2017年12月7日木曜日

垂直写真の地形立体認識

垂直写真の地形立体認識(立体実感)が光線と影の方向で出来ない(実感が間違う)ことがときどきあるのでその現象をメモしておきます。
私の場合、次のEarth View from Google Earthのサハラ砂漠写真(チャド)では左側の岩体は山として正確に立体認識(実感)できますが、右側の岩体は回りの砂の部分が高地、岩の部分が凹地として認識(実感)してしまいます。

Earth View from Google Earth 2259

分析的に思考すると水系や砂分布から岩体が台地であることは推察できるのですが、台地であるという実感が湧きません。

この図を上下逆さまにすると左右の岩体ともに山・台地として間違うことなく実感できます。

Earth View from Google Earth 2259 上下逆さま

この場面をGoogle earth(WEB版)で斜めからみると地形の様子が間違うことなく実感できます。

チャド サハラ砂漠 Google Earth(WEB版)による

チャド サハラ砂漠 Google Earth(WEB版)による

自分の場合、垂直写真の太陽光が自分の方向に向いていて、地物の手前に影ができる場合正確な地形立体実感が生まれ、反対に自分の背後からの太陽光で地物のあちら側に影ができるばあい、正確な地形立体実感が生れないようです。

これまでこの現象に意識を集中することはなかったのですが、今後意識的訓練をすれば正確な実感をいつでも持てるように感覚を調整できるのではないだろうかと考えています。


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