2016年4月28日木曜日

Google Earthにおける市町村界を利用した立体グラフ

2016.04.27記事「Google earthにおけるグラフ立体表示」で、GE-Graph: Graph for GoogleEarthというソフトを使って、点情報を立体グラフとして表示できるようになることを書きました。

このソフトを使って、千葉県の市町村別境界を利用して、市町村を空中にせりあがらすような立体グラフ作成に挑みました。

ところが、このソフトは通常使うkmlファイルの構文解析能力が低く、時間ばかり浪費してしまい、実用的ではないことが判りました。

次のような方法を使えば、手作業になりますが、自分の思う通りのグラフができることに気が付きましたので、メモしておきます。

1 GISホームページ(国土交通省国土政策局国土情報課)の国土情報ダウンロードサービスから千葉県行政区域データ(シェープファイル形式)をダウンロードする。

2 シェープファイル形式ファイルをGIS(地図太郎PLUS)で表示して、kmlファイルとして書き出す。

3 書き出したkmlファイルをGoogle earthに表示する。

4 ある市町村の区域内を右クリック→プロパティで開くウィンドウの「スタイル、色」で色を、「標高」で地面に相対を選び、同時に標高をスケールで入れる。また側面を地面に延長にチェックを入れる。

これで、1市町村のグラフが出来上がりです。

市町村界を利用した立体グラフ

4の操作を必要とする全市町村(千葉県は54市町村)について繰り返す必要があります。

4の標高の記入(つまり表現したい事項の相対的な値)や色指定をExcelライクのソフトで一括してできればよいのですが、ないはずはないと思いますので、見つかっていないので、探したいと思います。

期待したGE-Graph: Graph for GoogleEarthは実用的に活用することはできません。

現時点では全て手作業です。

しかし、市町村境界を利用した立体グラフができるようになったことは、それができないことと比べると、大いに進歩したと思います。

今後、墨書土器の検討とか、小字の検討などで、このささやかなグラフ作成スキルが活用できそうです。


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