2016年6月1日水曜日

手作業による分布図作成作業の効率化

手作業による分布図作成作業の効率化についてメモしておきます。

最近はcsvファイルに緯度・経度情報を書き込み、GISにプロットすることが多くなっています。

アドレスマッチングはこの方法です。

緯度経度情報を書き込んだcsvをGISに読み込めば、正確なプロットが瞬時でできます。

一方、正確な位置情報が存在しないため、概略位置を目検討でエイヤーという掛け声とともにプロットする作業も最近行っています。

古代郷名のGISプロットです。

古代郷名は比定地の情報がかなりありますが、○○市△△町という程度の茫漠とした位置情報です。

この概略位置プロットをストレスなく、効率的に行えるようになりましたので、記録しておきます。

以前は机の上に図書や紙資料を広げて、あちこち見ながらGISにプロットしていたのですが、モニター4画面をフル活用して、画面上の操作だけでプロットできるようにしました。

プロット精度は替わりませんが、心理的にはストレスが大きく減じました。

作業の効率化が図られ、いくらでも作業できる気持ちになります。

4画面を使った手作業分布図作成作業の効率化

この効率化のカギは、分厚い図書「千葉県の歴史」の付録の資料をIllustratorをつかって簡易データベースにしたことにあります。

スキャンして、それを単純にIllustratorに張り付けただけですが、アートボードを使って3国別に分け、またレイヤーをつかって見やすくするためなどの書き込みが自由にできます。

Illustratorをつかった古代郡・郷の簡易データベース

4画面を見ながら、プロットすべき古代郷名確認→その郷名の比定地確認→比定地のGoogle Mapにおける検索→Google Mapを見ながらその位置をGIS上にプロットが効率的にできます。

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