しかし、いろいろ作業しておめおめと引き下がるのも悔しいことです。
何とかモノにできないか考えてみました。
そして今朝、寝床の中で半ば夢のなかで、改善できるに違いないという発想が浮かびました。
ポリゴンを生でオーバーレイしたから収拾がつかなくなったのであり、周辺地物の中に旧流路をはめ込んだラスター画像をオーバーレイすれば位置関係の判断ができるに違いないという発想です。
早速作成してみました。
西根遺跡旧流路を周辺地物に埋め込んだラスター画像を標高5m間隔でオーバーレイしてみました。
西根遺跡旧流路オーバーレイ
オーバーレイは縄文時代(流路1)を一番上にして時代順で次々に下に配置して、現河川を一番下つまり地表に置いています。
レイヤーは半透明にしています。
これを一番上から、1枚1枚めくりながら見ていきました。
一番上は縄文時代後期主体 流路1
一番上は古墳時代前期以前 流路2
一番上は古墳時代前・中期 流路3
一番上は古墳時代後期~奈良時代前半 流路4
一番上は奈良時代後半~平安時代 流路5
一番上は中・近世 流路6・流路7
全流路の同一平面表示
旧流路の位置が時代毎に比較できることと、1枚1枚めくっていくことにより、時代変遷を捉えることができます。
レイヤー重層表示の改良成功です。
レイヤーを1枚1枚めくりながら、これまで全く気が付かなかった旧流路変遷に関する重大な情報に気が付きました。
私が、あらたな重大情報に即座に気が付いたこと自体がGoogle earth proレイヤ重層表示の有効性を証明しています。
Google earth proレイヤー重層表示はアイディアを生み出す源泉になります。
レイヤー重層表示で新たに気が付いた旧流路変遷関連情報は、ツール開発の例としてではなく、西根遺跡検討そのもののコンテンツとして紹介したいので、ブログ「花見川流域を歩く」本編に早速記事として書きます。
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