2018年8月14日火曜日

世界行政界地図データベースGADMを知る

世界行政界地図データベースGADMの存在をしました。

GADMの表紙

世界230か国別に国境界、州(県)境界、基礎自治体境界のラスター地図、ベクター地図を入手することができます。

メキシコ合衆国を例にみてみます。

●ラスター地図
メキシコ全体地図、あるいは州境界入り地図で白図(実際はグレー図)、標高分布図、降水量分布図、夜間光分布図をそれぞれ2つのパターン(周辺陸地の有無別)でダウンロード(chromeの場合ドラッグ&ドロップ)できます。
さらに州別地図を対象にしてそのままあるいは基礎自治体境界入りで白図、標高区分図、メキシコの中の位置図をダウンロード(chromeの場合ドラッグ&ドロップ)できます。

ラスター地図画面の1例

●ベクター地図
Geopackage、Shapefile、R(sp)、R(sf)、kmzの5種類のファイルをダウンロードできます。

ダウンロード画面
私が使うShapefileには国全体地図、州境界地図、基礎自治体境界地図の3つのデータが内包されています。

国全体地図のQGIS表示

州境界地図のQGIS表示

基礎自治体境界地図のQGIS表示
各地図には属性テーブルが付属していますから州名や基礎自治体名などの情報を得ることができます。またこの属性テーブルを利用して自分好みの色分け統計分布図などを作成することもできます。

基礎自治体境界地図の属性テーブル

遺跡見物でカンクンに宿泊したことがありますが、そのカンクンに関連する2つの基礎自治体を属性テーブルを利用して表示すると次のようになります。

カンクンに関連する2つの基礎自治体のQGIS表示

世界のあちこちを対象にGoogle Earth Engineなどを使って空間分析活動を行っている人々はこのGADMサイトを重用しているようです。
データは3~4ヵ月で更新されていると説明されています。
なお、日本のデータもありますが国土地理院サイトのデータの方がより正確だと思います。

……………………………………………………………………
参考 GADM掲載230か国
Afghanistan, Akrotiri and Dhekelia, Åland, Albania, Algeria, American Samoa, Andorra, Angola, Anguilla, Antigua and Barbuda, Argentina, Armenia, Aruba, Australia, Austria, Azerbaijan Bahamas, Bahrain, Bangladesh, Barbados, Belarus, Belgium, Belize, Benin, Bermuda, Bhutan, Bolivia, Bonaire, Saint Eustatius and Saba, Bosnia and Herzegovina, Botswana, Bouvet Island, Brazil, British Indian Ocean Territory, British Virgin Islands, Brunei, Bulgaria, Burkina Faso, Burundi Cambodia, Cameroon, Canada, Cabo Verde, Caspian Sea, Cayman Islands, Central African Republic, Chad, Chile, China, Christmas Island, Clipperton Island, Cocos Islands, Colombia, Comoros, Cook Islands, Costa Rica, Côte d’Ivoire, Croatia, Cuba, Curaçao, Cyprus, Czechia Democratic Republic of the Congo, Denmark, Djibouti, Dominica, Dominican Republic Ecuador, Egypt, El Salvador, Equatorial Guinea, Eritrea, Estonia, Ethiopia Falkland Islands, Faroe Islands, Fiji, Finland, France, French Guiana, French Polynesia, French Southern Territories Gabon, Gambia, Georgia, Germany, Ghana, Gibraltar, Greece, Greenland, Grenada, Guadeloupe, Guam, Guatemala, Guernsey, Guinea, Guinea-Bissau, Guyana Haiti, Heard Island and McDonald Islands, Honduras, Hong Kong, Hungary Iceland, India, Indonesia, Iran, Iraq, Ireland, Isle of Man, Israel, Italy Jamaica, Japan, Jersey, Jordan Kazakhstan, Kenya, Kiribati, Kosovo, Kuwait, Kyrgyzstan Laos, Latvia, Lebanon, Lesotho, Liberia, Libya, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg Macao, Macedonia, Madagascar, Malawi, Malaysia, Maldives, Mali, Malta, Marshall Islands, Martinique, Mauritania, Mauritius, Mayotte, Mexico, Micronesia, Moldova, Monaco, Mongolia, Montenegro, Montserrat, Morocco, Mozambique, Myanmar Namibia, Nauru, Nepal, Netherlands, New Caledonia, New Zealand, Nicaragua, Niger, Nigeria, Niue, Norfolk Island, North Korea, Northern Cyprus, Northern Mariana Islands, Norway Oman Pakistan, Palau, Palestine, Panama, Papua New Guinea, Paraguay, Peru, Philippines, Pitcairn Islands, Poland, Portugal, Puerto Rico Qatar Republic of the Congo, Réunion, Romania, Russia, Rwanda Saint-Barthélemy, Saint-Martin, Saint Helena, Ascension and Tristan da Cunha, Saint Kitts and Nevis, Saint Lucia, Saint Pierre and Miquelon, Saint Vincent and the Grenadines, Samoa, San Marino, São Tomé and Príncipe, Saudi Arabia, Senegal, Serbia, Seychelles, Sierra Leone, Singapore, Slovakia, Slovenia, Solomon Islands, Somalia, South Africa, South Georgia and the South Sandwich Islands, South Korea, South Sudan, Spain, Sri Lanka, Sudan, Suriname, Svalbard and Jan Mayen, Swaziland, Sweden, Switzerland, Syria Taiwan, Tajikistan, Tanzania, Thailand, Timor-Leste, Togo, Tokelau, Tonga, Trinidad and Tobago, Tunisia, Turkey, Turkmenistan, Turks and Caicos Islands, Tuvalu Uganda, Ukraine, United Arab Emirates, United Kingdom, United States, United States Minor Outlying Islands, Uruguay, Uzbekistan Vanuatu, Vatican City, Venezuela, Vietnam, Virgin Islands, U.S. Wallis and Futuna, Western Sahara Yemen Zambia, Zimbabwe

2018年8月12日日曜日

エクスプローラーを縮小・移動しようとするとフリーズする現象の解決

エクスプローラー(Windows10)を縮小しようとしたり移動しようとすると画面が短冊型になり点滅してフリーズする現象に見舞わられてしまいました。

エクスプローラーを縮小・移動しようとするとフリーズする現象
色々試したのですが治りません。時間浪費にイライラします。
WEBで同様の相談と解答があるページがいくつかあるのですが、自分に役立つ情報を得ることはできませんでした。
エクスプローラー画面はモニター4枚の中のあちこちにいつも4~5程度立ち上げていて、ファイルの移動・コピーをしょっちゅう行っていますから、これを自由に操作できないとなると趣味活動のスピードが急落します。

しかし、偶然次のような解決策を見つけました。

エクスプローラーの「ファイル→新しいウィンドウを開く→新しいプロセスで新しいウィンドウを開く」で開いたエクスプローラーはフリーズしないことを発見しました。

この解決策が一般的な解決策であるのか、自分の特殊な環境における特殊な解決策であるのかは判りませんが、とにかく趣味活動に戻れたのでラッキーです。

追記
WEBでいろいろ調べているなかで次のショートカットキーの存在を知りました。
win+↓ エクスプローラー画面を1/2にする(さらに同じ操作をすると1/4→最小化)
win+↑ エクスプローラー画面を全画面にする(あるいは状況に応じて別の機能)
win+→ エクスプローラー画面を右サイドに寄せる
win+← エクスプローラー画面を左サイドに寄せる
状況によりこれらのショートカットキーの効果は少し異なります。その違いを言葉で説明するのは大変なことですが直観的、操作的にはすぐ理解できます。
このショートカットキーを使いこなせば4枚のモニターにより多数のエクスプローラーやアプリ画面を配置できて、より効率的な操作ができるようになりそうです。

2018年8月9日木曜日

デジタル標高地形図の存在を知る

地理院サイトを覗いている時、偶然にデジタル標高地形図が公表されていることを知りました。
千葉市周辺も作成されていますのでurlを取得してXYZ接続によりQGISにすぐ表示できました。

デジタル標高地形図 千葉市周辺
これまで使っていた色別標高図は千葉市付近の色合いが同じで単調な地図になるのですが、デジタル標高地形図は色合いが鮮やかなのでいろいろな場面で使えそうです。
関東では千葉市周辺を含めて36種類が公表されています。

デジタル標高地形図 花見川付近
色別標高図と異なり地形図としての情報と河川が強調表示されています。

参考 色別標高図

参考 色別標高図 花見川付近

デジタル標高地形図は地理院サイトの地理院タイル一覧からアクセスできてそのurlを取得できますからQGISですぐに使えます。またデータのダウンロードもできます。

地理院タイル一覧の画面

QGIS3.2への地理院地図(タイル)表示方法は2018.05.25記事「QGIS3.0.3を試用してみる」参照

2018年8月8日水曜日

技術メモ 遺構配置図のGIS読み込み

発掘調査報告書に収録されている遺構配置図のGIS読み込み方法をメモしておきます。今現在はどんな地図でもGISに読み込みできる技術的自信がありますが、2~3か月もたつとその方法を忘れてしまい、このようなメモが大いに役立ちます。

1 遺構配置図のスキャン・調整
発掘調査報告書収録遺構配置図をスキャンしてjpgファイルにして、Photoshopで正立、画像鮮明化、グレースケールモード化等の調整をします。

2 座標系の確認とジオリファレンスポイントの設定

座標系の確認とジオリファレンス用ポイントの設定
例(六通貝塚)の座標系は平面直角座標系(9系)であることが発掘調査報告書に記載されています。図面に座標値が記入されていることが確認できます。
なお、六通貝塚では平成14年以前から発掘調査が行われていたので測地基準系が現在使われている世界測地系ではなく日本測地系であることが判断できます。
この例ではメッシュ交点の座標値が正確に判りますから、任意のメッシュ交点5点をジオリファレンス用ポイントとして設定しました。

3 ジオリファレンス用ポイントの座標値を読み込む

ジオリファレンス用ポイントの座標値を読み込む
図面に記載されている座標値からジオリファレンス用ポイントの座標値を読み込みます。

4 日本測地系→世界測地系に座標値を変換
地理院サイトにある日本測地系-世界測地系変換ページで座標値を世界測地系に合うように変換します。

地理院サイト内測地系変換ページ

世界測地系に変換した座標値
世界測地系に合わせた座標を用いて平面直角座標系(9系)で遺構配置図画像ファイルをQGISにジオリファレンスすれば、特別な問題がなければ画像ファイルを正確にQGISに読み込むことができます。

5 たまたま生じた問題
例(六通貝塚)の画像ファイルをジオリファレンスによりQGISに読み込むと下図緑図のように正確にプロットできません。

例(六通貝塚)を手順通り読み込み生れた問題(緑図 正確にプロットできていない)
GIS上で地図地物の座標差分を測定するとY座標、X座標ともに60mずれていることがわかります。
図面のメッシュ(20m×20m)に座標値を書き入れる時に3メッシュ分(60m分)ずれたことが想定できます。平面直角座標系(9系)の座標値は原点からの距離(m)で表現されていますが、緯度経度と違い数値そのものに馴染みがなく、確認が困難であるため図面作成作業の中でのケアレスミスで3メッシュ分ずれてしまったと想定できます。

6 発掘調査報告書のミスの補正
発掘調査報告書の座標値ミスを補正して世界測地系に再度変換した正確な座標値を求めました。

座標値ミスを補正してから世界測地系に変換した正しい座標値

7 QGISジオリファレンス
QGISジオリファレンス画面に画像ファイルを読み込み、設定したポイントをクリックして正しい座標値を書き込み(コピペ)します。

QGISジオリファレンス画面
この操作により画像ファイル(遺構配置図)をQGISに正確に読み込むことができました。

2018年8月4日土曜日

2016.02.17記事「50年以上ぶりの単語帳購入・利用」追伸

2016.02.17記事「50年以上ぶりの単語帳購入・利用」でファイル名自動生成装置として単語帳を購入したことを記録しました。

アルファベットを書いた単語帳 2016.02.17記事「50年以上ぶりの単語帳購入・利用
ブログ活動でファイル名を入力する必要は絶えず生まれます。そこで、a、b、cというファイル名を使いアルファベットを全部使った後はaa、ab、acというファイル名を使えば当分ファイル名は枯渇しないだろうと考えました。
実際はmから始めて1巡した後はmr→nr→orと進めました。
そして本日mqを使い24+24×24=600の文字資源を使い切りました。

アルファベットを書いた単語帳 2018.08.04
実際はmr1、mr2、mr3とさらに分割している場面が多いのでおそらく1000をはるかに超えるファイル名を2年半で単語帳を使い利用してきたことになります。
単語帳を使うというアナログな方法が大変便利であったので敢えて記事として記録しました。
今後はmrr→nrr→orrという順番で文字資源を活用することにします。

2018年7月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2018年7月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
7月は大膳野南貝塚学習の中間とりまとめに集中し、とりまとめを完結することができました。また今後の学習活動の方向も展望しました。記事は全部で23編書きました。
大膳野南貝塚中間とりまとめは次の10項目で行い、それぞれペーパー(論説)の体裁にしてpdfで公表するとともに、集成編も作成公表しました。

●大膳野南貝塚学習中間とりまとめpdf
1 漆喰貝層有無2集団の関係
2 諸磯・浮島2集団の関係
3 集落消長の理由
4 貝塚・集落の構造
5 貝殻・獣骨・土器片出土の意義
6 埋葬の様相
7 竪穴住居祭壇の様相
8 狩猟方法イメージ
9 個別テーマ
10 背景学習
1~5は6月に公表、6~10は7月に公表

1~10の集成とりまとめ「大膳野南貝塚学習の中間とりまとめ資料(pdf、8MB 62ページ)7月公表
公表ペーパーはサイト「考古と風景を楽しむ」にも掲載しています。

中間とりまとめを終えて次のような感想を持ちました。
ア 社会の階層化
漆喰貝層有無2集団の関係分析により大膳野南貝塚後期集落に階位が異なる2集団が共住していたという仮説を深めることができました。これが学習の最大成果であると考えます。この仮説は社会の階層化が進んでいることを示しますが、大膳野南貝塚だけの特殊事例でなく近隣遺跡も同じような状況であったと思考を拡大できますから、近隣遺跡学習の強力な視点、興味を獲得できたことになります。
イ 趣味としての発掘調査報告書分析活動
・「趣味としての発掘調査報告書分析活動」が自分のなかでは確立できると確信できました。特に発掘調査報告書の情報をデータベース化して利用しやすくしたり、その情報を遺跡内空間を対象にしたGIS展開による空間分析を行うことにより、豊かな情報を汲み取ることができることを体験し実証できました。
ウ 発掘調査報告書の充実
・発掘調査報告書における現場から得ている情報の精緻さ、膨大さとその徹底した正確整理に敬服しました。発掘調査報告書が一つの小宇宙であるような印象すら持ちました。発掘現場作業、整理分析作業、報告書とりまとめ作業ともに手慣れたプロの仕事であると感じました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」の学習記事など10編を書きました。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩記事を23編書きました。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
Geomorphology from spaceの乾燥地形学習記事など8編を書きました。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
山田康弘・国立歴史民俗博物館編「縄文時代 その枠組み・文化・社会をどう捉えるか?」(2017、吉川弘文館)の学習記事を8編書きました。この図書は大膳野南貝塚学習を進める上でも参考になっています。

6 8月活動のイメージ
大膳野南貝塚学習を踏まえて8月の活動は次の2点を相乗的効果を期待して行う予定です。
ア 私家版暫定版GIS連動千葉県遺跡データベースのプロトタイプの構築
既に手持ちで「ふさの国文化財ナビゲーション」(千葉県)ダウンロード情報等がありますので千葉県全体のデータベースをかたちにしてしまい、それを素に主に縄文時代学習ツールに力点をおいたデータベースをつくります。データベースには「千葉県の歴史 資料編 考古1(旧石器・縄文時代)」(千葉県発行)に収録されている遺跡事例や「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行)に収録されている貝塚情報等を収録して効率的に利用できるようにします。
イ 大膳野南貝塚近隣遺跡の学習
大膳野南貝塚学習で得た仮説や興味を近隣遺跡に投影して検討学習します。とりあえず近隣遺跡発掘調査報告書をざっと読んでみて、大膳野南貝塚で得た仮説を適用できそうかどうか予察してみます。こうした検討もデータベースに取り込み私家版データベースとしての価値(自分にとっての価値)を高めたいと思います。

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2018年7月記事
〇は閲覧が多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2018年7月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2018年7月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2018年7月記事
花見川風景


2018年7月27日金曜日

世界は一つの干拓地

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 23

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)を読んでその抜き書きをしたり、感想をメモしたりしています。この記事では「第4部将来に向けて 第16章世界は一つの干拓地」の感想をメモします。
この第16章が本書の結論になります。なお「追記アンコールの興亡」は別記事とします。

1 世界は一つの干拓地
本書の結論を次の項目で詳しく述べています。
・とりわけ深刻な”12の環境問題”
・問題解決と社会の持続可能性
・ロサンゼルス生活と環境問題
・反論への反論-問題から目をそむける数々の定説の検証
・過去と現在-その相違と相似
・希望の根拠-慎重な楽観主義者として

2 とりわけ深刻な”12の環境問題”
次の12の環境問題を詳しく説明しています。
・自然の生息環境
・野生の食糧源
・生物の多様性
・土壌
・エネルギー
・真水
・光合成能力
・毒性化合物
・外来種
・温室効果ガス
・人口増加
・一人当たりの環境侵害量

一人当たりの環境侵害量で例示されている世界夜景地図 ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用 

3 反論への反論
深刻な環境問題は全部を解決しないと解決にならないという考えが著者の基本にあり、ロサンゼルスでの生活を例にして身近な問題としてその解決必要性を著者は述べています。
そして、問題解決に抵抗する次の反論への反論を詳しく述べています。著者の考え方つまり文明崩壊に立ち向かう考え方が具体的にわかる記述となっています。
●〝環境と経済の兼ね合いが肝心〟
●〝科学技術が問題を解決してくれる〟
●〝ひとつの資源を使い果たしたら、同じ需要を満たす別の資源に切り替えればいい〟
●〝世界の食糧問題というものは存在しない。食糧はすでにじゅうぶんにある。われわれはただ、その食糧を必要な場所へ届けるための輸送問題を解決すればいい(エネルギーについても同様)〟
●〝世界の食糧問題は、コメその他の多収穫品種を生み出した「緑の革命」によって解決済みだ。そうでなくても、遺伝子組み換え作物によって解決するだろう〟
●〝個人の寿命、健康、財産――経済学用語で言うとひとり当たり国民総生産――などの常識的な指標で見れば、生活条件は何十年ものあいだ向上し続けている〟
●〝ちょっと周りを見渡してみても、芝生はまだ緑で、スーパーマーケットには食品があふれ、蛇口をひねればきれいな水が出てきて、崩壊が忍び寄っている気配などまったくない〟
●〝過去に何度、環境保護論者たちの大げさな破滅の予言がはずれてきたことか。もうそんなものには踊らされない〟
●〝世界の人口の増加率は落ちてきているのだから、人口問題はおのずから解決しつつある。このまま行けば、現在の人口の二倍以下のレベルで落ち着くだろう〟
●〝世界は増えゆく人口を無限に吸収できる。人が多くなればなるほど、多くのものが創り出され、ひいては富が増えるのだから、それは望ましいことだ〟
●〝環境への配慮は、先進国の気楽な金持ちにだけ許される贅沢で、貧苦にあえぐ第三世界の住民にそういうものを押しつけるべきではない〟
●〝環境問題が絶望的な結末を迎えるとしても、それは遠い将来のことで、自分は死んでいるから、真剣に考える気になれない〟

4 過去と現在-その相違と相似
過去の文明崩壊と現代人が向き合っている文明崩壊の大きさの違いについて次のように述べています。
そう、過去の社会が置かれた状況と今日のわたしたちの状況とのあいだに大きな差があることは事実だ。いちばんはっきりした差は、わたしたちがはるかに大きな人口をかかえていて、環境を侵害する力のある科学技術をはるかに多くかかえていることだろう。六十億を超える人間が、ブルドーザーなどの重機や原子力で武装しているのだ。それに比べて、イースター島では、最高でも数万の住民が石の鑿と人間の筋力を振るっていたに過ぎない。なのに、イースター島民は自分たちの環境を痛めつけ、自分たちの社会を崩壊の瀬戸際まで追い込むことができた。この差は、わたしたちにとって、危険を小さくするどころか、大きく膨らませる要素だと言える。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用 
著者は地球規模での文明崩壊を懸念しています。

同時に個別地域での崩壊も次のデータを示して説明しています。

政治問題を内包する社会と環境問題を内包する社会 ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用 

同時にオランダやティコピア島、江戸時代日本の例をあげ世界が相互依存社会になっている様子を述べています。
そういう利害の衝突を最小限に抑えようと努めている社会の好例が、オランダだろう。オランダ人はおそらく、世界でいちばん環境保護意識の高い国民であり、環境団体への加入率も高い。
オランダ人はみんな、ポルダーで肩を寄せ合っているんだ。金持ちは安全な堤防の上に住んで、貧乏人はポルダーのいちばん底、というようなことはない。堤防とポンプがだめになれば、みんないっしょに溺れてしまう。
今日の世界は、ティコピア島や江戸時代の日本と同様、全体がひとつの自足し孤立した社会集団なのだ。ティコピア島民や日本人のように、わたしたちは今、助けを仰いだり、問題を輸出したりする相手(ほかの島、ほかの惑星)などないということを認識しなくてはならない。手持ちの方策、内部の努力で切り抜けていくしかないということだ。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用

5 希望の根拠
最後に迫る地球規模の文明崩壊に対して、その問題が解決不能の問題ではないことと、現代では過去の失敗に学ぶ機会に恵まれていることを述べています。

6 感想
ア この図書を読んで地球規模の文明崩壊が10年とか20年とか30年とかくらいの時間後にあり得ることに現実感を持つことができました。
イ この図書で扱われている事例は全て農業社会以降の例であり、余剰生産物が生れ社会の階層化が進んだ事例であることに気が付きました。日本の考古歴史でいえば弥生時代以降の文明崩壊(社会崩壊)にこの図書の分析方法を適用できると考えます。
奈良平安時代下総台地の開発集落崩壊検討でこの図書の考え方を参考にしましたが理にかなった検討であったとふりかえります。(「奈良・平安時代に開発した印西の船穂郷(戸神・船尾)の謎~大結馬牧の姿が見えてきた~」参照)
ウ もともと縄文時代集落消長の要因を知る参考にこの図書が利用できないだろうかと考えて読みだした図書です。そういう意味では参考にはなりますが直接的に期待した結果はありませんでした。縄文時代集落の消長(崩壊)の参考文献にこの図書はならないことがわかりました。余剰生産物のない、自然法則がより直接支配する社会の消長を扱った参考文献を見つけたいと思います。

2018年7月21日土曜日

大企業と環境

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 22

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)を読んでその抜き書きをしたり、感想をメモしたりしています。この記事では「第4部将来に向けて 第15章大企業と環境-異なる条件、異なる資源は誰のものか?」の感想をメモします。

1 大企業と環境-異なる条件、異なる資源は誰のものか?
この章では次の項目に従い、筆者の体験を中心に大企業の環境破壊あるいは大企業の優れた環境対策について詳しく記述しています。日本語で読む大企業と環境に関する多くの文章とは一味も二味も異なる内容です。筆者のグローバルな体験が生み出したあるべき企業観は説得力のあるものです。
・ふたつの油田地帯
・石油会社による環境保護
・鉱業がもたらす環境破壊と汚染
・企業間で異なる環境への取り組み
・林業がかかえる問題
・森林管理協議会の成果
・遠洋漁業と環境問題
・企業と公共性-一般市民はどう関わる?

2 企業と公共性-一般市民はどう関わる? 要約
大企業の業務慣行のひとつに、少なくとも短期的には、環境を損ない、人々を傷つけることによって最大限の利益をあげるという原理がある。
しかし、これに対して当事者ではない一般人が非難の声をあげてもなかなか変化はうみだせない。
企業は株主に対して合法的な手段で最大限の利益をあげる義務を負っているいるからだ。
企業への非難は、人々に害を及ぼして企業利益をあげるような状況を作ったのが、突き詰めれば一般市民の責任だということを無視している。
持続不能な伐採で作られた木製品を買い続けたのは一般市民だ。
狂牛病対策を5年間渋ったアメリカ食肉業界は、ハンバーガーの売り上げが急落したマクドナルドの要求に対して数週間のうちに狂牛病対策を執った。
一般市民の務めは、供給チェーンの環の中で、大衆の圧力に敏感な環を探し当てることだ。そう、食肉業者や木材業者や金鉱会社ではなく、マクドナルドやホーム・デポやティファニーという環を。
読者のなかには、人々に害を及ぼす企業の慣行に対して、わたしが最終的な責任を一般市民に負わせることに、失望したり憤ったりする向きもあるだろう。わたしはさらに、企業が健全な環境対策を採ることによって生じる付加的な経費を、通常の価格構成要素のひとつとして、一般市民が負担するべきだとも思っている。この考えかたは、企業が利益のあるなしにかかわらず高潔な規範に従うべきだという社会倫理を無視しているように見えるかもしれない。わたしは、人類の歴史の全行程において、人が血縁や地縁を持たない他人と遭遇する政治的に複雑なすべての人間社会では、道徳的原理の強制が必要とされるというまさにその理由から、政府による規制が生まれたのだと考えたい。道徳的原理を錦の御旗にするのは、高潔な行動を引き出すために必要な第一歩ではあるが、それだけではじゅうぶんとは言えない。
 わたしにとって、どんな大企業の行動にも一般市民が最終的な責任を負うべきだという結論は、けっして重苦しいものではなく、むしろ前向きの希望に満ちたものだ。わたしの結論は、誰が正しくて誰が間違っているか、誰が廉直で誰が身勝手か、誰が善で誰が悪かという倫理的なものではない。わたしの結論は、過去の見聞に基づく予測だ。一般市民が企業に違う行動を期待し、要求したとき、自分たちの望む行動を採った企業に報奨を与え、望まない行動を採る企業に苦汁を飲ませたとき、企業は変わった。わたしは予測する。過去にそうだったのと同じように、未来においても、一般市民の姿勢の変化こそが、企業の環境に対する振る舞いの変化に必須の要素となることを。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用

3 感想
「企業と公共性-一般市民はどう関わる?」の最後の引用文章はまさにその通りだと思います。自分たちの望む行動を採った企業に報奨を与え、望まない行動を採る企業に苦汁を飲ませる行動が必要です。

花見川風景 2018.07.21

 

2018年7月18日水曜日

Illustratorによる断面図計測

発掘調査報告書に掲載されている断面図の高度をIllustratorの機能を使って正確に計測できますので、図解でメモしておきます。

基準高度、スケールがある場合の断面図任意点の高度を求める方法 1

基準高度、スケールがある場合の断面図任意点の高度を求める方法 2

基準高度、スケールがある場合の断面図任意点の高度を求める方法 3
長方形グリッドツールを使って10マス×10マスの正方形表組をつくり、それを拡大縮小してスケールに合わせて配置すれば高度を正確に読み取ることができます。距離と角度は計測ツールが便利です。

2018年7月16日月曜日

社会が破滅的な決断を下すのはなぜか?

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 21

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)を読んでその抜き書きをしたり、感想をメモしたりしています。この記事では「第4部将来に向けて 第14章社会が破滅的な決断を下すのはなぜか?」の感想をメモします。

1 社会が破滅的な決断を下すのはなぜか?
文明崩壊の多数の例と成功社会の幾つかの例から社会がなぜ破滅的な決断を下すのか、次の項目に従って詳しく分析しています。
・正しい意思決定へのロードマップ
・環境問題の予期
・環境問題の感知
・合理的かつ非道徳的な行動
・環境被害に結びつく価値観
・非合理的行動が生み出す失敗
・失敗に終わる解決策
・希望の兆し-失敗の原因を理解すること

最初の「正しい意思決定へのロードマップ」で集団の意思決定を失敗にいたらしめる要因を次のように整理しています。

●集団の意思決定を失敗にいたらしめる要因
1 実際に問題が生まれる前に、集団が問題を予期することに失敗する可能性
2 問題が生まれたとき、集団がそれを感知することに失敗する可能性
3 問題を感知したあと、解決を試みることにさえ失敗する可能性
4 解決を試みたとしても、それに成功しない可能性

以下本書中で記述されている事例を列挙します。

2 集団の意思決定に失敗した事例
2-1 実際に問題が生まれる前に、集団が問題を予期することの失敗
・オーストラリアへの19世紀イギリス人入植者のキツネとウサギの持ち込み
・グリーンランドのノルウェー人がヨーロッパにおける象牙輸入によるセイウチ牙市場の消滅や海氷増大による船舶交通途絶を予見できなかったこと
・コパンのマヤ族が土壌浸食を予見できなかったこと
・(文字がないので旱魃の歴史が伝わらず)ツチャコ峡谷のアナサジ社会が旱魃に屈したこと
・(旱魃の歴史を文字にしなかったので)古典期低地マヤが旱魃に屈したこと
・アイスランド入植ヴァイキングの土壌の見誤り

2-2 問題が生まれたとき、集団がそれを感知することの失敗
2-2-1 文字通り感知できない事柄
・地力をもたらす栄養分の存否…オーストラリア、マンガレヴァ島、アメリカ南西部各地

2-2-2 遠く離れた管理者
・モンタナ州
・(現場管理者による成功した事例…ティコピア島、ニューギニア高地人)

2-2-3 振幅の大きい上下動に隠された緩やかな傾向(這い進む状態、風景健忘症)
・地球温暖化
・中世グリーンランド人(寒冷化)
・マヤ族、アナサジ族(乾燥化)
・モンタナの氷河
・イースター島の高いヤシの木

2-3 問題を感知したあと、解決を試みることの失敗
2-3-1 合理的行動(利害衝突)
・助成金によるアメリカでのサトウキビ栽培
・助成金によるオーストラリアでの綿花栽培
・モンタナ州西部の不法なカワカマス持ち込み
・モンタナ州鉱業会社の汚染放置の廃業

2-3-2 共有地の悲劇(囚人のジレンマ、集団行動の論理)
・主要海洋漁場の過剰利用、崩壊
・人が定住した島、大陸における大半の大型動物の絶滅
・(幸運例…モンタナの漁場や灌漑系の維持、江戸時代日本・インカ帝国・16世紀ドイツ公国君主による樹木管理)
・(幸運例…ティコピア島島民・ニューギニア高地人・インドカースト構成員の資源管理、アイスランド人)

2-3-3 主要消費者と社会全体の利害衝突
・熱帯雨林の商業的伐採

2-3-4 支配層と一般社会の利害衝突
・エンロンの経営陣
・マヤの王たち、ノルウェー領グリーンランドの首長たち、現代ルワンダの政治家たち
・(幸運例…オランダの政治家と大衆、ニューギニア高地人のビッグ・マンたち

2-3-5 宗教上の価値観
・宗教上の価値観…イースター島の森林乱伐、ノルウェー領グリーンランド

2-3-6 価値を失った価値観への固執
・オーストラリアの羊の飼育
・モンタナの採鉱と伐採と牧場経営の問題解決を渋る
・ルワンダ人の大きな家族を持つ理想

2-3-7 非合理的行動
・一般庶民の反感…オーストラリアタスマニア州における緑の党のキツネ導入抗議
・短期と長期動機の衝突…熱帯サンゴ礁を擁する地域の貧しい漁師、アメリカ政府の新しい指導者
・群衆心理…十字軍熱狂、チューリップ熱、魔女裁判、ナチスに煽り立てられたドイツ民衆狂乱状態、ピッグス湾事件

2-4 試みた解決策の失敗
2-4-1 問題が解決能力を超えている(法外な費用、努力が足りなすぎる、遅すぎる)
・ノルウェー領グリーンランドの破綻
・アナサジの最終的な失敗

2-4-2 外来種の問題
・モンタナ州のハギクソウ
・オーストラリアのウサギ

3 社会が常に問題解決に失敗するわけではないこと
幾つかの集団は失敗する一方、他の集団はそうならない。

3-1 失敗の原因を理解すれば大きな災いを回避することができる。
そういう理解がうまく利用された特筆すべき事例として、ケネディ大統領とその顧問団による、キューバとアメリカをめぐる連続した二回の危機に対する審議の対照性が挙げられる。一九六一年の春、彼らは浅はかな集団意思決定の罠に落ちて、ピッグズ湾への侵攻開始という破滅的な決断に及んだ。それは不名誉な失敗に終わり、はるかに危険なキューバ・ミサイル危機を招くことになった。アーヴィング・ジャニスがその著書『集団思考』で指摘しているように、ピッグズ湾事件の審議には、間違った決断を導きがちな数多くの特徴が見られた。例えば、表向きの合意の早まった察知、個人的な疑念や反対意見の表明に対する抑圧、集団の指導者(ケネディ)が意見の不一致を最小限にする方法で議論を進めたことなどだ。しかし、その後に続いたキューバ・ミサイル危機の審議では、ふたたびケネディと同じ顔ぶれの顧問の多くが関わったものの、それらの方向性を回避して、議論を有意義な意思決定に結びつく軌道に乗せることができた。その要因としては、ケネディが、疑念を捨てずに考えるよう参加者に命じたこと、好き勝手な意見が言えるまで論議を重ねたこと、複数の下位集団と別々に、会談したこと、自身が議論に影響を与えすぎないよう、ときどき席をはずしたことなどが挙げられる。
 なぜ、二回のキューバ危機の意思決定は、これほど異なる展開を示したのだろうか? 大きな理由は、ケネディ自身が一九六一年のピッグズ湾事件の大失態後に、自分たちの意思決定のどこが間違っていたのかを真剣に考え、顧問団にも真剣に考えるよう指示したことだろう。その考えに基づき、ケネディは、一九六二年の討議での顧問団の動かしかたを、意図的に変更したのだ。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用

3-2 勇気と洞察力を持った賞賛すべき指導者
江戸時代初期の将軍たちは、日本の森林乱伐をイースター島の段階に達するずっと前に食い止めた。ホアキン・バラゲールは、(いかなる動機があったにせよ)イスパニョーラ島東側のドミニカで環境保護を強硬に支援して、西側のハイチと対照的な成果をあげた。ティコピアの首長たちは、メラネシア全域でブタが珍重されていたにもかかわらず、島に損害をもたらすブタを根絶する決断を取りまとめた。中国の指導者たちは、国の人口過剰がルワンダの水準に達するずっと前に、家族計画を義務づけた。賞賛すべき指導者たちのなかには、ドイツ首相コンラート・アデナウアーをはじめとする西ヨーロッパの指導者たちも含まれる。彼らは第二次世界大戦後、このようなヨーロッパの戦争が再発する危険を最小限に抑えることをおもな目的に据え、単独の国益をなげうって、欧州経済共同体としてヨーロッパの統合に乗り出した。わたしたちは、勇敢な指導者たちだけでなく、勇敢な国民も賞賛しなければならないだろう。フィンランド人、ハンガリー人、イギリス人、フランス人、日本人、ロシア人、アメリカ人、オーストラリア人、その他の人々――彼らは、どの基本的価値観が死守に値するのか、どの価値観がもはや意味をなさないのかについて、賢明な決断を下した。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用

4 感想
この14章が文明崩壊という本書の全体要約になります。広い視野、広い知識、バランスの取れた思考に魅了されました。
問題を感知した後その解決を試みる際、短期の動機と長期の動機が衝突する非合理的行動の事例として「アメリカ政府の新しい指導者」が詳しく説明されていますが、現在のトランプ大統領の行動そのものを説明しているようで、特に感心しました。

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