2019年7月4日木曜日

2019年6月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2019年6月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
6月の記事数は36で、次のような項目について縄文土器等学習を進めました。
・加曽利B式土器及び安行式土器の観察(加曽利貝塚博物館など)
・茅山上層式など雷下遺跡出土土器(市立市川考古博物館)
・雷下遺跡出土木製品学習(他遺跡類似木製品との比較など)
・一鍬田甚兵衛山南遺跡出土土器・石器の3Dモデル作成
・縄文早期・前期土器の3Dモデル作成(千葉県教育庁保護課森宮分室展示室)

縄文土器の観察記録3Dモデルを作成するという行為を通じて、土器観察・認識を深める活動が軌道に乗りつつあるという印象を受けています。

雷下遺跡出土木製品については亀田泥炭遺跡や渋谷貝塚出土木製品と類似していて、それが何であるか、素人ながら仮説を持ちました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
学習におけるパソコン作業テクニックメモ等の記事6編を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩記事22編を書きました。全記事に【グッド&ニュー】(散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)を書き込み、それらは全てページ「グッド&ニュー」にまとめています。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
Geomorphology from spaceの学習からアンデス考古遺跡学習に事実上乗り換えました。5編の記事を書きました。地形情報と遺跡との関連を見るなど興味が深まり記事を書かざるを得ない状況を生み出しつつあります。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」の学習を縄文学習と絡めて進めています。5編の記事を書きました。この図書の中には「人類社会の変遷のなかの縄文社会」という学習には必須の視点と知識が入っているように感じています。縄文学習の視野を広げてくれる図書です。

6 6月活動の特徴
縄文土器学習1巡目を完結すべく取り組みました。貯まったオリジナル情報を加工して、いわば在庫一掃をもくろみました。その活動はかなり進みましたが、「市立市川考古博物館で撮影した堀之内式土器の3Dモデル化」と「土器形式別千葉県遺跡分布図作成」は7月に持ち越しとなりました。
ブログ「花見川流域を歩く」に「一鍬田甚兵衛山南遺跡出土物観察記録」ページ(別サイト)と「学習道具」ページ(別サイト)を設けました。5月に設けたページ「縄文土器3Dモデル素材集」の記事数は65(2019.07.04現在)と充実してきています。
ブログ「世界の風景を楽しむ」とブログ「芋づる式読書のメモ」を再開し継続していけるメドをつけました。

7 7月活動のイメージ
・堀之内式土器の3Dモデル化とその検討を行います。堀之内式土器の接合について学習を深めたいと思います。
・市立市川考古博物館で雷下遺跡企画展が開催されるので、関連して木製品学習を深めることにします。
・土器形式別千葉県遺跡分布図を作成し、検討します。遺跡数の増減の統計データさくせだけでも意味のある作業になると期待しています。また分布図変化の把握方法(分析方法)や分布図の3D表現等についても検討することにします。
・2巡目縄文土器学習に着手することにし、より広範囲の千葉県内展示施設訪問を行うことにします。

8 2巡目縄文土器学習のイメージ
【2巡目学習】
・期間を7月~12月に区切って、2巡目縄文土器学習を行う。
・2巡目縄文土器学習の項目は縄文土器の学習そのものと、縄文時代関連基礎学習の2本立てとする。
・主な土器形式はすべて3Dモデルを作成する。
・総覧縄文土器の全頁を結果として読むような体系的土器学習を行う。
・千葉県内縄文土器展示施設の観覧を基本とし、さらに中部や東北等の展示施設を観覧して、情報を収集する。(3Dモデル用写真撮影を行う。)
・図書「千葉県の歴史」や一般縄文関連図書による考古関連学習をブログ「芋づる式読書のメモ」をツールとして進める。
【関連学習】
・西根遺跡発掘調査報告書の縄文土器分析(予察的データ分析)
・大膳野南貝塚発掘調査報告書掲載土器情報の分析(予察的データ分析)
・ブログ「世界の風景を楽しむ」で世界の考古遺跡にふれ、縄文土器、縄文社会を人類史的観点から思考できるようなきっかけとする。

9 その他
●2019年に研いでおくべき技術
・3Dモデル
・GIS…QGIS
・Illustrator、Photoshop…デザイン
・InDesign…論説作成技術

●2020年(令和2年)からの活動
縄文集落の中期後半から後期頃の消長分析
・大膳野南貝塚の漆喰貝層無し住居の意義検討
・大膳野南貝塚の前後の時期の周辺の貝塚消長の精細な把握
・西根遺跡の土器に関する詳細分析

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2019年6月記事
○は閲覧の多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2019年6月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2019年6月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2019年6月記事
ブログ「芋づる式読書のメモ」2019年6月記事
アンデス クントゥル・ワシ神殿付近の地形
QGISの3D機能で作成(JAXAデータ)

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