2019年1月2日水曜日

度分秒表示形式コンバーターとしての地図太郎PLUS

位置情報付遺跡データベースをQGISにデリミティッドテキストレイヤーとして表示する機会が増えていますが、位置情報の度分秒表示形式がデータベースによってバラバラです。
しかしQGISでは位置情報は度単位が基本であり、度分秒表示は1形式だけしか受け付けてもらえません。そのため、度分秒表示形式をExcel関数のお世話になって度単位に変換することが必要であり手間がかかります。

QGISデータソースマネージャー デリミティッドテキスト
QGISにおけるオプション「度分秒を使う」では度と分、分と秒の間に半角空白を入れた場合だけ有効です。

ところが、以前使っていた地図太郎PLUSでは多様な度分秒形式での入力が可能です。そしてそのcsvファイル出力は度単位ですから、地図太郎PLUSを度分秒表示形式コンバーターとして使えることに気が付きました。

地図太郎PLUSの読み込み可能な座標形式
地図太郎PLUSではつぎの7種の座標形式(度分秒表示形式)の読み込みが可能です。
1 度単位
2 分単位
3 秒単位
4 度分秒コロン(:)区切り
5 度分秒ピリオド(.)区切り
6 度分秒半角(゜' ")区切り
7 度分秒全角(° ’ ”)区切り
8 度分秒区切り
9 区切りなし(分、秒の整数部は2桁)

次の例は度分秒「区切りなし」表示形式の遺跡データベースcsvファイルを地図太郎PLUSに読み込み、それをcsvファイルで出力したものです。この出力ファイルをQGISに読み込み使いました。地図太郎PLUSを度分秒表示形式コンバーターとして使いました。

度分秒表示形式コンバーターとして使える地図太郎PLUS

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