3Dモデル技術習得の一環として、完全体3Dモデル(360度どこからでも見れる3Dモデル)作成を目指していましたが、遅まきながら出来ましたのでメモします。
1 文鎮 香取神宮宝物国宝海獣葡萄鏡レプリカ 3Dモデル
文鎮 香取神宮宝物国宝海獣葡萄鏡レプリカ 3Dモデル3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.006 processing 92 images
撮影写真例
カメラ配置の様子
3Dモデルの動画
2 技術的工夫
ア 撮影ボックスの利用
撮影は撮影ボックスを利用して対象物を回転させて撮影しました。回転軸を複数設定することにより写真が一つに結像しました。
撮影ボックスの様子
イ マスカレード機能の利用
3DF Zephyr Liteのマスカレード機能を利用して写真に残る若干の影等を除去しました。
ウ パンフォーカスを目指した撮影
視線入射角が小さい撮影では、一眼レフカメラ接写撮影ではピントの合った部分とボケた部分が生まれます。そこで、コンパクトデジカメに機種変更してボケの少ない写真を撮影しました。
一眼レフカメラの写真
画面上でピントが合っているが、画面下ではボケている。
コンパクトデジカメの写真
画面上下ともにピントが合っている。
3 感想
イボキサゴ標本(径1.7㎝)の完全体3Dモデル作成を目指していますが、まず大きなモノで扱いやすものとしてこの文鎮(径7㎝、厚さ1㎝)の3Dモデルを作成しました。
完全体3Dモデル作成のイメージはつかめましたので、早速イボキサゴ3Dモデルに取り組みたいと思います。
小さなモノの撮影ではボケのない撮影が必須であり、ボケをなくす機能を備えたカメラ(深度合成できるカメラ)の必要性も検討してみることにします。
この文鎮は30年以上前から私の机の上で職責を果たしています。
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