2019年4月2日火曜日

小縄文土器片の3Dモデル作成

2019.03.28記事「3Dモデル化のお見事な失敗」で書いた通り、折角の隆起線文土器閲覧の機会を得たのにもかかわらず、3Dモデル化は失敗しました。再度閲覧機会を得られれば3Dモデルを作成したいと考えています。
器形のはっきりしている縄文土器の3Dモデル作成は出来るようになったのですが、小縄文土器片の3Dモデルはこれまで作成したことが無かったので、書斎机の上で実験的に作業してみました。
パソコンモニターの前に縄文土器片を置き、自分の体は机前に置きあまり動かさないで手の操作だけで26枚の写真を撮影しました。
縄文土器片は長径が5㎝で竹管のようなものを使った刺突文とほとんど磨り消された縄文が施文されています。この縄文土器片は7年前に住居近くの双子塚遺跡周辺開発掘削土から拾ったものです。

小縄文土器片3Dモデル

3Dモデル作成のための撮影した写真(26枚の一部)

3Dモデル作成写真の1枚(拡大)

3Dモデル作成につかったソフトは3DF Zephyr Liteで、ある程度満足感のあるレベルで作成作成できました。
しかしほとんど磨り消された縄文は現物を斜め光線にかざしてまじかに見る時のような精度で3Dモデルにすることはできませんでした。特別な光線、特別な写真撮影テクニックを使わないただ単にする写真撮影ではこのレベルが限界だと直観します。

特別に斜め光線を当てて磨り消された縄文を浮きだたせた写真

器形がある縄文土器だけでなく、縄文土器片も3Dモデルを作成してその模様を学習のために記録することにします。

ガラスケースに入った土器片についても、どこまで3Dモデルが作成できるか、今後チャレンジすることにします。ガラス反射光線を自分の体の影で除去できれば3Dモデルができるのではないかと期待しています。

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