2015年9月22日火曜日

Illustrator→QGISは今後の課題

2015.09.09記事「はじめてのQGIS→Illustrator出力」で、地図太郎ファイル→QGISファイル→dxfファイル書き出し→pdfファイル印刷→Illustrator読み取りができることを確かめました。

反対にIllustratorファイルをQGISに読み込む試行をしてみました。

IllustratorファイルをGISに読み込む専用ソフトが市販されているようですが、それは持っていません。

Illustratorファイルの内、必要な部分(萱田遺跡群のゾーン区分図)を赤線にした画像ファイルをつくり、QGISでジオリファレンス(位置合わせ)してgeotiffファイルにしました。

そのgeotiffファイルをQGISに読み込みました。

geotiffファイルをQGISに読み込んだ状態

QGISでラスタ→変換→ポリゴン化(ラスタのベクタ化)をクリックして、ベクタ化しました。

ベクタ化した状態

一見もっともらしい絵になっています。

これを拡大すると次のようなベクタになっていました。

ベクタ化した状態(拡大)

Illustratorでラインとして描いたところが網目状のライン集合になっています。

この状態で「ジオメトリを簡素化」すると次のような状況になります。

「ジオメトリを簡素化」した状態

どこかに条件設定ミスや操作上の勘違いがあるのかもしれませんが、このような状況ではIllustrator→QGISは実用にできません。

最初のIllustrator画を線画ではなく、塗りつぶしにしてから作業してもほとんど同じ結果になりました。

Illustrator→QGIS(さらに→地図太郎PLUS)が不可欠な作業になるようことはあまり考えられませんから、現時点では残念ながら実用化できる操作技法習得は将来の課題にしておきます。

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