土器等の3Dモデルを作成できるようになったので、展示場所だけでなく後日自宅での詳細観察もできるようになり重宝しています。
この観察に関わる3Dモデルを「観察記録3Dモデル」と呼ぶことにしました。展示状況3Dモデルなどの言葉を使ったこともあるのですがそれでは展示サイドからの呼び名になってしまいます。観察サイドから作成したモデルであることを明確にするために「観察記録3Dモデル」と呼びます。
博物館等における土器展示の場合、観察対象土器を真ん中において次のような画面構成で観察記録3Dモデルを作成することにします。
土器展示の場合の観察記録3Dモデル画面構成
対象物の3D観察の障害となる周辺土器やネームプレート等を含めて画面を構成します。このような画面にすることによって、対象土器のどの部分が観察出来て、どの部分が観察できなかったのか確認することができます。
なお、対象土器だけ切り出すようなかたちで3Dモデルを作成するとその画面外周部に除去できないゴミが発生します。そのため、対象物3Dモデル化を円満に行うためには周辺物を残した方がよいという技術的な要請もあります。このような理由から対象土器だけを切り出したような3Dモデル作成は避けます。
これまでに作成した主な観察記録3Dモデルはサイト「縄文土器3Dモデル素材集」にまとめて公開しています。2019.05.20現在23モデル収録。
サイト「縄文土器3Dモデル素材集」
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