2017年7月10日月曜日

GE-Graphのデータ入力方法

GE-Graph: Graph for GoogleEarth v 2.2.21を西根遺跡や大膳野南貝塚で使いだし重宝しています。
情報を立体グラフにできるとプレゼンだけでなく、思考刺激にもなります。
遺跡内の1mとか2m、場合によっては数10cmはなれた地物を正確にGoogle earth proで表現して立体グラフにできるのですから感心します。

この精細な立体グラフを描ける様になるために越えたハードルが1つありましたのでメモしておきます。

1 入力ファイル(入力データ)
入力ファイル(入力データ)は次のように、ID、緯度、経度、数値の順に並んだタブ区切りテキストになります。(csvファイルではなぜか入力できません。)

入力ファイル(入力データ)例

2 ファイル入力の場合
ファイル入力すると次のように緯度、経度の桁が小数点以下4桁に丸まっています。

ファイル入力した場合のGE-Graph画面

このままkmlファイルを出力するとそれは次のような画面になります。

ファイル入力して生成したkmlファイルの画面

16グリッドが1つのグリッドに統合しているようなグラフになっています。
緯度、経度の桁が少ないので、精細なグラフは作成できないのです。
1mとか2mとか数10cmの距離ではなく、数100m、数kmなど以上の距離が離れた地物を表現するならばファイル入力でも構わないことになります。

3 Paste grid from clipboardの場合
入力ファイル画面でCtrl+A→Ctrl+C操作して、次にGE-Graph画面の「Paste grid from clipboard」をクリックするとGE-Graphにデータがコピーされます。

Paste grid from clipboardした画面
緯度、経度の桁がデータ通り8桁になっています。

これでKmlファイルを出力して画面にすると次のように正しい画面になります。

Paste grid from clipboardで生成したkmlファイルの画面(2m×2mグリッド)

ファイル入力はブラジル全土のグラフなど大陸的空間を意識して設計されているようです。

Paste grid from clipboardなら数10cmの距離でも表現できます。



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