2021年5月18日火曜日

スマホのSketchfabVR画面を裸眼実体視する

 技術遊戯としてスマホのSketchfabVR画面を裸眼実体視してみました。

3Dモデルの例として自分の最新3Dモデルである「人面刻書土器(八千代市上谷遺跡) 観察記録3Dモデル」を使いました。

1 スマホのSketchfabVR画面 その1


スマホのSketchfabVR画面 その1

ゴーグルを使わないで裸眼で実体視できます。この場合の画面はSketchfabでVR設定を行っていない(デフォルトの設定)場合です。デフォルトの設定は次のようになっていました。


SketchfabにおけるVRデフォルト設定

肝心の人面の詳細はこれではわかりません。そこでSketchfabVR設定を変更して土器に近づいて視点を下げてみました。

2 スマホのSketchfabVR画面 その2


スマホのSketchfabVR画面 その2

人面がよく実体視できます。この場合のSketchfabVR設定は次の通りです。


SketchfabにおけるVR設定

注)現在はこの設定になっています。

3 感想

ア SketchfabにおいてVRで観察できる機能の初歩的確認ができました。また裸眼で実体視できることも確認しました。

イ 印象的には、土器などの場合動きがありませんからVR観察しても新しい情報を得るとか、新たな感動をおぼえるとかのメリットは少ないと感じます。

ウ 多数の対象物を連続して提示する動画としての3DモデルなどではVR技術が役立つ可能性があります。

エ パソコンにおけるSketchfab画面の操作を質の高いVR機器で観察できれば、また違った印象が生まれ、観察技術としてのVRに価値を見出すことになると予想します。

オ 超高精細写真による3Dモデルができれば、土器表面を虫の視点で詳しく観察するVR技術が役立ち、新しい観察技術になるかもしれません。

4 参考 裸眼実体視の例

次の記事は、ブログ「花見川流域を歩く」で裸眼実体視ができる空中写真を掲載したものです。

2013.05.04記事「特別参考 鉄道連隊建設橋脚等の裸眼実体視資料

2014.11.03記事「旧石器時代遺跡と地形 事例検討その4 参考 草刈遺跡付近の裸眼実体視資料

2013.07.24記事「古代官道跡を米軍空中写真でみる(その2)


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