2015年10月5日月曜日

墨書土器出土数グラフ分布図とヒートマップ図

ブログ「花見川流域を歩く」で鳴神山遺跡の墨書土器出土数グラフ分布図を作成しました。

この図は地図太郎PLUSで、csvデータ結合によりグラフ表示したものです。

自分としては現在の問題意識と合致した表現になっていて、とても訴求力のある分布図だと感じています。

一方、これまでQGISの機能を利用して各種分布図をよりわかりやすくするためにヒートマップを作成してきています。

墨書土器出土数の密度高-低をヒートマップで示すとどうなるか、同じ情報で試してみました。

円グラフ表示

ヒートマップ表示
半径パラメータ20m

ヒートマップ表示
半径パラメータ50m

遺構別墨書土器出土数が円グラフ表示では遺構別状況がわかるので、より具体的情報になっています。

一方、ヒートマップは平均化されて土地に色が塗られています。

現在の問題意識では円グラフ表示の方がはるかに自分の思考展開に役立ちます。

ヒートマップはそれなりに墨書土器多出場所を示しますが、靴の上からかゆい足を掻いているような状況になります。

問題意識やテーマによって表現方法(分析方法)を操ることが大切であると感じました。

2015年10月4日日曜日

GIS位置情報の詳細性

墨書土器データベースをGISデータベース化して検討してますが、参考までにGIS位置情報の詳細性について確認してみました。

どこまで地図を拡大して利用できるかという問題意識です。

次の図は鳴神山遺跡の遺構分布図を示したものです。
GISパソコン画面では1/900のスケールとなっています。

1/900の画面

画面上で地物を拡大して、1/40のスケールにしてみました。(地図太郎PLUSでは1/40が限界拡大倍率です。)

1/40の画面

竪穴住居Ⅰ022とⅠ023の距離を画面上で計測すると2.3m(表示単位0.1m)です。

地図太郎PLUSにプロットした点は緯度、経度とも10進法度単位表示で、小数点以下8桁以上の数値となっています。

この小数点以下8桁以上の数値を用いて、竪穴住居Ⅰ022とⅠ023の距離を計測してみました。

国土地理院「距離と方位角の計算」サイトで、数値入力(10進法度単位による入力)で求めると2.288mになります。mm単位まで計測できます。

竪穴住居Ⅰ022とⅠ023の距離
国土地理院「距離と方位角の計算」サイト画面引用

この結果からGIS上の位置情報はmm単位まで正確に位置を特定できるだけの桁数を用意していることがわかります。

なお、1/40画面にプロットした点の距離は精度上mm単位で計測できますが、ラスター画像(遺構分布図)がぼやけてきているので、ラスター画像を使うなら実用作業上の精度は10cm程度であると考えます。

ラスター画像はあくまで下敷きにして、1/40画面で新たに線画を描いて、その中にドットを打つような作業をすれば、実用上の精度はcm単位程度であると考えます。

次に下総台地付近の10進法度単位緯度・経度の桁別距離を整理してみました。

緯度1度 110955.307m
緯度0.1度 11095.5307m
緯度0.01度 1109.55307m
緯度0.001度 110.955307m
緯度0.0001度 11.0955307m
緯度0.00001度 1.10955307m
緯度0.000001度 0.110955307m
緯度0.0000001度 0.0110955307m
緯度0.00000001度 0.00110955307m


経度1度 90390.405m
経度0.1度 9039.0405m
経度0.01度 903.90405m
経度0.001度 90.390405m
経度0.0001度 9.390.405m
経度0.00001度 0.90390405m
経度0.000001度 0.090390405m
経度0.0000001度 0.0090390405m
経度0.00000001度 0.00090390405m

緯度、経度とも小数点の下8ケタ目がほぼmmに該当します。

参考 下総台地付近の緯度1度、経度1度の距離

緯度35.3度~36.3度の距離
国土地理院「距離と方位角の計算」サイト画面引用

経度139.6度~140.6度の距離
国土地理院「距離と方位角の計算」サイト画面引用

2015年10月3日土曜日

2015.10.03 花見川風景

今朝は朝焼けが長く続きました。

花見川風景
朝焼けで風景が全部赤く見えます

花見川風景
ちぎれ雲が雄大な感じに見えました

花見川風景

花見川風景

弁天橋から下流

弁天橋から上流

昨日は早朝大雨だったので、その分、今朝は気分のよい散歩ができました。

2015年10月2日金曜日

2015年9月のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とブログ「花見川流域を歩く番外編」の2015年9月の活動についてふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
●鳴神山遺跡の検討
9月の記事は鳴神山遺跡の検討に終始したといっても過言ではありません。

これまで検討した萱田遺跡群とか、近隣の船尾白幡遺跡、西根遺跡では完結した発掘調査報告書が発行されているのですが、鳴神山遺跡では途中経過の報告書3冊だけであり、遺跡の全体像を総括的に理解できるものはありません。

同時に、その途中経過報告書3冊を所蔵している図書館が限られかつ館外帯出が不可能であるため、資料利用という点でかつてない不便・苦痛を伴う検討となっています。

そのため千葉県における鳴神山遺跡の意義とか、断片的検討などあまり本質的でない記事の連続になっていますが、ある程度仕方がないことだと自分に言い聞かせてきています。

後半の墨書土器検討はデータベースが存在するので、その生資料を使って検討を実施しています。データベース分析という自分主導の活動で検討が進むのですから、自分なりの面白さを感じて記事を作成してきています。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
●GIS、Google earth 利用テクニック
GIS(地図太郎PLUS、QGIS)とGoogle earth proの利用テクニックに関する記事を自分の備忘録として書きました。

●花見川水位記録
花見川へのポンプ排水の状況を知るための水位記録を掲載しました。

●海外地形
海外地形に関する記事を興味本位で書いています。海外地形記事は花見川流域のインタレストとは関係ありません。

3 ブログ活動に関する出来事
●1500記事通過
1500記事通過をしましたので、ブログ活動に関する内省記事を書きました。

参考 ブログ「花見川流域を歩く」の2015年9月記事
◇はアクセス数の多かったもの、○は私自身のお気に入り。
参考 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」の2015年9月記事
◇はアクセス数の多かったもの、○は私自身のお気に入り。
花見川風景

2015年9月30日水曜日

オーバーハングした谷地形

半世紀程前に読んだ地形学の本に、V字谷やU字谷の説明に続いて、谷地形がオーバーハングしてしまって、谷底から天空が見えなくなってしまった例が掲載されていた記憶を鮮明にもっています。

記憶の図化「昔読んだ本に出ていた珍しい谷地形の説明図」

どの本に書いてあったのか、その本を今持っているかどうか不明です。

これとおなじ谷地形を数年前に実際に見ましたので紹介します。

アメリカアリゾナ州のアンテロープキャニオンです。

アンテロープキャニオンの位置
Google earth から引用

Google earth でその地形が良くわかります。

次の絵は上流から下流方向を見たものです。地形は、広い谷が巨大な土塁あるいは土手で塞がれてしまっているように見えます。

上流から下流方向をみた谷地形
Google earth から引用

実は土塁の右側にみえる黒い筋が谷(アンテロープキャニオン)になります。

次の絵は下流から上流方向を見たものです。土塁を裂くように見える黒い筋が谷(アンテロープキャニオン)そのものです。

下流から上流方向をみた谷地形
Google earth から引用

手前の谷底には観光客を運んできたランドクルーザーが並んでいます。

アンテロープキャニオンの上流入口

アンテロープキャニオンの中
狭い所で2mほどしかありません。

アンテロープキャニオンの中

アンテロープキャニオンの天空
空が見える箇所は極めて限られています。

アンテロープキャニオンの天空

アンテロープキャニオンの下流出口

地層は手で崩せるような柔らかい砂層ですから、なぜここだけ水流による侵蝕形状が異なるのか、理解できません。

アンテロープキャニオンは観光地となっていて、ナバホ族の収入源の一つになっているようでした。

2015年9月28日月曜日

2015.09.28 花見川風景

起床した時は満月が良く見えたのですが、散歩に出るときは高空を厚い雲が覆っていました。しかし、そのうち厚い雲がちぎれ、かなりの高速で北方向に向かって流れ出しました。

花見川風景

花見川風景

花見川風景
いつも注意深く水面を観察しているのですが、最近は上ガスを全く見ません。

弁天橋から下流

弁天橋から上流
まだら雲の量がもう少し少なければ、より魅力的な風景になります。

畑の空
トウモロコシが完全に刈り取られていました。

2015年9月27日日曜日

Moab United States

Earth View from Google Earth画面の絵が、極端な人工色で印象的です。一見して池のようですが、色が削られているところがあり花を密植した畑のようにも見えます。

Moab United States
Google earth から引用

webで調べると、ユタ州Moab近郊にあるカリ生産の鉱山でした。

コロラド川の水を地下に注入して鉱物を溶かし、この池で太陽光で水分を蒸発させカリを生産している施設でした。

色の付いた薬品を投入して蒸発を促進させているとのことです。

大規模坑内事故をきっかけに人が地下に入らない採掘方法に転じたとの説明がありました。

Texas Gulf Potash Pond
Google earth から引用

Texas Gulf Potash Pond
Google earth から引用

参考 位置
38.486171, -109.681098

2015年9月26日土曜日

Google earth 地形の強調度カタログ

Google earth の地形の強調度の違いを直感できるような資料を掲載します。

1 山地(例 アラスカ氷河地形)

●飛行機から見た氷河地形

●地形の強調度 なし (地形チェックオフ)
Google earth から引用

●地形の強調度 0.5
Google earth から引用

●地形の強調度 1
Google earth から引用

●地形の強調度 2
Google earth から引用

●地形の強調度 3
Google earth から引用

飛行機の窓からみた風景印象が一番近い絵は地形の強調度1です。

私の場合、氷河と地形の関係を思考したり、説明する時は地形をデフォルメした地形の強調度3をつかうことになると思います。

風景としても、地形の強調度3の絵に自分の感性を投影できます。

2 台地(例 花見川流域)

●例示地域の地理院地図(標準地図)
Google earth から引用

●地形の強調度 なし (地形チェックオフ)、建物の3D表示オフ
Google earth から引用

●地形の強調度 なし (地形チェックオフ)、建物の3D表示オン
Google earth から引用

●地形の強調度 0.5 、建物の3D表示オフ
Google earth から引用

●地形の強調度 0.5 、建物の3D表示オン
Google earth から引用

●地形の強調度 1 、建物の3D表示オフ
Google earth から引用

●地形の強調度 1 、建物の3D表示オン
Google earth から引用

●地形の強調度 2 、建物の3D表示オフ
Google earth から引用

●地形の強調度 2 、建物の3D表示オン
Google earth から引用

●地形の強調度 3 、建物の3D表示オフ
Google earth から引用

●地形の強調度 3 、建物の3D表示オン
Google earth から引用

台地地形の特徴を観察するために絵を使うとすると、地形の特徴がデフォルメされている地形の強調度3がふさわしいと思います。ただし橋や送電線が垂れ下がるという不都合があります。

風景を立体的に見せようという趣旨ならば「地形強調度1、建物の3D表示オン」が最適だと思います。まるでドローンで撮影したような絵になっています。