3DF Zephyr Liteの扱いに慣れてきて、土器などの小物については四周から写真撮影可能ならば、それなりの3Dモデルを作成できる自信がついてきました。
しかし、その習熟前に実施した撮影で決定的な失敗、お見事な失敗をしていたことに今になって気が付きました。二度と同じ失敗を繰り返さないためにメモします。
3Dモデル化のために使った土器片撮影写真28枚
一鍬田甚兵衛山南遺跡出土隆起線文土器(千葉県教育委員会撮影許可)
3DF Zephyr Liteは28枚の写真のうち4枚のみを採用し出来上がったのは厚みの無いペラ写真のようなものです。立体的な形状にはなりませんでした。
失敗の原因は明白です。
カメラを同じ場所において、対象物(土器片)の乗るシートをくるくる回して写真を撮ったのです。これでは3Dモデル作成ができないことを思い知らされました。
3Dモデルを作成するためには、対象物を固定して、カメラを対象物の回りをくるくる回って写真を撮らなければならないのです。
縄文草創期遺物の3Dモデル作成には失敗しましたが、異なる角度から撮った多数写真は観察精度の向上に資すると考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿