2020年5月5日火曜日

SfM-MVSによる3Dモデルの作成手順 3DF Zephyr Liteの利用

3DF Zephyr Lite(v.4.530)を利用した、SfM-MVSによる3Dモデル作成手順をメモします。

3DF Zephyr Lite(v.4.530)のロゴ
今は自明の操作ですが、3ヵ月ほど操作から離れると、悲しいことですが、自分の手作業関連記憶力では「空」ではできなくなります。

1 準備
SfM-MVSに使う写真をフォルダーに入れておく。

2 3DF Zephyr Liteの起動と3Dモデル作成
2-1 3DF Zephyr Lite起動
2-2 ワークフロー→新規プロジェクト
2-3 新規プロジェクトウィザードで諸設定(設定は全てデフォルトで済ます場合が多い)→写真投入→諸設定(一般にデフォルト)→実行(パソコン内部で作業)→「モデル化に成功?」→完了クリック(低密度点群完成)
2-4 ワークフロー→3Dモデル生成
2-5 3Dモデル生成ウィザードで諸設定(デフォルトで済ます場合が多い)→RUN(パソコン内部で作業)→「3Dモデルモデル生成に成功」→完了(メッシュ完成)
2-6 ワークフロー→テクスチャ付メッシュ作成
2-7 テクスチャ付メッシュ作成ウィザードで諸設定(デフォルトで済ます場合が多い)→実行(パソコン内部で作業)→完了(テクスチャ付メッシュ完成)
2-8 ファイルを保存する

・2の作業は流れ作業で行い、特段の思考はしません。

2-7段階の画面

3 オブジェクトの調整
3-1 作業用クローンオブジェクトの作成
3-1-1 テクスチャ付メッシュのクローンをつくる
3-1-2 クローンオブジェクトに移動してリネームする
(以下の作業で必要な画面の数に応じて複数クローンを作成する、元オブジェクトはそのまま残しておきいつでも使えるようにしておく。)

3-2 実寸法付与
3-2-1 例 スケール10センチの長さを画面で計測する(A)
3-2-2 例 10/Aの値を手元電卓で求める
3-2-3 例 オブジェクトを変形→スケールに10/Aの値を入れてOK→10センチの長さを再計測して実寸法付与の結果を確かめる

3-3 オブジェクトの正位置設置
3-3-1 シーン→カメラ→オルソグラフィック投影
3-3-2 シーン→カメラ→…からのビュー→上から
3-3-3 オブジェクトを変形→(青、回転)平行にする→OK
3-3-4 シーン→カメラ→…からのビュー→左から
3-3-5 オブジェクトを変形→(燈、回転)平行にする→OK
3-3-6 シーン→カメラ→…からのビュー→正面
3-3-7 オブジェクトを変形→(緑、回転)平行にする→OK
3-3-8 オブジェクトを変形→(燈、平行移動)垂直方向で基準に合わせる→OK
3-3-9 2~8を繰り返してオブジェクトの位置を調整する。

・3-3の手順は試行錯誤の末たどり着いた効率的方法です。
・視覚直観的作業を重ねます。角度変更が1度単位であるので、作業精度を1度より向上させることはできないようです。

3-4 オブジェクトの切り抜き(大枠切り抜き)
3-4-1 シーン→カメラ→…からのビュー→上から
3-4-2 編集中→選択→手で→長方形で切り抜く部分を設定する
3-4-3 ツール→選択→選択を反転→デリートキーを押す

・残したい部分を設定し(赤くし)それを反転させて、反転部分を削除します。

3-5 オブジェクトの詳細調整
3-5-1 シーン→カメラ→オルソグラフィック投影のチェックを外す
3-5-2 編集中→選択→手で→ポリラインで不用切り抜く部分を設定する→デリートキーで削除…この操作を繰り返し、オブジェクトの不都合を最小化する

・この操作に手間がもっともかかる。
・不必要な部分だけの削除とするために注意を要する。
・必要な部分まで削除してしまった場合は「もとに戻す」ことができる。

3-6 境界ボックスの設定
3-6-1 シーン→カメラ→…からのビュー→正面
3-6-2 シーン→境界ボックス→境界ボックスを編集
3-6-3 境界ボックスを3次元それぞれ回転させ、大きさを適切に設定する

3-6-3段階の画面

3-7 ファイルを保存する
・実際の作業では随時ファイル保存することが望ましい。

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