている3Dモデルということになりますから、入れ子構造3Dモデルをつくりたいということになります。
これが実現すれば、縄文土器を型式-器種という空間に配置するだけでなく、別の視点からの空間配置、たとえば地理的空間に特定器種を配置すれば、地理的空間によるデザイン差異がよりビジュアルに露呈します。
webをみていると Thomas Flynn氏の作品に入れ子構造3Dモデルを見つけましたので、引用させていただき、今後の技法開発の参考にさせていただくことにします。(Thomas Flynn氏は考古歴史遺物3Dモデル作成の専門家で作品を600点以上公表されています。)
Thomas Flynn氏の入れ子構造3Dモデル「#SquareScanChallenge」
この入れ子構造3Dモデルを巨大にして、対象物を縄文土器に置き換えることができたとします。そうすれば、平面空間に多数縄文土器3Dモデルを配置することができます。自分が考える型式別(≒年代別)でかつ器種別分類という2次元空間に縄文土器3Dモデルを配置して、全体を3Dモデルとして眺めることができるようになります。同時に個別3Dモデルもそれだけ抜き出して詳細観察できるようになります。
入れ子構造3Dモデル作成にチャレンジすることにします。
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