地理院地図3Dモデルの3DF Zephyr Liteインポート方法がわからないで半年ほど悶々として我慢の日々でした。しかし、最近とりあえずの方法を見つけだしてほっとしましたのでメモします。
1 地理院地図3DモデルのSketchfab投稿方法や他型式変換
地理院地図3Dモデルダウンロードファイル(3点)をそのままSketchfabにアップロードすると投稿できます。また、MeshLabやBlenderでWabefront(.obj)ファイルなどの他型式に変換できます。
地理院地図3Dモデル作成画面
MeshLabに地理院地図3Dモデルファイル(wrlファイル)を投入した様子
2 1で変換した3Dモデルファイルは3DF Zephyr Liteにインポートできない
3DF Zephyr Liteではwrlファイルを仕様上サポートしていません。そこで1の方法で変換した3Dモデルファイル(objファイル等)を3DF Zephyr Liteにインポートしてみました。すると次のようにテクスチャが乱れてしまいます。
3DF Zephyr Liteで画像が乱れた様子
Blender等で様々な変換をして試しましたが、全て同様にテクスチャが乱れてしまいます。
自分は3DF Zephyr Liteで3Dモデルの動画作成やメッシュ塗色などの操作をしていますので、その利便が使えないので残念なことでした。
3 Sketchfabをコンバーターとして使うことにより問題解決
偶然ですが、Sketchfabをコンバーターとして使うことにより、問題が突然解決しました。
手順は次の通りです。
1 地理院地図3Dモデルダウンロードファイルを一式Sketchfabにアップロードして投稿する。
Sketchfab画面
2 Sketchfab画面からgltfファイルとしてダウンロードする。
3 gltfファイルをBlenderにインポートする。
Blender画面(画面上ではすでにテクスチャが正しく設定されているが…)
4 BlenderからWabefront(.obj)ファイルとしてエクスポートする。
5 mtlファイルのテクスチャ記述を正確に書き直す
mtlファイルの記述変更部分
このようにして作成したWabefront(.obj)ファイルを3DF Zephyr Liteにインポートすると正常にインポートできます。
3DF Zephyr Lite画面
動画を簡易に作成することができます。
3DF Zephyr Lite画面
テクスチャ付メッシュをメッシュに変換して、フィルター→カラーを更新→高さによる→jetの例
6 感想
3Dモデルファイルや3Dモデルソフトの仕様に関する知識はほとんどゼロですから、なぜ出来ないのか、なぜ出来るようになるのか、判りません。ただただ現場実務的に出来ないことを出来るように試行錯誤している日々がつづきます。その日々の苦労と出来た時のうれしさが趣味活動そのものです。
7 参考 花見川の印旛沼堀割普請掘削跡付近地形
花見川の印旛沼堀割普請掘削跡付近地形地理院地図(デジタル標高地形図「千葉市周辺」)3D機能で作成
垂直倍率:×9.9
0 件のコメント:
コメントを投稿