2020年6月8日月曜日

BlenderGISの試用

BlenderGISを使ってこれまで気軽にできなかった広域地形のデフォルメ3Dモデルを作成してみました。

1 BlenderGISによるアラル海付近地形3Dモデル 垂直倍率:×500

アラル海付近地形3Dモデル 垂直倍率:×500
BlenderGISで3Dモデル作成
3Dモデル3DF Zephyrをアップロード v4.530

BlenderGIS作業画面

3Dモデルの動画

2 BlenderGIS試用メモ
東西約450㎞、南北約410㎞の範囲の地形3Dモデルを作成し、低平な地形をわかりやすく浮かび上がらせるために垂直倍率を500倍にしました。このような広域かつデフォルメ3Dモデルを何の準備もなく気軽にできるのはBlenderGISだけです。
残存したアラル海(細長い西部分)の写真と起伏が合っていません。これは広域の地形3Dモデルを作成するとファイル容量を抑制するためにBlenderGIS自身がメッシュの大きさを自動で大きくしているためのようです。このモデルでは全体が5㎞メッシュで作られているようです。
狭い範囲の3Dモデルをつくるとより現実の地形に即したものになることは確かめました。最も精細なメッシュの大きさは30mメッシュになります。

今回の作業では、BlenderGISによる3Dモデルの作成→OBJファイルエクスポート→3DF Zephyr LiteにOBJファイルインポート→Sketchfab投稿及び動画作成を行いました。

下に示す地図パネルの前に地形3Dモデルを置いた展示状況風3DモデルをBlenderでつくる予定でしたがとりあえずつまづいてできませんでした。原理としてはできることは確かめてあります。
つまづいた理由は地形3Dモデルの大きさ450㎞×410㎞を数10cm×数10cmにまで約100万分の1にまで縮小できなかったことです。Blenderの中は実寸法の世界であることを思い知らされました。オブジェクトの縮小は1/1000が限界のようです。1/1000に縮小するとソフトがハングアップしますから実用上は数百分の1程度かもしれません。

参考 地図パネルの写真


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