2015年9月12日土曜日

空間参照システムの学習

地図太郎PLUSの利用では空間参照システムを意識することは全くありませんでしたが、QGISを利用する中で空間参照システムを意識せざるを得ない状況になってきました。

地図太郎PLUSで作成した面データ(例 下総国領域)をQGISで表現するとその形状が違い、なぜ形状が違うのか、形状を同じようにするにはどうしたらよいかわからなくて苦労しました。
GIS初心者のつらいところです。

地図太郎PLUSの表現 下総国領域

QGISの表現 下総国領域 空間参照システム:WGS84(ID EPSG4326)

これまで、地図太郎PLUSで作成した面データを緯度経度座標系のSHPファイルで書き出し、それを緯度経度座標系の空間参照システムWGS84(ID 4326)で利用するだけでした。

緯度経度座標系の空間参照システムを利用すると、普段見慣れない、縦方向に圧縮されたような地図になってしまいます。

しかし、QGISは地図太郎PLUSのように特定の(独自の)空間参照システムを内蔵しているのではなく、自由に空間参照システムを選択できることを知り、SHPファイルをどのような空間参照システムにも変換できることを知りました。

上記面データファイル(SHPファイル)をQGISで空間参照システムWGS84/UTMzone54S(ID EPSG32654)に変換して表示すると次のようになります。

QGISの表現 下総国領域 空間参照システム:WGS84/UTMzone54S(ID EPSG32654)

地図太郎PLUSの表現と見た目では全く同じになりました。


次の日本地図はQGISで空間参照システムJGD2000(ID EPSG4612)で表現したものです。

日本地図 QGISの表現 空間参照システム:JGD2000(ID EPSG4612)
普段見慣れた日本地図と比べると縦方向に圧縮されているように感じます。

GIS解説本やWEBの解説ページにはこのような縦方向に圧縮された地図が度々登場しますので、もしかしたらQGISではこのような表現しかできないのかもしれないと疑ったりもしました。

しかし、QGISではshpファイルをどのような空間参照システムにも変換できることを知り、上記のような誤解を正すことが出来ました。

日本地図 QGISの表現 空間参照システム:WGS84/UTMzone54S(ID EPSG32654)

これまで意識していなかった空間参照システムに自分の意識が向き、チンプンカンプンの空間参照システムの用語が少しづつ忌避対象リストから外れだしています。

これから空間参照システムの学習を深め、QGISのより高度な利用技術を習得していきたいと思います。

なお、地図太郎PLUSは「「日本測地系2000」をもとに座標を想定しています。」とマニュアルに書いてあるのですが、EPSGコードとの対応があるものであるかどうか、詳しいことはまだ知りません。

また、地図太郎PLUSとQGISとの情報のやり取り(ファイル交換)は、現時点では、実務的には問題は感じていません。

2015年9月11日金曜日

2015.09.11 花見川へのポンプ排水の記録

今朝の散歩で花見川へ大和田排水機場からポンプ排水していることを知りました。
ブログ花見川流域を歩く2015.09.11記事「2015.09.11 今朝の花見川」参照

そこで、その記録を千葉県のWEBサイト「雨量・水位情報」で観測局大和田外水位と観測局大和田内水位について見てみました。

観測局大和田外水位の記録
大和田排水機場の花見川サイドにある観測局です。

9月10日3時半頃から急激に水位が上昇していますから、この時刻からポンプ排水を開始したことがわかります。

その後現在(9/11朝)までポンプ排水が継続しています。

観測局大和田内水位の記録
大和田排水機場の新川サイド(印旛沼サイド)にある観測局です。

9月10日3時半頃から急激に水位が低下しますからポンプ排水の開始がわかります。

水位はいったん低下しますが、その後上昇し、10時頃からは急上昇します。

ポンプの稼働率を若干下げたことが影響しているようです。

ポンプ排水をしているにも関わらず水位が上昇するのはタイムラグを挟んで印旛沼に雨水流入が集中したためだと考えられます。

3時頃雨の強度が高いことがわかったので、即ポンプ運転を開始した緊迫した様子がこのグラフから伝わります。

9日10時すぎ頃をピークに、その後水位はポンプ排水の効果あって下がっています。

大和田排水機場の位置は次の通りです。

大和田排水機場の位置
Google earth による

2015年9月9日水曜日

はじめてのQGIS→Illustrator出力

私のメインGISである地図太郎PLUSのデータをIllustratorに出力する試行をしてみました。

地図太郎PLUSの編集ファイルをshpファイルに書き出し、それをQGISに読み込み、QGISから次のファイルに書き出すとIllustratorで読み込むことができ、パス編集が可能となりました。

● 面データの例

面データの地図太郎PLUS画面(下総国領域)

QGISからdxfファイル書き出し、svgファイル印刷、pdfファイル印刷で何れもIllustrator編集可能となります。

面データIllustrator画面(下総国領域)


● 点データ、線データの例

点データの地図太郎PLUS画面(千葉県墨書土器出土数100以上地点)

点データ、線データはdxfファイル書き出しではIllustratorに取り込めませんでした。メモリーが足りないという表示になりました。
svgファイル印刷、pdfファイル印刷では何れもIllustrator編集可能となりました。

点データIllustrator画面(千葉県墨書土器出土数100以上地点)

Illustratorファイルを地図太郎PLUSに取り込む試行を追って行ってみたいと思います。


2015年9月8日火曜日

Ouargdla,Algeria

Earth View from Google EarthはGoogle社員の20%プロジェクト(業務時間の20%は好きなことを自由に開発してよい)から生まれたGoogle Chromeの新拡張機能です。

そのEarth View from Google Earth画面で次のような不思議な地形模様に出会いました。
これまで自分は見たことがない模様です。


珍しい地形模様
Google earth より引用

早速Google earthで調べるとアルジェリアの砂漠の砂丘であることがわかりました。

アルジェリアの砂漠
Google earth より引用

アルジェリアの砂漠
Google earth より引用

アルジェリアの砂漠
Google earth より引用

Earth View from Google Earth画面の位置
Google earth より引用

2015年9月6日日曜日

遺跡のGIS用位置情報取得方法(千葉県)

遺跡のGIS用位置情報がある程度簡便に取得できることがわかりましたのでメモしておきます。

【以前の方法】
WEBサイト「ふさの国文化財ナビゲーション」(千葉県教育委員会)のマップ窓で遺跡をクリックすると遺跡が窓の中心に位置し、その位置の緯度、経度が窓下に表示されます。

その表示をコピーしてexcelに貼り付け、関数でGIS用位置データ(10進数)を得る方法を以前メモしました。
2015.06.17記事「千葉県遺跡を正確にGISプロットする方法の発見

【もっと簡易な方法】
もっと簡易で直接10進数の位置情報を得る方法を見つけましたので、メモします。

ふさの国ナビゲーションで遺跡名で検索し当該遺跡の「詳細」をクリックするとマップ窓付の遺跡情報が表示されます。

この画面が表示されたときのURLに遺跡の位置情報が埋め込まれています。

従って、URLから緯度、経度情報をコピーしてexcelなどに貼り付ければGIS用位置情報取得が完了します。

ふさの国ナビゲーションでは遺跡検索結果のURLに緯度・経度情報が含まれている

2015年9月5日土曜日

germfask Michigan

Earth View from Google Earthの次の画像は結局WEBで調べるまで、それが何の絵であるかわかりませんでした。

germfask Michigan United States
Google earth より引用

WEBで調べるとミシガン湖にその積み出し港をもつ石灰岩採掘施設でした。

画面で横方向にみえる多くの筋はその都度鉄道を敷設して掘った石灰岩を運びだした跡のようです。

Google earth proでみると数十メートルの厚さで石灰岩を採掘している露天掘り鉱山です。

germfask Michigan 石灰岩採掘施設
Google earth より引用

germfask Michigan 石灰岩採掘施設とミシガン湖積み出し港
Google earth より引用

2015年9月4日金曜日

ノルウェー旅行のGPSログ

ノルウェー旅行のGPSログをGoogle earth proにドラッグ&ドロップしてみました。

ノルウェーの移動記録
Google earth より引用

この旅行では氷蝕地形を堪能することができました。

トロルスティッゲン付近のGPSログ
Google earth より引用

トロルスティッゲンのU字谷

旅行中に見たフィヨルドの開拓風景を描いた絵が印象的で、いまでも脳裏に焼き付いています。

フィヨルド開拓風景の絵

2015年9月3日木曜日

Google earth の建物の3D表示に驚く

次の絵はGoogle earth で花見川堀割(柏井付近)の地形を3D表示したものです。

Google earth 地形の3D表示
花見川堀割(柏井付近)

私が、このような画像を自由にみることができることに気が付いて驚いたのは、つい2年程前のことでした。
ブログ花見川流域を歩く本編2013.011.19記事「Google Earthの3D表示」参照

凹凸がエッジの効いた表現でないことや橋などが垂れ下がっているのはご愛嬌だと思っていました。

ところが、Google earth のレイヤ機能の「建物の3D表示」にチェックを入れると、次のような絵が現れました。

Google earth 建物の3D表示
花見川堀割(柏井付近)

思わず声を出して驚きました。

予想していた建物を単純に灰色長方体で表現した絵が現れると思ったら、何とおとぎの国のような風景が現れました。

樹木が立体的に表現されています。

高圧線鉄塔も立体で表現されています。

柏井橋や水管橋も正しく表現されています。垂れ下がっていません。水管橋のトラスも不自然さがありませんから、写真から立体性を構築していることが確認できます。後から手で書きこんだものではないようです。

さらに1戸1戸の住宅や建物も全て写真から立体性を構築しています。

樹木が立体表現されるので、崖林が立体表示されることにより、地形がエッジの効いた表現に変化しています。

Google earth の技術進化にただただ驚くばかりです。

少し視点を移動して高度を上げた例を示します。

Google earth 地形の3D表示
花見川堀割(花島付近)

Google earth 建物の3D表示
花見川堀割(花島付近)

次の絵は萱田遺跡群のゾーンをGoogle earth で表現したものです。

萱田遺跡群ゾーン表示
Google earth による

この絵を建物の3D表示にして、ゾーン表示を標高30mの高さに建物のように表示すると次のようになります。

萱田遺跡群ゾーン表示 建物の3D表示
Google earth による

ビルなどの建物とゾーンとの関係を立体的に把握できます。

人工改変が進んだ土地における歴史考古情報の表示の仕方として、このような方法は「有り」だと思います。

世の中の技術進化の加速に驚きます。

2015年9月2日水曜日

ヒートマップのカラーマップ

ある偶然で「ヒートマップ」という単語で画像検索したところ、自分が常用しているヒートマップの色ではなく、別の特定の色(カラーマップ)を使っているものが多いことに気が付きました。

世の中で流行している色の方が見栄えが良い(白色がなく分布強弱をより直感しやすい)ので、これから自分が作るヒートマップの色は流行色に変更することにします。

白幡前遺跡1Bゾーンの墨書土器分布のヒートマップ
これまでの自分が使ってきたカラーマップ(RdBu)

白幡前遺跡1Bゾーンの墨書土器分布のヒートマップ
これから使う予定のカラーマップ(Spectra110)

千葉県・茨城県(一部)の奈良時代・平安時代遺跡分布のヒートマップ
これまでの自分が使ってきたカラーマップ(RdBu)

千葉県・茨城県(一部)の奈良時代・平安時代遺跡分布のヒートマップ
これから使う予定のカラーマップ(Spectra110)

2015年9月1日火曜日

2015年8月のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とブログ「花見川流域を歩く番外編」の2015年8月の活動についてふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
●萱田遺跡群検討の第2ラウンドを終了
枢鉤(くるるかぎ)や墨書土器、土器等の検討を行い、萱田遺跡群について一通りの検討を終えました。
萱田遺跡群をゾーン別に比較して捉え、その実態のイメージを鮮明にできたと考えています。
一旦第2ラウンドの検討を区切り、より高次調査手法をもっていつか第3ラウンドの検討をしたいと考えています。

●墨書土器閲覧
八千代市立郷土博物館における墨書土器閲覧の感想をシリーズ記事に書きました。

●千葉県小字データベース
小字データベースの電子化域を21市町に拡大しました。データ数も2万を超えデータベースらしくなり、データベース活用方策について検討し、利用価値が高いことを確認し、データベース作成作業の加速を決意しました。

●GIS技術習得
8月27日に書いた記事をきっかけにして、集中的にGIS操作技術について検討しています。
GIS操作技術そのものを対象に検討してみると、これまで知らなかった各種基本的あるいは高度な技術を集中的に習得しつつあります。
今後の花見川-平戸川筋の遺跡発掘調査報告書を検討する(つまりデータ分析する)ための有用な技術を蓄積できました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
●小字入力作業改善
小字入力作業が劇的に改善した一因であるキーボードソフトの入手について記事にしました。

●Google earth proを使った空撮動画
Google earth proを使った空撮動画の可能性について検討しました。

●縦パノラマ写真
花見川風景の縦パノラマ写真について検討しました。

●GIS関連
地図太郎PLUSやQGISの利用に関する記事を書きました。

●海外地形
海外地形に関する記事を書きました。ブログ活動の息抜き、口直しとして時々海外事例に飛ぶことにします。

3 ブログ活動に関する出来事
地図太郎PLUSのバージョンアップ版(V4)を購入しました。
地図太郎PLUSで地理院地図が使えるようになりました。
またGoogle earth、QGISでも地理院地図が使えるようになり、ブログ活動におけるGIS利用の幅が急速に広がりだしました。

参考 ブログ「花見川流域を歩く」の2015年8月記事
◇はアクセス数の多かったもの、○は私自身のお気に入り。

参考 ブログ「花見川流域を歩く番外編」の2015年8月記事
◇はアクセス数の多かったもの、○は私自身のお気に入り。
花見川風景