2016年6月3日金曜日

2016年5月のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とブログ「花見川流域を歩く 番外編」の2016年5月の活動についてふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

3月に完成した私家版千葉県小字データベース(角川千葉県地名大辞典付録小字一覧の電子化、File Maker版)の使い勝手を確かめるために4月末からその試用を始めましたが、いつの間にか試用の域を超えて、地名検討に熱中し始めてしまいました。

結局5月の記事は全部地名検討で埋め尽くされてしまいました。

4月に残した船尾白幡遺跡の検討の最後としての墨書土器文字検討も手つかずの状態で推移してしまいました。

これほど地名検討にのめりこんでしまったのは、単純な地名の由来(語源)を調べるという域をはるかに超えて、地名から次のようなことが判ると確信を持ち始めたからです。

●縄文時代起源の地名が現代に残っていて、地名から縄文時代の様子を知ることができる可能性がある。(「サク」地名やアイヌ語地名など)

●弥生時代の地域開発の状況が地名からわかる可能性がある。(「ヤツ」地名、「イラ」地名など)

●古墳時代の部民による地域開発が地名でわかる。(「べ」地名など)

奈良時代以降の地域開発についても、地名を手掛かりに情報を豊かにできる可能性が広がります。

つまり、地名自体を狭い意味での興味の対象にするということではなく、地名という指標を有効活用すれば考古歴史の情報を空間的に整理することができ、場合によっては新たな新発見的情報を得ることが可能となることが判ったのです。

そして、そのような地名を指標とした考古歴史情報の空間整理活動や情報の新発見活動が、千葉県小字データベースを作成したからこそできるのです。

つまり、データベースを利用できるのが現状では私だけですから、ますます検討に熱がはいっているのです。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」

散歩で得られた情報やブログ活動におけるスキルアップ関連の記事等を書きました。

3 趣味活動に関する出来事

●活動重点をブログ本編の「花見川流域を歩く」に置き、「花見川流域を歩く 番外編」は時間的余裕がなかったり、話題がなければ無理して書かないというスタイルが定着してきました。

つまり、ブログ本編により重点的にパワーを投入するようになったということです。

●これまでのブログ過去記事の中から興味が強いテーマを選んでそのエッセンスをまとめた小論文を作成し、それを掲載するサイト構築を目指しています。

そのサイト(ホームページ)のフレームを作りました。(未公開)

参考 ブログ「花見川流域を歩く」の2016年5月記事
○印は閲覧の多いもの。
参考 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」の2016年5月記事
○印は閲覧の多いもの。
4 2016年6月の活動イメージ

鏡味完二の地名層序年表の地名型の検討は最後まで行い、千葉県小字データベースの試用作業を終えるまで、とりあえずの作業を継続したいと思います。

船尾白幡遺跡の検討、さらにその次に予定している上谷遺跡検討に、地名検討と平行して、入りたいと思います。

中断が長くなると、考古遺跡検討における詳細資料扱い方スキルが失われるの、地名検討に割り込みます。

花見川風景

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