技術遊戯としてスマホのSketchfabVR画面を裸眼実体視してみました。
3Dモデルの例として自分の最新3Dモデルである「人面刻書土器(八千代市上谷遺跡) 観察記録3Dモデル」を使いました。
1 スマホのSketchfabVR画面 その1
スマホのSketchfabVR画面 その1
ゴーグルを使わないで裸眼で実体視できます。この場合の画面はSketchfabでVR設定を行っていない(デフォルトの設定)場合です。デフォルトの設定は次のようになっていました。
SketchfabにおけるVRデフォルト設定
肝心の人面の詳細はこれではわかりません。そこでSketchfabVR設定を変更して土器に近づいて視点を下げてみました。
2 スマホのSketchfabVR画面 その2
スマホのSketchfabVR画面 その2
人面がよく実体視できます。この場合のSketchfabVR設定は次の通りです。
SketchfabにおけるVR設定
注)現在はこの設定になっています。
3 感想
ア SketchfabにおいてVRで観察できる機能の初歩的確認ができました。また裸眼で実体視できることも確認しました。
イ 印象的には、土器などの場合動きがありませんからVR観察しても新しい情報を得るとか、新たな感動をおぼえるとかのメリットは少ないと感じます。
ウ 多数の対象物を連続して提示する動画としての3DモデルなどではVR技術が役立つ可能性があります。
エ パソコンにおけるSketchfab画面の操作を質の高いVR機器で観察できれば、また違った印象が生まれ、観察技術としてのVRに価値を見出すことになると予想します。
オ 超高精細写真による3Dモデルができれば、土器表面を虫の視点で詳しく観察するVR技術が役立ち、新しい観察技術になるかもしれません。
4 参考 裸眼実体視の例
次の記事は、ブログ「花見川流域を歩く」で裸眼実体視ができる空中写真を掲載したものです。
2013.05.04記事「特別参考 鉄道連隊建設橋脚等の裸眼実体視資料」
2014.11.03記事「旧石器時代遺跡と地形 事例検討その4 参考 草刈遺跡付近の裸眼実体視資料」
2013.07.24記事「古代官道跡を米軍空中写真でみる(その2)」
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