3Dモデル造形ソフトBlenderの見様見真似で失敗だらけの操作入門活動を楽しんでいます。そうした中でPhotoshopを使えば、パネル型3Dモデルを超効率的に作成できることに気が付きましたので、メモします。遅まきながらPhotoshopの3Dモデル機能が想像以上に本格的であることを知りました。
1 Photoshopによる平面3Dモデル作成(平面3Dモデルに対する画像貼り付け)
1-1 Photoshopに画像を取り込む
Photoshopに画像を取り込んだ様子
1-2 Photoshopで平面3Dモデルを作成する
3D→3Dポストカード→作成で画像が貼り付いた3D平面モデルを作成します。
Photoshop平面3Dモデルの様子
1-3 Wabefront(.obj)でモデルを書き出す
Wabefront(.obj)で平面3Dモデルを書き出します。その際テクスチャはJPGにします。
・Wabefront(.obj)以外にcollzda DAE、GLTF/GLB、STLなど全部で8形式で書き出すことができます。
・書き出しテクスチャの形式も10数形式のなかから選択できますが、デフォルトではPhotoshop形式(.psd)になっています。
1-4 Wabefront(.obj)モデルの活用
書き出した3Dモデルはそのままいろいろな場面で使えます。
Photoshopから書き出したWabefront(.obj)ファイルを3DF Zephyr Liteに取り込んだ様子 Sketchfab投稿画面
1-5 感想1
これまで平面3DモデルはBlenderで作成していましたが、Photoshopを使えばBlenderを使う必要はありません。私の場合、全ての画像は必ずPhotoshopで何らかの処理をしていますから、Photoshopだけの平面3Dモデル作成は超効率的です。
Blenderを使った場合の手間はPhotoshopよりもかかります。
なお、Photoshopで作成した平面3Dモデルの裏面は表面の反転画像になります。(Blender作成平面3Dモデルの裏面は白です。)
2 Photoshopによるパネル型3Dモデル作成(立方体3Dモデルへの1画像貼り付け)
2-1 Photoshopに画像を取り込む
Photoshopに画像を取り込んだ様子
2-2 Photoshopで立方体3Dモデルを作成する
3D→プリセットからのメッシュ→立方体→作成で立方体3Dモデルを作成する。画像が1面(正方形)に貼り付いている。
Photoshopで作成した立方体3Dモデルの様子
2-3 UV生成とWabefront(.obj)でモデルを書き出す
3D→UVを生成でUVを生成します。
Wabefront(.obj)で平面3Dモデルを書き出します。その際テクスチャはJPGにします。(3Dモデル及びテクスチャの形式は好みに応じて選択できます。)
2-4 書き出したWabefront(.obj)ファイルをBlenderに取り込む
Photoshopで書き出したWabefront(.obj)をBlenderに取り込みます。
モデルをBlenderに取り込んだ様子
2-5 Blenderで形状変更とテクスチャ貼り付け調整を行う
立方体からパネル型に形状を変更します。Blenderのオブジェクトプロパティ→トランスフォーム→拡大縮小のXYZの数値を変更してパネル形状にします。例ではX=1.69、Y=1、Z=0.01としました。
Shading画面でノードを二つ追加し適切に結びます。(追加ノード:ベクトル→マッピング、入力→テクスチャ座標)
Blenderで形状変更してパネル型にした様子
ノードを追加した様子(左2つ)
2-6 Wabefront(.obj)でモデルを書き出す
Wabefront(.obj)でモデルを書き出します。
2-7 Wabefront(.obj)モデルの活用
書き出した3Dモデルはいろいろな場面で使えます。
Blenderから書き出したWabefront(.obj)ファイルを3DF Zephyr Liteに取り込んだ様子 Sketchfab投稿画面
2-7 感想
Blenderだけでパネル型3Dモデルを作成するよりもPhotoshopを使った方が手間数が大幅に減少します。作業の難易度も低くなります。BlenderよりもPhotoshopの方が使い慣れていますから、主観的にも、より一層作業効率向上感が生まれます。
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