2019年4月4日木曜日

ガラス無し棚陳列縄文土器の3Dモデル

ガラス無し棚に陳列された縄文土器の3Dモデルの出来栄えがどのようなレベルになるのか試験してみました。
八千代市立郷土博物館の縄文時代陳列棚の深鉢(佐山貝塚出土)を150度くらいの外周から37枚の写真を撮りました。ほぼ12か所×上中下3点の撮影をしたことになります。標準的位置で土器が画面一杯になるような望遠を設定し、その設定を変えないでピントだけ合わせるようにして撮影しました。

ガラス無し棚陳列縄文土器の3Dモデル
八千代市立郷土博物館展示深鉢(佐山貝塚出土)

使った37枚の写真
37枚の写真はすべてソフトにより採用されました。

ガラス無し棚に陳列された縄文土器の様子

3Dモデルは強く満足感が得られるものとなりました。自分がその場で観察した土器の様子がそのまま、より正確に言えば肉眼観察よりもより精細な情報を観察できます。
展示土器を詳しく観察したい場合、3Dモデルを作成すれば展示会場の都合とは無関係に自分の都合で観察を深めることができることがわかりました。
土器学習を進める上で有力なツールを獲得できたと実感できました。
土器学習において、主要土器形式の3Dモデルを作成し、そのコレクションにより私家版縄文土器3D図鑑作成が現実味を帯びてきました。

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