2019年2月12日火曜日

Photoshopワープ機能による旧版図図郭線整形

旧版図をQGISにプロットする際に生じる旧版図図郭線の不整形による不都合の修正にPhotoshopワープ機能が有効であることに最近気が付きましたので、メモします。

旧版図(大正年間など戦前のもの)の図郭界線が凹曲線あるいは凸曲線になっている場合があります。旧版図原本(紙)が伸縮したり皺がついたため、電子原本にそれが表現されてしまっているからです。

旧版図図郭界線の凹曲線にイメージ
実際の例ではなく、イメージのために作画したものです。実際の現象はきわめてミクロな現象(紙上で1~2㎜以下)です。

この図郭界線凹曲線(凸曲線)を修正しないとその旧版図をGISにプロットしたとき、隣接図郭との間に隙間が生れてしまい不都合が生じます。

隣接図郭との間に隙間が生れた例

この凹曲線(あるいは凸曲線)を修正するのにPhotoshopワープ機能が有効です。

Photoshopワープ機能で凹曲線を直線に修正している様子
実際の例ではなくイメージのために作画したものです。

隣接図郭との間の隙間を除去した様子

直線が斜めになる不整形はPhotoshop自由変形機能で修正できることは以前から知っていたのですが、曲線不整形の修正をワープ機能で出来ることを知り、旧版図のQGISプロットに問題が無くなりました。

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